根が深いのが観えてくる | 『唯唯普通に生きる』

『唯唯普通に生きる』

『感情』を超えていきたい人の戯言です。

心の状態が少し前向きになると、

今の状態になった責任を

他者のせいにする想念が湧き出して

しまい、本当に根深いのを痛感している。


例えが適切でないかもしれないが、

交通事故で大事な人が亡くなったと

して、哀しみにくれていて、

泣いても泣いても返ってこない訳だが、


その傷が癒えていくのは

多大な時間と、相手を許すのに

多大な努力がいる。


許す努力をしようとしていても


どうせ命は返ってこないの

だから、気持ちの切り替えが大事だ、

と加害者にもし言われたら、


辛い気持ちが、より増幅して

とてもとても耐えられないと思うが、


命まで取られた訳ではないが、

私の置かれている状況も、

道理的には同じ構造である。


過去に光市の本村さんの奥様と

お子さんが殺害された事件があったが、


事件がだいぶたってから、

本村さんが、


人を信じるとか人を許すとか

人間として当たり前の感覚を取り戻す

のに、


どれだけ苦しんだか、

優しい心を取り戻すのに、

どれだけ苦労したか、


と涙ながらに

おっしゃっていたのを聞いて

胸が張り裂けそうになった。



人の気持ちのわかる本当に優しい人に

なれるよう、また明日もやるべき事に

向き合っていこう。