二度目の吐血からもう1ヶ月が過ぎました。
「もう」というよりは「まだ」の方がしっくりきますかね。
とりあえず、あの悪夢から1ヶ月です。

今でもあの苦しみを鮮明に覚えています。


激しい吐き気に身の危険を感じたあの夜。

体の内から湧き出る赤いものはオレの大嫌いなものになりました。

勢いよく飛び出したそいつは床をその色で染めていきました。

震える手で探したナースコール。

医者を呼びに部屋を出た看護婦の背に、妙に寂しさを感じました。

あんなに心細い感覚に陥ったのは初めてかもしれません。

死ぬと思いました。

アイツの顔が浮かんでは消え、オレの存在に意味があったのか何度も問い掛けました。

家族の暖かさは大きな支えになりました。

50分近くの長時間の手術。

吐き気、痛み…心も体も疲れ切ってしまいました。

手術終了から10分程前、このまま死んでもいいと思いました。

歯を食いしばるのも止めました。

でもオレは生きてます。

誰かがそれを嫌がっても、今オレは生きてます。

オレは生きてます。

やっぱり死にたくないです。

誰かに必要とされる限り…もしそうなくなったとしても…生きていきたいです。

だってせっかく生まれてきたんだから。

今まで生きてきたんだから。

アホや言われても。

何かを信じて。

バカにされても。

何かに信じられて。

自分の道を突き進んでやります。

強く。

逞しく。

勇ましく。

生きていきます。