雨の中、白髪太郎が道路脇を歩いていました。繭になる場所を探しているのでしょうか?
ヤママユガ科
クスサン(幼虫)
Saturnia japonica japonica (Moore, 1872)
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繭は、透俵(スカシダワラ)と呼ばれ、野蚕として利用されたこともあったようです。
昔は、絹糸腺を取り出し酢に数分浸した後引き延ばしてテグスを作って利用していました。
釣り糸の事をテグスと呼びますが、テグスとは本来、東南アジア原産のテグスサンEriogyna pyretorum Westwood, 1847の絹糸腺から作られたものです。漢字で天蚕糸と書きますが、天蚕(ヤママユガ)の糸では有りません。
天然素材の釣り糸として馬の尾の毛‘’馬素(ばす)‘’も利用されていました。