ほてい将棋教室への思い | ほてい将棋クラブ(日本将棋連盟 尾張北支部)

ほてい将棋クラブ(日本将棋連盟 尾張北支部)

ほてい将棋クラブは
愛知県江南市で活動する将棋クラブです
日本将棋連盟尾張北支部としても活動しています
支部会員75名(女性6、子ども47)

もともと

ほてい将棋クラブでは

初心者も有段者もいっしょに将棋を楽しみ、

初心者には手の空いている大人が

随時教えるという形ですすめておりました。

 

しかし、

どんどん会員が増えて会場が手狭になってくるとともに

コロナで会場の定員制限がかけられ

みなさんが入りきらなくなってしまったため、

2021年10月から

クラブと別の時間を設けて

教室として開催したのがほてい将棋教室はじまりです。

いまでは、毎回30人以上の参加があります。

 

教室の時間は

9:00~10:30

大人も受講できます

ただし現状は9割以上子どもですので、

以下の説明も子どもを主語にして書かせていただきます。

 

会場が開くのが9時なので、

スタッフ、子どもたちみんなで協力して

開いたら急いでホワイトボードを設置したり

大盤を貼り付けて駒をならべたり

イスをならべたりして準備を始めます。

そして準備ができ次第~9:30まで、大盤を使った講義です。

 

ほてい将棋教室の子どもたちはみんな元気なので、

終始楽しい雰囲気で講義がすすみます。

大盤を使って次の一手などをやります。

講義では、「考えること」を重視しています。

考えることは将棋脳を鍛えることだと思っているので、

その時間をなるべく多くとります。

なので、手がみえたからと言って、みんなが考えているときに

答えを言ってしまうのは咎められます。

でも手が見えると嬉しいですよね。

言いたくてウズウズしている子どもの姿はとてもかわいいです。

 

みんな、早く対局がしたいので

先生の講義が長くなるとソワソワし始め、

「せんせーもう9時半なったよー」

などとヤジも飛びます。

 

9時半になると待ちに待った対局です。

ほてい将棋教室では、すべての子どもたちに

が認定されていて、

対局時はその級の近い子同士で対局をします。

対局は手合表を基におこなわれ、

結果を○と×で記入していきます。

そして一定の戦績をおさめると、

昇級チャレンジがあります。

大人の有段者と駒落ちでガチ勝負!

これに勝つと昇級できる仕組みです。

 

そして晴れて5級になると、

10時半からのクラブで

大人の混じるリーグ戦に参加することができます。

 

「また負けちゃったよー」と笑いながら報告してくる子

「あと何回勝てば昇級挑戦できる?」と聞いてくる子

じーっと黙って指している子

様々な子がいます。

 

ここは習い事ではないので、

出席も欠席も自由ですし、

絶対に強くならなければいけない雰囲気もありません。

ただし、

人の邪魔をする子、人の心を傷つける子は

出入り禁止にする場合があります。

(いまのところそこまでなった子はいませんが)

 

そんな感じで基本、月2回教室を開催しています。

 

ここから将来のプロ棋士が誕生してくれることが

大きな夢ですが

みんなが強くならなくても

将棋が楽しめるようになって

大人になったときにこの場所をおもいだしてくれたらいいなぁ

と、そんな思いで運営しています。