もともと
ほてい将棋クラブでは
初心者も有段者もいっしょに将棋を楽しみ、
初心者には手の空いている大人が
随時教えるという形ですすめておりました。
しかし、
どんどん会員が増えて会場が手狭になってくるとともに
コロナで会場の定員制限がかけられ
みなさんが入りきらなくなってしまったため、
2021年10月から
クラブと別の時間を設けて
教室として開催したのがほてい将棋教室はじまりです。
いまでは、毎回30人以上の参加があります。
教室の時間は
9:00~10:30
大人も受講できます。
ただし現状は9割以上子どもですので、
以下の説明も子どもを主語にして書かせていただきます。
会場が開くのが9時なので、
スタッフ、子どもたちみんなで協力して
開いたら急いでホワイトボードを設置したり
大盤を貼り付けて駒をならべたり
イスをならべたりして準備を始めます。
そして準備ができ次第~9:30まで、大盤を使った講義です。
ほてい将棋教室の子どもたちはみんな元気なので、
終始楽しい雰囲気で講義がすすみます。
大盤を使って次の一手などをやります。
講義では、「考えること」を重視しています。
考えることは将棋脳を鍛えることだと思っているので、
その時間をなるべく多くとります。
なので、手がみえたからと言って、みんなが考えているときに
答えを言ってしまうのは咎められます。
でも手が見えると嬉しいですよね。
言いたくてウズウズしている子どもの姿はとてもかわいいです。
みんな、早く対局がしたいので
先生の講義が長くなるとソワソワし始め、
「せんせーもう9時半なったよー」
などとヤジも飛びます。
9時半になると待ちに待った対局です。
ほてい将棋教室では、すべての子どもたちに
級
が認定されていて、
対局時はその級の近い子同士で対局をします。
対局は手合表を基におこなわれ、
結果を○と×で記入していきます。
そして一定の戦績をおさめると、
昇級チャレンジがあります。
大人の有段者と駒落ちでガチ勝負!
これに勝つと昇級できる仕組みです。
そして晴れて5級になると、
10時半からのクラブで
大人の混じるリーグ戦に参加することができます。
「また負けちゃったよー」と笑いながら報告してくる子
「あと何回勝てば昇級挑戦できる?」と聞いてくる子
じーっと黙って指している子
様々な子がいます。
ここは習い事ではないので、
出席も欠席も自由ですし、
絶対に強くならなければいけない雰囲気もありません。
ただし、
人の邪魔をする子、人の心を傷つける子は
出入り禁止にする場合があります。
(いまのところそこまでなった子はいませんが)
そんな感じで基本、月2回教室を開催しています。
ここから将来のプロ棋士が誕生してくれることが
大きな夢ですが
みんなが強くならなくても
将棋が楽しめるようになって
大人になったときにこの場所をおもいだしてくれたらいいなぁ
と、そんな思いで運営しています。