ボクはなんも成長しとらん。

好きなことをあきらめられない。

忘れられない。

もうどれだけの月日が流れたか。

ボクは変わってない。

好きだからいつもそのことを考えていた。

身近な存在だからいつも考えていた。

今は?

遠く小さな存在。

なのにいつも考えている。

バカになりたい。

なんでもすぐ忘れちまいたい。

逃げることは悪いことだとわかっている。

でも逃げることさえできない。

重すぎるボクが悪いのか。

そうだろうな。




去年の今頃、幸せだった。

たぶんオレだけじゃない。

誰にも負けない力を持っていたあの頃。

寒さなんて感じなかった。

あれから一年。

冷たい風はオレ一人に吹きつける。

あの時オレたちはこうなることを予想してたのかな。




正直、全てが始まるとき決心していた。

自分はどうなってもいい。

オレがどうなっても幸せにしようと。

でもそれはあまりにもつらかった。

本気だったから。

歳なんて関係ない。

純粋に愛してたから。




高校入ってお互い変わった。

オレは言葉だけの愛を信じられなくなっていた。

バカだった。

こうなることがわかってたら。




あれから一年。

ボクは何を得て何を失ったのだろう。