まるで、田舎の年に一度の
七夕祭りか！
と思う程、人の波でごった返す！
大阪道頓堀のくいだおれ人形がある
ビルの地下1階にある
道頓堀ZAZAで開催
『中島らも没後20年企画「やっぱりらもさん、〇〇やなぁ。」ー中島らも作品集ー』
初日を観て参りました！
脚本構成：大村アトム 国木田かっぱ
演出：国木田かっぱ
出演：
国木田かっぱ さとおがめら BOOK克明 森崎正弘
上田泰三 早川丈二 野田晋市 うえだひろし
長橋遼也 江村修平
入場料5000円
そうなのです！
つい最近、亡くなったと思っていたら
もう、20年経つのです！
30超えると時間の経過が早いと聞きますが
全くその通り！
※没後10周年の時に書いたブログ
↓
中島らも昇天１０周年落語会【らも噺の会】 | 沖田虎丸日記 (ameblo.jp)
今から30年前に
近鉄瓢箪山と近鉄山本の間に
ある某大学
※通称経法(包茎)大学に入学した時
演劇部の方々が
【らくごのらも】なる謎の演目の
新入生歓迎公演をされてまして
何か、観に行くのが恥ずかしかったのと
観た後、入部届を無理やり書かされるの？
と言う強迫観念に駆られ
行きませんでしたが、
看板に書かれた
原作 中島らも(らも噺より)
に何だこりゃ～！と脳裏にインプット
されたのが最初でして
その二年後に、関西小劇場ブーム
劇団☆新感線、南河内万歳一座
そとばこまち、MOTHER
ＭＯＮＯ 太陽族など
沢山の人気劇団が情報誌
(ぴあ 関西ウォーカー)
で特集され、後に自分も
その道に入るくらいハマったんですが
中でも、中島らも主宰の
リリパットアーミーと
中島らも事務所の
コント集団
かっぱのドリームブラザース
は当時、地下鉄工事のバイトで貯めた
お金で観れる限り観に行きましたよ！
さて、今回の没後20周年公演
そんな当時、私の様に夢中になった
現在、40代後半から60代くらいの
アダルトな客層で満席でした！
らもさんが亡くなった2004年の10月に
主演で映画化された
人気悪役レスラー下田牛之助が
子供の為に、格闘技系の旬の
大物外国人選手とシュートマッチ
を行う事となる！
をベースに
中島らもワールド溢れる
コントが散りばめられた
伊丹十三の映画タンポポ的構成。
台詞の中に
『今夜、すべてのバーで』
『寝ずの番』
『こどもの一生』
『頭の中がカユいんだ』
『なにわのアホぢから』
などと言った著書の題名が
しれっと挿入され
ファンにはニヤリもの！
常にトイレに行く
中島らもをオマージュした
長髪、グラサン、
スローリーな喋りの男が登場！
劇本編に無関係な様で
キーマンになるのが嬉しい限り！
(〃ノ∇ノ)
劇中あの歌詞が全編
放送禁止用語と言う伝説の名曲
『いいんだぜ』も歌唱されてました！
配信なし、DVD化なしは
この為かと思いました
(*´ｪ｀*)ﾎﾞｰ
小説、コラム、舞台、映像
音楽と多才なご活躍をされ
サブカル界を席捲した
らもエッセンスが詰まってまして
ファン歴30年の私は
自分の思い出込みで舞台を
満喫した次第ですが！
既に、物心ついた時には
らもサンは他界され
村田らむの事？と
思われてる
若い世代の
観客の方もチラホラお見受け
致しましたが
若者はどー思われたのか
感想をお聞きしたい次第です！
しかし。。蜷川幸雄だの
つかこうへいだの
辛うじて、リアタイで観れた
演劇界の巨匠達は亡くなって
歴史上の人物になってますが
中島らもさんは
今でも、天六の正宗屋や
梅田サンボアあたりに行くと
ふらっと酒を飲んでそうです！
まだまだ伝説になるのは
早いですぜと
ストロングゼロの後継の酒を
片手に梅田まで歩いて帰った夜でした！
【完】