ご献酒 ・・・ 三重の蔵元勢揃い!! | 余所モノ社長の伊賀・三重大好き日記

余所モノ社長の伊賀・三重大好き日記

三重県伊賀は青山地区にある青山ガーデンリゾートホテルローザブランカ。このホテル、バブル崩壊で所有者が3回変わり、オペレーターも私で4代目。経営変更により地元とのつながりも切れ、集客に苦戦する日々、でも、でも、と~っても素敵なホテルなんです。


内宮に三重酒造組合のご献酒、県内35蔵から80樽!!
日本酒大好き、三重大好きの余所モノ社長はテンション上がりました!!
県内35蔵の内、伊賀は7蔵・名張は4蔵あります!!
各蔵から2~3樽献納されてます。
勿の論!!  日本酒大好きの私、11蔵全てのお酒、飲みましたよ
こうなると・・・俄然、伊賀の蔵元の樽を探したくなります
80樽の向かって、右下隅にの樽には三重県の鈴木知事の名前が・・・・
その隣は、「半蔵」は太田酒造さん
専務のちひろさんは、営業熱心な女性で、当館でも取扱いは勿論、イベントでもお世話になってます。ローザブランカでお客様に飲まれる日本酒2大ブランドの一つです。
「半蔵」の隣り「名張乙女」は瀧自慢酒造さん、「瀧自慢」銘の樽も、赤目の蔵元さん。以前、静岡の磯自慢酒造さんが社員旅行でお見えの際、伊賀名張には海は無いけど、滝があるとお出ししたら、美味しい酒だと沢山飲まれてました。
右囲いの最上段、翁の文字は「黒松翁」の森本千右衛門商店さん、伊賀で一番歴史のある蔵元です。
次の段と右から2番目の囲いで目立つ、赤い文字と微笑む恵比寿さんは、「若戎」の若戎酒造さん、ローザブランカの在する青山町の蔵元さん、当館の創設時代からご縁が深く、当館でお客様人気が高いトップブランド。若戎吟醸館は人気の見学コースでもあります。
若戎さんの隣は、「参宮」は名張の澤佐酒造さん、伊勢神宮にちなんだブランドです。
次の段では「妙乃華」は伊賀一の宮、敢国神社の近くにある森喜酒造場さん、杜氏でもある奥様のるみ子さんの名前をとった「るみ子の酒」やご主人、英樹さんの名前をとった「英」といったブランドある夫婦円満蔵元さん!!
囲い2列目の上段には、「俳聖 芭蕉」の橋本酒造場さん、小さな蔵元ですが、ここの純米吟醸すっきりして、僕の好きな酒の一つです。
同じ囲いの右下隅は「福の聲」福井酒造場さん、比自岐の蔵元さんで、比自岐小学校の側の大きな煙突の見える特徴のある蔵は比自岐のランドマーク。福の聲を英訳したハッピーボイスという米焼酎も作ってますが、ロックで旨い焼酎です。

左囲いの隅で、支えているのは「三重錦」は中井酒造場さん、ご主人の中井さん、ボクシングジムの経営もされ、お忙しくて未だ直接お会いしてないのですが、上野西大手にある蔵は木津川に面し、風にたなびくノレンがカッコイイです。三重錦の純米酒は熱燗がパンチ効いてます!! 生産が少なく、当館の仕入先の酒屋さんでは扱いがないので、上野に行った時に蔵に直接買いに行きます。
ひとつ挟んで、「高砂」は名張の木屋正酒造さん、今は「高砂」というより、「而今」の蔵といった方が日本酒好きには判るかも・・・
左囲いの真ん中、福の聲と半蔵に挟まれているのは「天下錦」の福持酒造場さん、初瀬街道を阿保、名張と桜井方面に向かう安部田にある蔵元さんです。運転しながら、宇陀川沿いと緑の山を背に左手に福持酒造場さん蔵が見えると伊賀名張は米処、水処、酒処だなと感じます。

さて、伊賀の蔵元紹介となりましたが、県内35蔵元とは別の醸造所があるのを知りました!!
なんと伊勢神宮内にあるのです(ノ゚ο゚)ノ

こちらは、三重県酒造挙動組合のHPより転載引用

伊勢神宮のお酒

 「御神酒(おみき)あがらぬ神はない」というように、神様とお酒 とは昔から深いつながりがあります。
 どこの神社でもお祭りには必ずお酒がお供えされますが、その起源は遠く神代にまで遡ると思われます。平安初期の文献「皇大神宮儀式帳」に酒作物忌(さかとくのものいみ)・清酒作物忌(きよさかとくのものいみ)などの職掌 が見え、神宮においても古くから神饌(しんせん=神様のお供え物)としてお酒が大切に取り扱われていたことがわかります。
 特に最も重要なお祭りである三節祭(さんせつさい=6月・12月の月次祭と10月の神嘗祭)には今日でも、白酒(しろき)・黒酒(くろき)・醴酒(れいしゅ=ひとよざけ)・清酒の4種のお酒がお供えされますが、このお酒は清酒を除き皇大神宮の神域にある忌火屋殿(いみびやでん=神饌調理所)において古式どおりに奉醸されます。
 この醸造に先だち御酒殿(みさかどの)の大神に、その奉醸が麗しく出来ますよう祈念し、御酒殿祭(6・10・12月の朔日)が斎行されます。
 なお、御酒殿にはお酒の原料となる糀(=麹こうじ)が奉納され、神宮は伊勢税務署から正式に酒類製造免許を受けています。 
本来お供えするのは清酒(きよざけ)でありますが、現在では清酒 (せいしゅ)が用いられております。清酒については三重県の蔵元はもとより、全国の蔵元からご献酒を申し上げております。三重県酒造組合では、神聖な御酒殿祭が無事行われるよう必ず参列し、あわせて三重の酒の蔵元が気迫と誠意をこめたおいしい酒造りに打ち込めるよう祈念しております。

 
白酒と黒酒の説明

「白酒・黒酒の神宮における造り」
仕込は神官により古くから伝えられた方法に則り行われる。酒母を たてることなく、蒸米・米麹・水を一度に仕込む、いわばどぶろく仕込方式であり、仕込後12日で熟成、これを笊でこして酒と粕に分離する。検定後二分し、片方が「白酒(しろき)」で文字通り白 く濁った酒であり、ある種の草木灰(久佐木之灰)を加えたものが 「黒酒(くろき)」である。醴酒(一夜酒)は甘酒の一種で、神宮では水が少ないため固いおかゆのようなものである。
(加藤百一「神社と酒」より)

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