兄妹の旅の目的は、
ここに来る事でした。
代官の実家にある代々受け継がれて来た
刀を今後管理が大変と言う事で、
義母が亡くなってから、この博物館に寄贈
しました。
そして数年が経ち、ここで長船の刀剣を
展示するからと、招待券が届きました。
この刀が一体どんな物なのか
よくわからない者が管理するより
しっかり管理してくださり、
たくさんの人に見て頂ける方が
刀にとっても良かったと思いました。
凛とした研ぎ澄まされた空間で、
刀を見た兄妹夫婦4人、
子供の晴れ姿に出会ったような気持ちで、
嬉しさと安堵の気持ちで
帰って来ました。
観光バスできた、外国人の団体さんが
熱心に刀を見ている風景は、
ここが日本なのか一瞬わからない位の
雰囲気になっていました。