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【報告】被災地を訪れて~3日目仙台市荒浜~

こんにちは西本です。
2日目の更新からとても間があいてしまいました。
ごめんなさい。


1日目、2日目の報告をまだ見てないという人や、
もう忘れちゃったという人はこちらから
【報告】被災地を訪れて~1日目宮城県石巻市~
【報告】被災地を訪れて~2日目仙台市井戸浜~


では続きを書いていきたいと思います



4/5 7:30 起床 

カプセルの中がとても寒くて目が覚める。
今日も朝ご飯はバランスパワー。


9:11 仙台駅からバスにのって仙台市若林区荒浜を目指す

途中通った七郷小学校には
「七郷の美しい風景は私たちが取り戻す」
という横断幕が。


10:15 到着。
海のそばではバス停が復旧していないので
終点の4つか5つくらい前のバス停で降りる。

歩いて海を目指す。
歩いて7分ほどで1日目、2日目で見たような光景が現れる。

TVか何かで見たガソリンスタンド。
ぐちゃぐちゃに壊れていて近づけないようにフェンスが建っていた。

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そこから先は信じられない世界が広がっていた。
そこは住宅街。のはずだった。

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家は何軒かを残してすべて基礎だけになり
視界を遮るものが何もなかった。


「町が1つなくなった」
TVや新聞などで聞いたことはあったが
実際に見てみて初めて分かった

「町が1つなくなるってこういうことなんだな」と。

ずっと向こうまで見渡せる。
基礎と細かい瓦礫しか残っていなかった。


海にむかって歩く
川を渡る。津波はこの川を越えてきたのか…

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トイレやお風呂だけが残っている家もある。
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津波で地面ごともってかれたのか
家の土台よりも下の地面がなくなっている。
深さが2mくらい、幅が何mもあるおおきな穴があいている。
津波の恐ろしさを改めて感じる。

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海へ行く。
天気がよく、海は落ち着いていた。
砂浜は一見普通の砂浜に見える。

よくみると小さなガラス片や木片が無限に埋まっていた
おそらく素足では歩けないだろう。

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砂浜でおばあちゃんを発見する。
下を向きながら何度も何度も砂浜を往復していた
とても集中していて、とても話しかけることはできなかった

砂浜を戻り、近くにいた人に話を聞くと
おばあちゃんは毎日息子さんの遺体を探し続けているらしい


荒浜は震災直後200~300の遺体が打ち上げられたとニュースで見たことがある…


来た道を戻る。
洗濯機、化粧品、ビデオなどの日用品が落ちている

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ガソリンスタンド付近にこの地区で唯一形が残っている家があった。

2階の屋根の上にほかの家の屋根が乗っていた。
1階の居間の壁は壊れ、中が丸見えになっている。

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窓からお風呂場が見える
浴槽のなかには真っ黒になった水がたまっていて
マスク越しにも匂いが伝わってきた。

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荒浜小学校
玄関前に壊れたバイクや車が並んでいる
体育館は壊れ、学校の周りにはフェンスが建っていた

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元来た道を戻りバス停へ
バスに乗って仙台駅へ。

13:00ごろ 着いてすぐに仙台空港アクセス線に乗る
1日目に電車内から見かけた長町の仮設住宅へ向かう。


長町で降りて仮設住宅
あすと長町ニュータウン

近くにはスーパーや在来線の駅もあり
便利そうなところにあった

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たくさんの仮設住宅が並んでいる。
地面は舗装され、「徐行」や「とまれ」の文字も書いてある

玄関は屋根が付いたり工夫されている。

広場には仮設居酒屋なるものもあった。

少しでも快適に暮らせるようにと工夫が凝らしてあるが
それでもやはり大変そうだった。

平日だからか、人がまったく外にいなかったので話をすることはできなかった。

仮設住宅を出て、近くのマックに入店。
飛行機まで3時間あるためチーズバーガーを食べながら休憩。
ちなみに宮城県のチーズバーガーはケチャップが多い(西本調べ)

アクセス線に乗って仙台空港へ
家族と、バックパックを貸してくれた方へお土産を買って
飛行機に乗り込む。

牛タンビーフジャーキーが異常にうまい!



新千歳空港到着。
ただいま北海道。



今回自分はボランティアをしに行ったのではなく、
ただ、被災地の現状を見に行ってきた。
高校生という立場もあり、なかなかツアーなどに参加できなかったが
今年4月にやっと、母親の勧めで一人で宮城県を見て回ってきた。

TVや新聞、被災地に行ってきた人の話など、いろんなものを通して
被災地のことを知ろうと思いやってきたが、実際に行って生で見てみないと
わからないことがたくさんあった。空気感だったり、細かい部分だったり、
実際に歩いてみて被害の及んだ距離も感じた。

そして何より怖いと思ったのが慣れというもの

最初に石巻の光景を見たとき、心底怖いと思い、涙も出た
しかし、そこを何時間も歩いていると、恐ろしいという気持ちは持っていたものの
普通にそこを歩けるようになってしまう。
最初に感じた恐怖を忘れないようにしなければいけないと感じた。



みなさんの震災の記憶、震災に対する意識も
だんだん薄れてきてはいないでしょうか。
これを機に最初の気持ちを思い出してくれたら幸いです。


北海道学生震災支援ネットワーク(HOSUP)

広報 西本涼太