この日俺は、ブランド店でお客様へお返しの買い物していた。

お金をたくさん使ってくれるお客様には、たまにこうやってプレゼントをする。

数万円のものでも涙を流して喜んでくれる子もいるから。



担当の店員さんにオススメのものを見せてもらう。


ん〜、これにしよっかな。



「〜〜…ってんでしょ!」

遠くから女の声が聞こえる。



いや、こっちも悪くねぇな。



「ふざけないでよっ…〜」

どうやら揉めてるらしい。



このピンクにすっかな。



「…ギャーーッ!!!」

女の絶叫する声。



ッチ、昼間っからうるせぇな。


俺は思わず声の方を振り返る。


人だかりの中心にいたのは。





リンだ。