ミュージカル『王家の紋章』@帝国劇場8/14マチネ+パネル展+複製原画展 | みゅうのARTのある暮らし

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やっと私が住んでいる市もワクチン接種予約が復活しました!


集団接種は9月から個別接種は当週の予約のみ公開していた病院は今週末から(私はこのタイプのかかりつけ医で予約できました!)。


一気に9月までの予約を受け付けた病院では、まだ再開しないようです。




さて、ARTミュージカル編です。


8/14(土)13:00〜15:55

ミュージカル『王家の紋章』@帝国劇場

に再び行ってきました。


前提や原作についてなどは、前回の記事でご確認いただけると嬉しいです。

>>王家の紋章e+貸切公演


原作を40巻まで読んだところで、2回目の観劇となりました。

40巻は、イズミル王子、今なら、こりゃ犯罪だな、の巻です(汗)



今回はI列のやや下手よりのお席で、C列では前過ぎてよく分からなかった照明が、キレイに見えました。

次回はもう少し後ろになってしまうけど、センターなので、ダンスとかセットとかがもっとキレイに見えるかな⁈

あとの細かいところは、オペラグラスで頑張る!



今回のキャストはこちら。

ちなみに、原作ではキャロル16歳、メンフィス17歳、アイシス18歳です。

役者さんは、木下晴香ちゃん以外は大体設定の倍前後のお歳です(浦井さんと新妻さんは更に上)


前回のキャストと異なる方のみ、書きますね。

前回と同じキャストについては、先に貼付したe+貸切公演の記事をご覧ください(キャロル、イズミル、ルカ)。


今回初のメンフィス役、海宝直人さん。

血気盛んな、まだまだ荒削りで、やんちゃな王という感じ。
浦井さんは、若き王というより、 もう何年か統治してるでしょ⁈という貫禄と落ち着きがあるんですよね。

なので、全く雰囲気の異なるメンフィスです。


パンフレットの座談会を読むと、海宝さんが指摘して、上下エジプトの統合の宣言において「上エジプトを象徴するヘカと下エジプトを象徴するネケクを胸の前でクロスする」というのを追加した、とか勉強熱心で、海宝先生と呼ばれてました。


※原作によく出てくる「愛いやつ」というセリフをミュージカルにも足したのは浦井さんだそうです。


海宝さんのメンフィスはこういったご本人の優等生っぷりが隠しきれず滲み出る、それができる王感にもなってて、良い感じでした。


当たり前だけど、裏では、全然舞台上のメンフィスと違う笑


ちなみに、ヘカとネケクを胸の前にあげるタイミングは自由だそうですが、海宝さん最初からあげてクロスした状態で登場していました。



アイシスは新妻聖子さん。

素晴らしい以外の言葉が見つからない!!

さすが王族(原作ファン)。


かなり人物を深掘りされているので、怖い時はめちゃくちゃ怖く、メンフィスを想う時は痛々しく、まさに心が悲鳴を上げている、という感じ。

切ないです…


言うまでもないですが、歌はもうめちゃくちゃ上手く、大迫力で鳥肌たちます!!


しかも新妻さんが出てこられただけで、舞台がしまって、作品のレベルが一気にあがる

新妻さんの存在感と才能がそうさせるのか…新妻さん演じるアイシスのオーラがそうさせるのか…分かりませんが、とにかく素晴らしいです。



ウナスは大隅勇太さん。

すごく背が高く見えたのですが、178cmとイズミル役の平方元基さん(184cm)の方が背は高いようです。

多分…細くて、足長くて、顔が小さかったので、なんかこう…しゅーーっと伸びてる感じがしたんでしょうね。

そこばっかり気になってしまって…


背が高く見えるのが分かる写真が見つからなかったわ(汗)


ちなみにルカの岡宮来夢さんは、もうこの翌日に一足早く千穐楽を迎えられました!


YouTubeに当日のカテコがあがってました。



シングルキャストでは…

前回書かなかったイムホテップ役の山口祐一郎さん。


もっとも原作と違う仕上がりです笑

原作にあんなコメディ要素はどこにもないです!

もう別物と思うしかないです(汗)

写真が見つからなかったわ!


そして2幕終盤で歌うソロナンバーは、歌い方がTDVの伯爵みたい。

なんだかイムホテップを見てると笑ってしまうのです(汗)



前回も書いた植原卓也さんのライアン

ライアンは上手が多いので、見えにくいかと心配でしたが、意外と見やすかったし、前回見えにくかった最初の下手からの登場もよく見えて、安心しました。


原作とは異なり、ライアンの敏腕ぶりがあまり描かれていないのですが、転院などの行動力や、テキパキ動く姿がいかにも“できる人”って感じでした☆


一方、見つかったキャロルへの接し方は、壊れものに触れるようで、妹への優しさと大切さがすごく伝わってきて、またキャロルがいなくなっちゃうことを思うと、切ないです。


それにしても、浦井さんのこれは酷い笑

これに対する植原さんの返しがライアンぽくて、また面白かった!


本物はこっちね。イラストとは大分違う笑↓


足が長い…


原作ではメンフィスはライアンにこんなに寛容ではなくて…

わがエジプト王家にとって兄は妹の一番の婚儀の相手ぞ、とライアン兄さんとキャロルが言うたびにメンフィス激怒です(汗)


国も時代も違いますからね。

ジェネレーションギャップとか言いますが、この2人、3,000年のギャップがあるんで…


そんなメンフィスとライアンですが、この2人だけ時空を超えてキャロルの声や気配を感じ取れるんですよね。

なので、新妻聖子さんが言うライアンはメンフィスの生まれ変わり説に一票です!




今回は、海宝メンフィス版のゲネとカテコ貼っておきます。

キャロルが晴香ちゃんバージョンなので、この日のキャストとは違うのですが。

ゲネプロ


カテコ



ところで原作ですが、読み進めてただ今、45巻。

ギリギリ千穐楽までに最新刊に辿り着けるかしら。


44巻45巻と、イズミル王子の幼少の頃の話とか人となりが少し描かれていて…無益な殺生はしないとか、意外と優しくない⁇


メンフィスのイメージは全くブレないのだけど、何となく思ってましたが、イズミル王子ってもしかしていい人⁈

可哀想だなぁって思えてきたり、イメージが変わってきました。

うーんでも、キャロルにやってることは確実に犯罪だから、ダメか。



そのイズミル、次回は大貫勇輔さんで観させていただきます。


憧れの身体能力…

ミュージカル版のイズミルに必要なのは身体能力より歌唱力な気がします笑


話を戻して、そんな人物像も念頭におきながら、ミュージカル観るとまた感じるものも変わってきそうです。



何巻か忘れましたけど、アイシスとメンフィスの絆が分かり、且つ先代の王がなくなるエピソードが少し書かれてた巻があって、それも前提として知っていると、色んな思いや関係性が見えてきて、少し観た時に厚みも出てくるように思います。


まっさらな状態で見たいのであれば読まない方が良いけど、読まないと、ともすれば内容薄っぺらいミュージカルに観えかねない…と心配。


特に2幕は、事前知識がない場合、推しがいないと厳しいと言う方もチラホラ。

確かに何も知らないと、ただただ、竹内まりやさんの某名曲を古代エジプトで再現的なことになります(汗)


さぁ、原作を読むか読まないかはあなた次第!!




さて、帰りには、帝国ホテルでやっている王家の紋章写真パネル展と複製原画展によってきました。


写真パネル展の方は、ミュージカル『王家の紋章』のサイトに掲載されているビジュアル写真、複製原画展の方は6点(くらいだったかな⁈)展示がありました。


原画展の方は、ミュージカル『王家の紋章』の半券持参かもしくは商品を購入すると、特製ポストカードがいただけます☆


なんとなくで、ポストカードセットも買ってしまった。

原画展は展示が8/5〜、9/3〜、10/1からで異なります。


写真パネル展の方は、2〜4階に分散して展示してあるので、見落とさないように!!



今回も長かったですね(汗)

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!