現在、東京の新宿歌舞伎町で開催されてる
「歌舞伎町大歌舞伎」で
先日もNHKで桂枝雀が
口演するのを放送
落語作家の小佐田定雄の
新作落語
【貧乏神】を
舞台化した【福叶神恋噺】は
当然、上京する暇も金もない
私は観てないが(か、悲しい・・・)
私が大好きな上方落語の噺家
桂九雀師匠がご覧になられた!
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貧乏神も歌舞伎になると、ああなりますか。 師匠・枝雀も、喜んではることでしょう。 幕開きの曲に気付く人は、どれくらいおられるのでしょう。 先日の公演以来、涙腺がゆるくなっているので、聞いたとたんに涙ぐむ63歳(笑)
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4年前に筧利夫が桂米朝を
演じた舞台を
ご覧になられた時!
米朝事務所の
噺家さんも多数出てるのに
ご自信のTwitterで如何に
酷かったかを
綴られてた師匠
(私も全く同意!酷い)が
本作品を絶賛!
ネット上でも評判は上々
ああ、大阪でも
上演しないかしらと
思っておった次第ですが
この作品をぶったぎってるのが
快楽亭ブラック師匠
詳しくは↑をご参照下さいだが!
見た目は西洋人だが
誰よりも江戸っ子で
歌舞伎や時代劇を観まくってる方で
世間ではヒットした作品でも
この時代に、こんな言葉使いはしない!
ここで、この小道具はありえない!
と細かい箇所まで厳しい!
そんな、うるさ型の師匠を
面白い、いや面白過ぎると
唸らせたのが
映画”鬼平犯科帳、血闘”
はい、前置きが長くなり
過ぎたですが
私もシアタス心斎橋で
観て来ました!
かつて、今の中日ドラゴンズなんぞ
目じゃない暗黒期だった
阪神タイガースの監督を務めた
藤田平が呼ばれていた愛称
鬼平こと長谷川平蔵を
10代目の松本幸四郎が好演!
私は、実はこのファンも多い
池波正太郎原作
長年、女囚サソリの梶芽衣子が
演じた!おまさを
中村ゆりが演じ
何故、彼女が密偵として鬼平の下で
働く様になったのかを描く
ビギニング?
リブート?
リメーク?何と言うかは知らんが
旧シリーズを全く観ておらず
殆ど白紙の状態だった
超一見の観客の私も大いに
楽しめました!
これこそ、敵のボス(北村有起哉)が
幾ら、言っちゃーいけない一言を
放ったにしても
可愛がってる女おりん(志田未来)を
そんなに、簡単に殺すのか?をはじめ
ツッコミ箇所も幾つかあるが
んな事でーでも良い娯楽作品に
仕上がっております!
つーか傑作です!
池波先生のエッセイは
良く読んでまして
その中でも、
美味しそうな食べ物の話が
出て来るですが
この作品も
密偵のアジト!?な
彦十(火野正平)の店で
出て来る軍鶏鍋や
夜は盗賊だが昼間は料理人の
九平(柄本明)の出す
飲むと6人に女性とチョメ×2しても
全くもって大丈夫な精が出る
芋の酒や
芋尽くしの料理は
美味しそう!
劇中に出て来る料理を再現した
動画がゴロゴロ出て来るので
きっと、もうファンの方には
最近、ビートルズを聞いた人間が
『おい、ジョンレノンって凄いぞ!』
『味園界隈で有名の
ミウ・マッカートニーの元ネタは
ポールマッカートーニちゃうの?』
などと大騒ぎして報告する
レベルでしょうが(/ω\)
この作品を観て原作や過去の
中村吉右衛門版の鬼平を
読んだり観たくなりました!
時代劇なんて見ないぜ!と言う
若い方もぜひぜひ、ご覧頂きたい!
そんな作品です!
勿論、何度もみる一番好きな時代劇は
さいころ奉行と言う
竹内義和先生なども
ご覧頂きたい作品であります!
【完】