ほてい将棋クラブ(日本将棋連盟 尾張北支部)

ほてい将棋クラブ(日本将棋連盟 尾張北支部)

ほてい将棋クラブは
愛知県江南市で活動する将棋クラブです
日本将棋連盟尾張北支部としても活動しています
支部会員100名(女性10、子ども65 2025年9月現在)
日本将棋連盟公認 棋道指導員1名、将棋指導員6名、将棋指導員補佐1名在籍

こんにちは。
今日は、どうしても早く書きたいご報告があります。

昨年の夏、ほてい将棋クラブから2名の中学生が奨励会入会試験に挑戦しました。
そのときのことは、以前こちらのブログに書きました。
ふたりの勇気ある挑戦

 

ひとりは見事合格。
そしてもうひとりは、あと一歩のところで届きませんでした。
 

でも、あのときの挑戦は、そこで終わりではありませんでした。

以前のブログにも書きましたが、
試験後、不合格だった彼は、お母さんを通じてこう伝えてくれました。

「まだ詰将棋本は返しません」

 

不合格が決まって、ひとしきり泣いたあと。
それでもその日のうちに関西将棋会館の道場へ行き、将棋盤に向かったそうです。


そして・・・

3月29日(日)の研修会で、彼は見事A2に昇級しました。
 

研修会でA2に昇級すると、
奨励会6級に入会する権利 を得ることができます。

つまり、昨年の夏に奨励会入会試験で悔しい思いをした彼が、
その後も努力を重ねて、ついに奨励会入会を果たした、ということです。
 

本当に、本当に立派です。
 

しかもこの日は、
最初の2局のうち、どちらか1局に勝てばA2昇級 という状況でした。
緊張も、プレッシャーも、相当なものだったと思います。
そんな中で、
しっかりと1局目で勝ち切って、昇級を決めました。

すごいですね。

夏に届かなかった悔しさを受け止めて、
そこから気持ちを切らさずに将棋に向き合い続ける。
言うのは簡単ですが、実際には本当に大変なことです。

悔しくて泣いた日があっても、
歩みを止めずに、また盤に向かう。
そして、自分の力で結果をつかみ取る。

あのときの
「まだ詰将棋本は返しません」
という言葉どおり、
彼は本当に、自分の将棋でその言葉を証明してくれました。

以前、私は彼にこう言って、詰将棋の本を貸しました。
「これ貸すから、プロになるか将棋をやめたら返してね」
だから、まだまだ返してもらうわけにはいきませんね。

もちろん、奨励会入会がゴールではありません。
ここから先は、さらに厳しく、さらに長い道のりです。
でも、あの悔しさを乗り越えてここまで来た彼なら、
きっとまた、前に進んでいってくれると思います。

昨年の夏に奨励会に合格した子も、
そして今回、悔しさを力に変えて奨励会入会を決めたこの子も
ふたりとも、それぞれの道で、長い挑戦の中にいます。

ほてい将棋クラブとして、
これからもふたりの挑戦を、ずっと見守っていきたいと思います。

本当におめでとう。