紙をなくせ
ハンコをなくせ
と単純化している人が見受けられるけど、そのフレーズを表に立てて数値化(目標××パーセント削減とか)すると、ITの特性を利用したシステムではなく、単に今の仕組みそのまま紙やハンコをなくすだけになってしまう。
どこの企業のIT化プロジェクトでもありがちな、最近で言えばPRA化とかAI化とか、と同じ、「今あるものを、ITの特性を考慮することなく、IT文脈に押し組むだけ」になる。
実際、クラウド稟議システムとか、今ある仕組みをそのままIT文脈に乗っけただけの、何も考えてないサービスがボロボロ出てきているようだし(ブロックチェーンを使ってますとか、あまり意味のなさそうな箔付けとかありそう)。
頻繁に大勢で検索参照する必要のない文書であれば、紙とハンコで十分だし、さらに秘匿性が高かったりすれば逆に、紙とハンコであったほうがいい場合もある。
決済書類だって、数万円規模のものと、数十億円規模のものを同じ見た目で、お手軽にやれて構わないのか? という視点も必要だろう。
だが、そもそも仕組みとして必要かどうかを検討して、不要ならシステムにのせないということが一番大事なわけだから。