76カンヌ国際映画祭

グランプリ

第96回アカデミー賞

国際長編映画賞

音響賞の2部門を受賞

さらに『落下の解剖学』の

ザンドラ・ヒュラーが主演とくれば

映画ファンなら絶対に観ておきたい

関心領域

(原題The Zone of Interest)を観た!

 

 

ネット上で賛否両論

超傑作との評価もあれば

退屈ネタ

予告で知った前情報を

超える事は皆無!

酷評する声も多し!

 

 

ールや温室もあり

花が咲く大きな庭もある豪邸!

メイドも雇う裕福な家庭!

そこは、壁一枚隔てると

アウシュビッツ収容所だった!

 

脱走した捕虜が家に侵入し

家族を人質に立て籠もるとか

家族が捕虜をこっそりかくまったり

逃す手助けを極秘に行うといった

ドラマか皆無

 

ただただ、平穏

生活するだけを描いた本作品を

面白くない!と感じる方の気持ちや

この作品を悪く言うと

【わかってない】と

マウントをとられそうで嫌だけど

ただただ、退屈だったのよ~な

方の気持ちはわかります!

 

良く、肥後橋アワーズルーム

皆で古い映画を観るイベントに

参加してるとかなりの確率で爆睡し

何時の間にか『ドクタースリープ』と

言う名前を頂戴する私も

確かに、今回も寝オチするのではと

心配しておったですが!

 

私は、観る前に

以前、劇場で観た

アウシュビッツリポート

 

 

サウルの息子

 

 

をDVDで見直した後に

音響もバッチリの新装開店した

テアトル梅田で観たので

1時間45分本当にあっと

言う間でした!

いやー凄い傑作

 

 

冒頭もそーだし

途中何度も

あれ!?フイルム故障!』と思う程

真っ黒な画面や

真っ赤の画面で

ずっと静止する時間が続いたり

音が凄いの前評判で先に

サントラを買って聞いた人が

購入したのを後悔する程

不気味な音が流れる!

 

一切画面には登場しないが

電車が到着し、沢山の人が

建物の中に入れられる音!

 

高熱の轟音で何かが焼かれる音

 

銃声!

 

泣きわめく声!

 

兎に角

ぜひ、映画館で観て欲しい

音が重要なテーマの作品に

間違いありません!

 

途中、良いところだからと

田舎から家に来た母親が

余りにも辛過ぎて

数日で帰ってしまう環境で

健やかに育つ子供たち!

 

また、家族で川遊びしてる時に

恐らく、捕虜の死体の一部を

釣り上げてしまった時や

 

ユダヤ人女性と極秘に

チョメチョメした後に

この一家の長である

ナチスの幹部がとる行為を

はじめ、人間が一番怖いを

表す場面がガンガン炸裂!

 

 

それに、イチイチ説明は無いです!

でも、どのホラーよりも

恐ろしい、この作品!

 

 

ぜひ、劇場でご覧い頂けたらと

思う次第です!

   【完】