いよいよ退院の日が見えてきたほたて
でも、退院後の生活にまったく自信が持てません
だいぶ良くはなってきましたが、完全に元のほたてには戻っていません
また、息子君の手術の日も近づいて来ていました。
漠然とした不安感が‥
退院の不安な気持ちについて、担当の先生の提案で、不安な事を具体的に書き出してみるという事になりました。具体的に何が不安なのか、それについて解決策を一緒に考えて行こう、という事に
頭に浮かんだ事は
⚫︎子供のお世話はできるか
⚫︎旦那の実家やご近所に馴染めるか(けっこうど田 舎です)
⚫︎旦那が仕事を始めたらその暮らしに馴染めるか
です。この他、漠然とした不安を掘り下げてみました‥すると、次のような事が浮かんで来ました。
⚫︎旦那とのコミュニケーションに悩んでいる事
⚫︎旦那の実家暮らしがとにかく嫌な事
コミュニケーションについては、旦那はとても口数が少ない人で、子供の病気について話した事もあまりなく(ああだこうだ言うのが嫌い)
尚且つ少し神経質な人なので脳天気なほたてはよく怒らせてしまいます。
その張り詰めた空気がほたては苦手でした
でも、とても愛情深い人です
旦那の実家暮らしは、ど田舎の旧家の長男な為、仕方なくでしたが、実はほたて、結婚前に建てた、とても素敵なお家があったのです。
家は売却する予定でしたが、その家で親子3人で暮らしたいという強い願望がある事に気づきました。
思い浮かんだ事をノートに書き、先生に見てもらいました。
さらに、自分がうつ病になった経緯を振り返り、ノートに書き出しました。根本的な原因は睡眠不足です。どの辺りから調子を崩し、悪化して行ったのか、そして、どう回復して行ったのか。
振り返ってみると、しんどい時間はもう、過去のものとなっていました
そして、退院日を決める為の話し合いが行われました旦那と先生と、研修医の先生たち。
退院日は、子供の手術も迫っていた為、手術前か手術後です。
余裕をもって手術後で日程は決定しました。そして、退院後の課題‥先生から旦那に伝えられました。
⚫︎とにかく無理はしない事。退院後はしばら くは家事も育児も旦那にやってもらうよ うに
⚫︎転職はしばらく延期して、落ち着いてから にする事
⚫︎夫婦でコミュニケーションをもっと取る事
⚫︎生活が落ち着いたら、ほたての家で親子3 人で暮らす事
ほたて的には最後の親子3人で暮らす事が1番、印象的でした。なんだか禁句な気がして、先生が話を切り出してくれた時はドキドキしました。
何よりも嬉しかった事は旦那がその事に了承してくれた事でした
精神科医は患者さんの人生に寄り添っていくお仕事なのですね。
子供の手術はほたての入院中に行われる為、病棟に会いに行けるよう、医療保護入院から任意入院に切替る事になりました。これで、閉鎖病棟から出て、院内を外出する事が出来るのです。
いよいよ手術の日が近づいて来ました‥
その⑪へとつづきます