今から約10年前。

 

当時俺は、それはもうピッチピチの20代前半。

 

大学を中退し、新宿歌舞伎町のホストクラブで働いていた。

 

自分で言うのもなんだが、結構売れていた。

 

ホストにしては若いうちに指名本数、売上共に人気店で数か月でナンバーワン。

それも相まって、何度か深夜番組なんかに呼ばれたりして、あの狭い街の中じゃ、そこそこ有名だった。

 

 

ホストはじめたての頃は、多少なりとも上手くいかないこともあった。

 

太客を他店のホストに取られたりだとか、売掛して飛ばれたり。

若いくせに生意気だと、売れない先輩ホストに変な噂流されたり。

 

(あ、わからない言葉があったらgoogle先生に聞いてね)

 

まあ、そんなこといちいち気にしてないギラギラしていた当時の俺は

自分に合った接客スタイルを身につけたり、外見をより磨いたりして、前だけを見ていた。

 

 

 

10年前といえば、某雑誌『小○魔age○a』が大流行で

当時小学生の将来の夢が、キャバクラ嬢なんかだったりして。

 

ということは、モデルに憧れてキャバ嬢になりたい子がたくさんいたわけで

キャバ嬢が増えるということは、俺らホストの客が増えるわけで。

 

歌舞伎町は賑わっていた。