2018年の台風21号は、25年ぶりに『非常に強い勢力』で上陸し、
東海地区でも多くの被害をもたらしました。
名古屋市内でも、強風による被害が多く、
街中で、フェンスやカーポートが倒壊していました。
アルミ製のフェンスは軽さと施工の簡易性が特徴で、最近のクローズ外構の主流ですが、
デザイン性を重視した木目調のフェンスは風を受けて、根元から倒れてしまいました。
ブロックは部分的に破損していましたが、
フェンスが風を受けるベクトルの風圧に対して耐久力が間に合わなかったようです。
今後の対策として、控え柱を設置することでフェンスの面に対するモーメントに対応しようと考えてます。
フェンスの本体に大きな損傷はないものの、
部分的に細かく確認すると、僅かながら欠損部位がみつかります。
どの部材を活かすかを考えるのは至難の技です。
とりあえず、上部の化粧ブロックを解体・復旧した後に、フェンスを新設して、控え柱を設置する見積を作成することになりました。
次の写真は、建物の右側天井部位が吹き抜けのようになっています。
実は、この吹きぬき状態に見える箇所には、テント屋根が設置されていました。
強風により、天井が無くなってしまいました。
上から見ると、建物の躯体との取り合いが傷跡のように残っています。
後付けの製品は脆いので、この屋根設置工事の見積は難易度が高いです。
次は、駐車場兼資材置き場の様子です。
色々、資材や廃棄物が置いてあります。
先の台風でステンレス製のラックが飛ばされ、隣地の車に激突しました。
今後の対策として、高さ2.6mほどのフェンスを建てることを検討しています。
大阪の被害状況を見ていると、どれだけ対策しても想定以上のことが起こりそうですが、そうは言っても、備えあれば憂いなし。
施工するからには、安心できるものにしないと。