ハートのラベル!!
可愛くないですか?
シャトー・カロン・セギュールです。
1855年のメドックの格付けにおいて
第3級に指定されました。
当時選ばれたのは数あるシャトーのなかから
わずか58シャトーですから、
その評価の高さは言うまでもありません。
このワインの歴史はサンテステフ村の中でも最も古く
12世紀、ローマ時代までさかのぼります。
シャトーとして名声を博したのは18世紀にセギュール侯爵が所有
してからです。 当時セギュール侯爵はフランスの
4大シャトーとうたわれた、シャトー・ラトゥールと
シャトー・ラフィット・ロートシルトも所有していました。
しかし彼は「われ、ラフィットやラトゥールを造りしが、
わが心カロンにあり」そういって友人を
驚かせたというのは有名な話です。
カロンに対する彼の思いはラベルに描かれた
ハートの中に現在も生き続けているんでしょうね。
そして、その味わいも傑出しています。
深く光さえ通さない程の濃いルビー色と
優雅で果実味も豊か、タンニンもしっかりして
非常に力強さを感じさせます。
サンテステフ村の中でもカロン・セギュールは
最も忠実に伝統的なスタイルの、長命で
成長し花開くまで時間を要するワインを造る
そう言われています。
もしも飲む機会に恵まれた折には
是非セギュール侯爵の言葉を思い出してください。
明日は
どんなワインに
出会えるかなぁー!