僕の物語 -3ページ目

僕の物語

これは僕の日常の話。

 それはサカキとの会話から始まった。

サカキとは高校からの同級生で同じサッカー部出身だ。

西荻窪にある小さな居酒屋で3杯目のカンパリソーダを飲みながら

彼は話し出した。

 

「俺な、夜中にトイレに目覚めるとやることがあるんだよ。」

深刻な顔をしている。

 

「何をやるんだよ。」

 

「…覗くんだ。」

 

「覗く?」

 

「玄関の覗き窓」

 

一瞬しんとなる、しかし案外面白そうだったので続けてもらうことにした。

 

「それで?」

 

「真夜中、誰もいないはずだろ?玄関の向こう。」

 

「うん。」

 

「覗くわけ。」

 

「うんうん。」

 

「そしたら…。」

 

「うんうんうん。」

 

「誰もいないんだよ!」

どーん!みたいな顔をして言った、ドヤ顔ってやつだ。

 

「…なんだよ。」

 

「ばーか誰かいたらヤバイだろうが、遊びだよ、あ、そ、び。」

 

そんな会話を思い出した深夜2時、僕はトイレに行くためベッドを出た。

トイレから出ると、玄関が気になった。

 

(覗いてみるか)

 

覗き窓に近づきそ〜っと覗いてみた。

 

(!!!)

 

つづく