標的の名は〇〇。政界に暗躍する軍産複合体の大物である。
そして数百メートル離れたビルの屋上からその標的にライフルの照準を合わせる男がいる。
前日の夜(※ここから翌朝までの出来事は18歳以上の健全な魂を所有されたる読者の皆様の豊穣なる想像力に全てを託します)
その情報通り目的の場所にあらわれた標的は優雅に朝食を、
そしてその直後...
よく「命まではとられませんよ」といってとにかく行動しろという人がいます。
しかし世の中には「のんびり朝飯なんか食ってたら文字通り命までとられる人がいるんだな~」と、複雑に入り組んだ現在社会の一端を垣間見たような気になる時があります。
いつかティファニーで朝食を 1巻 0円 Amazon |
朝食がテーマのグルメコミックです。
安心してください。〇されません。
本作は基本的に女性向けの作品なので、私のようなオッサンが読む漫画ではありません。
何といいますか、
女性専用車両に間違って入ってしまい、天井を突き破ってでも脱出したくなるような居心地の悪さを覚えた。
とでもいいましょうか、
女性的な筆のタッチは好き好みが(性別問わず)好き好みが分かれるかもしれません
しかし女性同士特有の人間関係とか、綺麗ごと抜きに語りますと共感できる要素は少ないです。もしもあなたが男ならば。
繰り返し申し上げますが、この作品は女性専用車両のようなものです。登場人物の人物描写とかそういうものに関しましては、たぶん。
だからオッサンにとっては読まない。読めない。読ませない作品といえるのかもしれない。
本作の主人公は女性、それも「働く女性」。
個人的な体験から申し上げますとおそらく朝食会の参加者の層とかなり一致しているのではないかと思っています。
だから「この作品の中の人間関係は自分には理解できない」とはちょっと言いにくいのですが..
それでも、
・食事の時くらい嫌な事は忘れたい
・食事をしている時だけは煩わしい地位や肩書から解放されたい
・いいお店が見つかった時はちょっとうれしい
・いいお店を教えてもらった時はうれしい。
・いいお店を教えて、それが感謝された時はとてもうれしい
それって多分、性別とか年齢とか関係ないです。
なので朝食を楽しむシーンは普通に評価できる内容です。
本作の主人公は「働く女性」という設定です。
しかしたとえ主人公が男性であろうと、若者あろうとなかろうと、
あるいは日本人ではなく外国人であろうと...
どんな立場の人であっても共感できる要素はあるのではないでしょうか。
ちなみにココに登場する朝食は基本、「ホテル「以外」の朝食」です。
このブログとは全く別の方向。
しかし、だからといって高級感がないとか、そういうことはないです。
「ホテルにはない」
別に朝食に限ったわけではないのですが、そういうのって結構あったりするんですよね。
朝食、とりわけビュッフェはパターン化されているものが多いので、
「揚げ物」
「辛いもの」
「一品もの」
こういった朝食を見ると非常に新鮮さを感じる事があります。
もし、ホテルの朝食でこういう話をすると、むしろこれが盛り上がる話題だったりするのかもしれません。
あるいは「今度はそっちに行ってみようか」ということになるのかもしれません。