エルメスに魅せられて
Amebaのエルパトちゃんです。
エルメス CHANEL
CELINEが大好きな40代の主婦です。
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エルメスで
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エルパト中
沢山のアクセスありがとうございます。
ママたちはエルメスを隠せないVol.154「突然の訪問者と深まる縁」
夕方、娘から突然のメッセージが届いた。
「今日、R家に来るから」
──え？……うちに来るの⁉︎
心の中で反射的に声が出た。
娘とRが仲良しなのはわかっていたけれど、
まさか急に家に来るなんて。
Rママとは最近かなり親しくなったけれど、
R本人とは、正直まだ他人行儀な距離。
ちゃんと会話を交わした
ことすらほとんどなかった。
「もう学校出たから、
30分くらいで着くよ！」
と娘から追加のLINE。
急がなきゃ。
おもてなしの準備なんて、
何もしてない。
リビングのクッションを直し、
テーブルの上の雑誌をさっと片付ける。
キッチンで冷蔵庫を開けるも、
目ぼしいスイーツもなく……
結局、娘が好きな
私の手作りクッキーを出すことにした。
飲み物はミルクティーにしよう。
茶器はモザイクゴールドのエルメスで。
夕飯も食べることになるかもしれないし、
一応ハヤシライスでも作っておこう。
やがて、玄関のドアが開いた。
「ただいま〜！」と娘の声。
その後ろにRの姿。
「こんにちは。お邪魔致します」
──致します？
その一言に、思わず笑いそうになる。
なんて丁寧なの。育ちの良さがにじみ出ている。
私のことは「おば様」と呼び、
にっこりと微笑む。
可愛らしくて、
でも礼儀もきちんとしていて……
娘とはまた違う品がある。
エルメスのモザイクゴールドに
並べたクッキーを見て、
「このクッキー、とってもおいしいです」
と嬉しそうに食べてくれる。
そして、手にしたカップを見て一言。
「ウチと一緒ですね」
「あ、そう。一緒よね。」
「母がこのシリーズ、好きなんです」
さらっと出てくるこの会話に、
また育ちの良さを感じてしまう。
ハワイの話などを少しして、
娘の部屋へと二人は上がっていった。
しばらくして、RママからLINEが届いた。
「Rから連絡がありました。お邪魔してます。
ご迷惑ではないでしょうか？
よろしくお願いします。」
──連絡済み。
そんなところにも、
きちんとした家庭の姿が垣間見える。
私もすぐに返信する。
「大したことはできませんが、
どうぞお気になさらず。夕食もぜひ。」
こうして、予定外の夕食タイムへ。
ハヤシライスに、
グリーンサラダとコンソメスープ。
すべて手作りで、
手を抜かず、
でも気取らず。
旦那が今日は出張で不在だったため、
モザイクゴールドの器も数が足りて安心した。
ただ、こういう機会があるなら、
あと一組ずつは
揃えておくべきかもしれない……と、
食器棚をチラリと見て思った。
食後、時間も遅くなってきたので、
Rを娘と一緒に私の車で送り届けることにした。
車中では、娘とRが終始楽しそうに話していて、
この関係が自然と
続いてくれるといいな、と心から思えた。
Rの家に到着すると、
玄関先にはRママと、
なんとRパパまで出迎えてくださっていた。
初対面のRパパは、
想像よりずっと若々しくて、
はっきり言って……イケオジ。
スーツ姿ではないのに、
きちんとした雰囲気が漂っていて、
清潔感も抜群。
聞けば、私より10歳も上とのこと。
そうは見えない。
深々と頭を下げられ、
最初は何事かと思ったが、すぐに察した。
そう、先日のスタバ事件…
Rが中学生なのに毎回、
ドリンクやフード代を友達分まで支払っていた件。
そのことを娘が私に話し、私はRママに伝えた。
RママからRパパに話がいき、
R本人にも話して理解させた、
と後から聞いていた。
だからこその、Rパパの深い一礼。
口にこそ出さなかったけれど、
しっかりと
「ありがとうございます」
の気持ちが伝わってきた。
その場でRパパから、
「ハワイではよろしくお願いします。
向こうで初対面では
落ち着かないかと思いますので、
よろしければご主人も交えて、
事前にお食事でもいかがでしょうか？」
と、お誘いをいただいた。
ご挨拶もそこそこに、
またひとつ距離が近づいていく…
そんな気がした。
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