秋ヶ瀬公園CR#1 | BOOGIEなイーブニング!

BOOGIEなイーブニング!

ベースの下手なベーシスト、ハッチのゆるーいブログです!

7時に家を出た。

それでも若干遅刻のような気がする。
ええい、ままよ。走ってみたらどうという事はない。
実は今日はチーム谷のポタリング(自転車散歩)の日なのである。
それなのに目覚めが悪くて、起きてから暫くぼーっとしていた。
ついでにトイレットでツムツムしてた。

前日にやりゃいいのに、空気を入れてキャップをしめて、自転車を外に運び出した。なかなかいい天気である。

集合場所は荒川のさいたま市の秋ヶ瀬公園に10時。寝坊しちゃってなんだけど、3時間で本当に行けるのか。何も考えずに荒川まで出て、荒川CRに乗ったら考えればいい。下手すりゃ茶をシバける時間が生まれるかもしれないじゃないか。

なにせ、どれだけかかるか、どこら辺なのかも分からない。

国道14号線は比較的空いていた。シルバーウィークのど真ん中だからかも知れない。こいつを東京方面へひたすらに突き進む。江戸川を越えて、新中川を越えて、中川を越えると荒川である。
あの広大な荒川CRの左岸を走ることに決めた。ちなみに左岸とは小岩側である、右岸は平井側。





そう、この左岸の選択が最初のミステイクとも知らずに。


快調に荒川左岸を走る。さしたるローディは居ないが、荒川名物の少年野球のチビッコが時折道を塞ぐぐらいだろうか。あ、あと、先日の記録的な豪雨のせいなのか、巨大な水溜まりが所々にあり、かなり自転車が汚れてしまった。

川口市まで来た。





川口までは左岸と右岸を体験している。前回来た時はヨッシーとこの川口まで来て大喜びしてUターンしたいたのだが、今回の集合場所はもっと先。なので、川口から先は未開の地なのだ。

ヨッシーも誘ったのだが、今回は自宅に工務店が来るので来れなかった。

男一匹一人旅。

星桃次郎と一番星号に乗ってるような気持ちでハンドルを握った。

一番星ブルースも歌も口ずさんださ。



男の旅は一人旅♪

女の道は帰り道♪

しょせん通わぬ道だけど♪

惚れたはれたが交差点~♪



時折、プシュッ、プシュッー、って補助ブレーキみたいな音、口でさせてなww


あ、川口をちょいと越えた辺りで最初の荒川トラップがあった。

CRが善光寺ら辺で行き止まりになっているのだ。目の前にはフェンスとゴルフコースが行く手を阻んでいる。

公道を走るしかないかと諦めかけた時だった。

目の前を走るマウンテンバイクのボーイが川はじの方に向かって走って行った。

この場所からだと公園の木があって、その道は先につながっているか見えなかったのだ。そのボーイは一度森林に消え、やがて更に先に出現し、走り去って行った。


道を発見した!


周り道の無い土手を自転車を抱えて下って行った。


チクショー!
シクロクロス競技かよ!



▼シクロクロス競技



さて、川口のトラップを越えて、戸田ボート前まで来た。ここ荒川土手でもボートのエンジン音は聞こえるが、ビタイチ競艇の雰囲気を楽しむことは出来なかった。





そして、新大宮バイパスを抜けるのも苦労した。まさか一旦コースから出て、トンネルをくぐるとは、先行させたローカルローディ達の辿るラインを見るまで分からなかった。

新大宮バイパスを抜けると、今度は目の前に湖が見えてきた。人口で出来た広大な湖「彩湖」である。全然知らぬ間に荒川からどんどん離れて右に反れて行く。やばいやばいとは思うが、道がそうなっているので仕方がないのだ。

ふと立ち止まり「彩湖マップ」の看板を見ると、このサイクリングコースは彩湖を一周しているではないか。危なくグルグルと永遠に彩湖の周りを回る衛星になるところだった。


どうやら左岸のチョイスは失敗したようだ。
あらかじめコースを知らないと、行き止まりが多くて、まともに走れないのだ。

やっと彩湖を抜け出し、時計を見るとすでに時間は10時ジャスト。もう間に合わないので「後から追いつきますんで先に行っててください」と現在地のマップを添えてメールをした。


今、青い丸のここです。後から追いつきますんで先に行っててください




すると、谷キャプテンから「その場所なら、もう近くなので待ってます!」という返事が。

彩湖ばかりに気を取られていたが、実は彩湖と秋ヶ瀬公園は隣りだったのである。

慌てて貯めていた足を一気に使い秋ヶ瀬公園に入った。

こ、公園の中をクルマが走っている。

それはそれは広大な公園だった。

そしてオシャレなローディ達が沢山走っていた。

僕は、オシャンティーなデローザに乗っている女性2組に「抜きまーすぅ」と言われてブチ抜かれた。

お、おお。

これがサイクリング王国埼玉の底力なのか!

荒川は入り口なだけ。

本当の彩の国のサイクリストは、ここ秋ヶ瀬公園でしゃなりしゃなりとペダルを漕ぐのんか!

おぉ、ならば魅せようか、このTOKYO-BAY名物、湾岸最鈍のセパ競輪部の本当の走りを…



あ、谷キャプテンを見つけた。



まさかこの広大な敷地の公園で、こんなにすぐに出会えるとは思わなかった。



時計を見るとジャスト10分遅れ。



船橋から来てるんだから、いいタイムじゃないの。

すると、谷キャプテンが「どのくらい走った?」と聞いてきてくれた。

僕はスマホのアプリ、ランタスティックを起動しながら、

「多分、35…」



げえっ!
50kmも走っている。





どうりで腰が重いワケだ。

つづく