古い写真の思い出 燕岳~大滝山③ | 風花の山と花風景と猫

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現在は季節の花を眺めながら高尾山を歩いています
2010年直腸癌罹患。ステージ4だけど現在寛解中
奥又白池は北尾根に散った友と永遠にここに

1975/8/1n~5

3日目 常念小屋~常念岳~蝶ヶ岳~大滝山

4日目 大滝山荘~徳沢沿いルート~徳沢~上高地

 

 

大天井岳から分かれて常念岳へのコースへ

3日目 常念小屋から常念岳へ向かう。

常念岳へは、いかにも北アルプスらしい岩くずを重ねた登山道を登る。

途中で同じ方向に向かう二人組の男性と一緒になった。

年齢は私より少し若い20歳くらい。

「蝶ヶ岳まで一緒に行こう」

と、誘われて一緒に歩いたけど、健脚の二人だった!!

めっちゃ、着いて行くのが大変だったあせるあせるあせる

蝶ヶ岳山頂で別れて、地元の彼らは三股へと下山して行った。

後に撮ってあげた写真を送ってあげたりした。

 

さて、彼らと別れて私は大滝山への縦走路を進んだ。

彼らと一緒に歩いて体力を使ったせいなのと、

2リットルのポリタンの水も残り少なくなっていたせいで

登りになると足が上がらなくなっていた。

お日様ジリジリと暑く、3歩歩いて休み。。。って感じで

多分、熱中症気味だったのではないかと思う。

大滝山荘が遠いなぁ…。

でも、歩くしかないし、誰にも会わないのでひたすら頑張るのみ(笑)

 

やっとの思いで大滝山荘に到着すると

上がり框で宿帳に記入!

「へ~~~!」

昔の旅籠に泊まるような雰囲気だなーって思った。

(現在の大滝山荘ではなく、以前の古い建物だ)

記入していると熱いお茶が出された。

すっごく美味しくてお替りしたいくらいだった!(しなかったけど…)

 

寝る場所は、小さい小屋なので、隣の人と密着するくらいの狭いスペースしかなかった。

 

蝶ヶ岳から眺めた槍ヶ岳

PCを使うようになってから、古い写真を繋げた画像(色の違いが顕著)

蝶ヶ岳からの前穂~槍の眺め

大滝山南峰からの景色が素晴らしいと教えられて、

夕刻にひとりで山頂まで行ってみた。

ピンク色に染まった空と穂高から槍までの景色だ。

四日目

今はもうその道は無い、大滝山荘脇から徳沢に下りる道を私は下りた。

↓2000年発行のトレッキングマップにはその道が載っていた。緑でマーキングしてみた。

私が歩いた25年後の地図(笑)

 

このルートは既に廃道 2000年の時でも利用する時は

徳沢園か徳沢ロッジに問い合わせの事と記されている。

樹林帯を下りて、徳沢本流に出る辺りで

下の方で数人の登山者が右往左往しているのが見えた。

どうやら、このルートの入り口がわからない様子。

上から、私が

「こっちですよーーーーーーっ!!」

と、声を掛けると一斉にこっちを見た登山者たち(笑)

どんだけ大きい声なんだ。。。( *´艸`)

ちっちゃい声じゃ聞こえないもんね。

徳沢沿いの河原道をひとりでのんびりと歩いた。

途中にロープがぶら下がっている箇所があって、これは何?

上がってみてわかった。

水量が増して通れない時の迂回路になっていた。

この日は普通に河原沿いを歩けば良かった。

 

河原から離れて、普通の登山道になった頃、周りの景色に見とれて歩いていたら

突然、こけた!

どうしたのかと思ったら、道の真ん中に切り株が!!

予想外だよーーー(笑)

 

徳沢園からは普通に上高地バスターミナルに向かった。

丁度、大学の山岳部だろうか。。。7~8人のパーティーが歩いて来た。

キスリングを背負って凄い勢いで歩いて行く。

その後をくっ付いて行くことにした。

とってもいいペースでずっとついて行けた。

初めての上高地だった。

憧れていた上高地を山女になった気分で?歩けたことが凄く嬉しかった。

 

おしまい( ..)φメモメモ