メルカリ購入本76冊目
小野寺史宜さん
『奇跡集』
ブロ友さんが読まれていて
気になっていた一冊。
満員の朝の快速電車。
揺られながら、ぼくは、過去最凶の
腹痛に耐えていた。
快速で途中下車もできず、
その場にしゃがもうとした、瞬間、
隣に立つ同い年くらいの女性が、
ぼくよりもわずかに早くしゃがみこんだー。
え?
ほんとに?
こんなことある?
全七話から成る連作短編小説です。
個人的には
第一話☆青戸条哉の奇跡 竜を放つ
第四話☆赤沢道香の奇跡 今日を放つ
…が特に好きでした。
ありえないでしょ…と思ったり
うんうん、あるよね…と思ったり
ホントに今日どこかで繰り広げられている
かもしれない…
そう思うとちょっぴりワクワク♪
ドラマ化しても面白そうと感じました。
竜を放つ…の『竜』
何をイメージされますか?
私はなるほど!と意表を突かれましたが、
言葉のチョイスに小野寺さんらしさを
感じました。
幸せのふしぎスイッチが溢れた
社会になると良いなぁと
思いました。
時々、小野寺さんの作品を
読みたくなりますね。