最低賃金水準が20%上がっても、宿泊価格を20%上げることは難しい | ホテルマネジメント技能士 Ma-Sa

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経済発展のために、宿泊産業を盛り上げたい。
宿泊産業について多くの人に知ってもらい関心を持ってもらいたい。

ホテルマネジメント技能士の目から見た「気づき」や「関心」を
ざっくばらんに記していきたいと思います。

こんにちは

ホテルマネジメント技能士のMa-Saです。

 

コロナ前の宿泊産業のピークは2018-2019年くらいかと思います。

その頃の最低賃金と現在の最低賃金を比較すると、地域によると思いますが、15-20%くらい上がっています。

 

その一方で宿泊価格は、というと・・・

 

最低賃金は法律で決められ守らなければ罰則があります。

宿泊業は価格転嫁しづらい業種ということもあり、価格を上げづらいのと、

口コミなどネガティブな対応を恐れ後手に回っているケースがあります。

 

そのような状況の中で、いまの宿泊産業を物語っている、興味深い記事があった。

 

曰く、

「稼働に影響はあるが、新型コロナウイルス禍前のような料金で中国人団体客を受けられるかといえばノーだ。いま呼び込みたいのは(企業が成績優秀な社員や顧客を招く)報奨旅行の団体客。宴会場の利用を見込め1室当たりの客室単価も高い」
とのこと。

 

なかなか難しい問題でもあるが、

このホテルのように改装が出来ない宿泊施設も多い。

そのような宿泊施設も、掛かる原価や人件費に見合った販売価格にできるような

そんな流れや仕組みを、業界全体として作ってほしいものだ