ホテルの客室の〇〇にガッカリ....?
ホテルの空間企画室の安藤かおりです。先日、とあるホテルを訪問した際のことです。ホテルスタッフの方が、「客室の冷蔵庫の中身をゲストの好みに合うドリンク類にするためスタッフで試行錯誤しながらゲストの反応をみているんですよ」そんな興味深いお話をして下さいました。細やかな部分にまで配慮されている、素晴らしいホテルだと心を動かされました。ー確かに、ゲストのタイプやホテルの利用目的によっても冷蔵庫の使い方から欲しいモノまで異なります。少し想像してみてください。あなたにとっての待ちに待った旅行でのホテル宿泊はたまた、出張で疲れた体を労る客室での時間そんな時にふと冷蔵庫を開けたら ….「何も入っておらず、 庫内が冷えてもいない」「水だけがなんだか寂しく ポツンと置かれている」そんな状態に遭遇したことはありませんか?そんな時、わかってはいたけれど少し寂しい残念な気持ちになることが私はあります。ー最近では、ゲストがコンビニで自分たちの飲み物や食べ物を買ってっくる事が多いので敢えてドリンク類を入れていないホテルが増えています。特にビジネスホテルでは、この傾向が主流ですね。確かにドリンクがびっしり入っていると外で買ってきたものを入れられなかったり冷えが悪かったりと、逆にゲストにとっては不便になってしまうケースもあります。ホテルのマネジメント側としても余計な手間やコストがかかります。環境への配慮などもあります。冷蔵庫を「空」に近い状態にした方がホテル側としても、ゲスト側としても「便利・効率が良い」事は確かです。ーでも…それが主流になっているからこそ「便利・効率」以上の価値を提供してみては如何でしょうか。つまり、ゲストが冷蔵庫を開けたときに想像していた以上の素敵なアイテムが入っていたらちょっと嬉しくなりませんか?・・・旅先で訪れたホテルの客室であれば地元でしか手に入らない「〇〇さんの農家で作られた特産品のフルーツジュース果汁100%」地ビールとそれが一番美味しく飲めるグラスラベルがお洒落な地元のワインそんなものがあると”例え飲まなかったとしても”ちょっと心が豊かになります。また、その飲料の作られた背景、生産者の顔や作っている風景などが見えると、飲んだ時の味わいも変わってきますね。更には、時間があればその生産者や製造元を訪れられるツアーや、お店の紹介などがあると地元の活性化にも一役かうかもしれません。季節に応じて冷蔵庫の中身を変えてみたり、飲料メーカーとホテルでの企画などを開催するのもいいですね。生産者にとっても「〇〇ホテル」で自分の作った飲料を販売しているという自信やPRにも繋がります。ゲストにとっては、客室の冷蔵庫やミニバーを通してその場でしか味わえないちょっとした贅沢や特別感を味わえます。飲料が美味しければ、「生産元に行ってみようかな」と足を運ぶきっかけになるかもしれません。ー冷蔵庫に2,3本、ホテルらしさやゲストが喜ぶ厳選されたドリンクを入れてみるそして、ゲストの心が動くビジュアルデザインやコピーライティングを添えて面白い企画にまで展開していくのは如何でしょうか?ホテル業界の「当たり前」を少し疑ってみる。ゲストが「不満」とまでは思わない少し気になること、ちょっとガッカリすることと向き合ってみるそうすることで、ゲストに思わぬ満足感を提供できるかもしれません。【12月迄の期間限定企画!】________ホテルで働かれている方やホテルを開業する方に12月までの限定企画として「60分の無料アドバイス」を実施中!ホテル業界のプロとは一味も二味も違った視点からのアドバイスをお求めの方はまずはお気軽にご相談くださいね。詳しくはコチラから↓↓↓東京都内でれば、直接お伺いして、それ以外の方は、まずはオンラインにてあなたのホテルに役立つアドバイスやヒントをお伝えいたします。____________________________________