スポンジをかましている。
ベースのブリッジ部分にスポンジを挟んで、倍音を軽減させているのだ。なんて書くといかにもな感じだが、本当に効果はある。スポンジとフラットワウンドでモコモコっとしたウッディな音になる。僕の嫌いなジャズベースのギラギラサウンドも軽減される。しかし、加減が難しい。スポンジが厚すぎたり、目が細かいと音自体が死んでしまうからだ。僕が部屋をスポンジの切れ端だらけにしながら調整をして、辿り着いた結果をお見せしよう。
スポンジをかますことになった最初のキッカケは1枚のこの写真からだった。
▼Bob Babbittさん
ご存知、モータウンベーシストの二代目ファンクマシーン、ボブ・バビット氏。
かっこいい。
メチャメチャかっこいい。
実はボブ・バビット氏の写真に全てのヒントが詰まっていたのを気づかないで、シコシコとスポンジを試行錯誤工作していた。
厚さ、素材、幅。
全てがパーフェクトだったのだ。
・スポンジの厚さはなるべく薄めに、弦に薄くかかるぐらい。
・素材は柔らかく、洗車用の気泡が大きいタイプ。
・幅は適度に狭め。
・色は使い込んでキタナい。
Bob Babbittさんのアップ画像を見ると弦に全然食い込んでいないのだ。
そして、見た目がキタナい。
これだよなー。
▼Bob Babbittさんのスポンジ
▼イキってたころのオレ
▼今のカドが取れたオレ
▼ちなみにCarol Kayeさんはこんな感じ
まぁ、本当の事をいうと、音なんてどうでもよくて、見た目がカッコよくなるってのが一番の魅力なんだけど。