甘い香りの風が吹く。
自然アロマでリラックス。
花に鼻を近づければその香りは濃厚に。
ロウバイの香りに包まれに、昼過ぎからのお散歩日記。
動機
三連休3日目、朝からタヌキとキョンの毛皮の剪打ちしていた(やっぱりタヌキくせぇ)。
それぞれ1時間程度かけ、そのあとはビオレで洗って脱水機にかけ、塩をまぶして冷凍庫に入れておく。
ここまで10時過ぎ。
朝からベランダでキョンとタヌキの箭打ち作業
一週間ミョウバン液に漬けこんだキョンレザーをタンニン液に移す
キョン皮レザーと鹿皮用に乾燥工程で必要な木枠とベニヤ版が必要だ。
なわけで、中野の島忠に木材を買いに行く。
行って帰って13時過ぎ。
さて、何しようか。
午後が暇になってしまった。
島忠で木材買ってきた。来週はキョン皮レザーの乾燥工程に入れる
暇な状態を極度に嫌う俺氏、どこかへ行こうと思い立つ。
2月のこの時期はロウバイが咲いているかもと、近場で探してみたら松田町でロウバイ祭り開催中(今日まで)
そこまで行くなら、ついでに曽我丘陵の見晴台へ行きたい。
以前に行ったとき、あそこからの夜景は小田原市街がよく見えそうだと、夜景スポットとして狙っていたのだ。
そんなわけで、突然の思いつきで松田町に行くことにした。
思い立ったら急いで準備して家を出る。
見聞録~2月12日(月)~
新宿で小田急に乗り換えて、新松田には15時前に着いた。
そのタイミングの寄(やどりぎ)行きのバスに乗って30分弱で山間の集落に着いた。
蝋梅が満開の山里
バスを降りると谷全体に甘い香りが漂っている。
見上げる斜面が黄色に染まる。
ロウバイはちょうど満開だ。
梅林の斜面を登って5分ちょっと、お祭り会場というプレハブの案内所で500円を支払う。
小さい黄色の花が青空に映える
香りの強い梅の中でも、ロウバイは甘い香りだ。
黄色い小さな花が集まるトンネルから、花越しに青空を見上げる。
鼻を近づけるとしっかりした甘い香りが凝縮されている。
この香り、ふわっとしたはちみつ入りの砂糖菓子のような優しい甘さを感じる。
斜面一帯に咲く蝋梅
蝋梅トンネル
斜面を見下ろす展望所からは、黄色に染まった斜面の向こう、山に挟まれた町から川が谷に沿って流れている。
山肌と谷は緩く左にカーブして、ここからは大きな町は見られない。
展望所から見下ろす寄集落
ロウバイの香りを堪能して、バス停に戻ると新松田駅に戻るバスは40分後だ。
ここで待っているのもヒマだから、川沿いの遊歩道を歩くとする。
ロウバイは咲いたが、さすがに桜はツボミすらついていない。
裸足になれば渡れそうなほどの水量の中津川は上流の鍋割山から流れてくる。
下流の橋を渡ってバス停で待っていると、しばらくしてバスが来た。
中津川から鍋割山を振り返る
新松田駅に着いて、曽我丘陵へは御殿場線に乗り換える。
乗り換え時間20分の間に箱根そばで鴨だしそばをすする。
そういえば、昼に中野の島忠行ったときに、駅前の田舎そばすすったから、そばばかりの1日だなぁ。
中野の田舎そばは中高時代の20年前から変わらずの味だったし、ソバ屋のおばちゃんも多分当時と同じおばちゃんだった。
御殿場線で下曽我駅へ。
ここからの見晴台まで歩くついでに、曽我梅林も見ていく。
ロウバイと違って鼻に届く香りはせず、梅林はライトアップもしていないので、夜の梅林は面白くない。
個人宅で梅に光を当てているところは数軒ほどあった。
梅林越しの富士夕景
梅の花ライトアップ
駅から丘を登っていくにつれて、西には足柄平野の広がりと、その向こうには箱根の稜線、右に金時、矢倉岳、その右に富士山のシルエットという夕景が広がる。
日没後1時間ほど経ち、街灯のない畑の斜面は暗い。
坂を上ると見晴らしがよくなる
足柄夕景
広域農道を横切った畑の上に見晴らし台がある。
箱根に囲まれた足柄平野と、海に面した小田原の夜景が光る。
西から小田原の夜景を見ようと箱根や石垣山から何度かチャレンジしたけど、どうも西から小田原を見下ろせるいい場所がない。
東の曽我丘陵からならと来てみたが、ここからは夜景もみえ、箱根と富士のシルエットがよく見える。
この曽我丘陵にキャンプ場やゲストハウスが無いのはおかしいと思う景色だった。
見晴らし台からの眺め
富士のシルエット
箱根のシルエット
小田原夜景
国府津駅まで下る。
お散歩程度のつもりで、今日はがっつり二万歩を歩いている。
国府津駅に19時に着いた。
駅近くなって電車の時間を調べると、2分後に発射するので、走って改札通過してセーフ。
帰りは温泉入ろうと調べてみたら、蒲田近くの銭湯が黒湯の温泉でサウナあり、タオルセットで870円というのでここにする。
ついでに京急蒲田で降りて、釜玉中華そばナポレオンで替玉を頂く。
で、銭湯サウナでガッツリ整ってたら22時過ぎてました。
京急蒲田駅近くのナポレオン軒。個人的には替え玉がウマい
870円で整いました。ゆ~シティー蒲田
昼過ぎの思いつきで来てみたが、十分楽しい半日ハイキングだった。