人を自分の形にはめようとする人がいる。
真理の型と主観の形を混同している人もいる。
素直な人もいたら、我儘な人もいる。
独立心の強い人もいれば、依存的な人もいる。
世の中には、本当に色々な人がいる。
こういう様々な価値観や考え方の人が
いる中で、
騙される事なく騙す事なく、
嫌悪感も感じず、人に無関心にもならず、
適切に人と付き合って生きていく、
というのは、至難の技であるのを
今更ながら骨身に染みる。
仏道を素直に受け入れて日々実践して
いても、
ここまで上手くいかないと、
生きる事は即ち苦しみである、
という釈迦の真理が、
骨身に染みるまでわかってくる。
だから、この苦しみの
環境があってくれた事、
それこそが感謝の対象という事を
わからせる為に、生きる事は苦しみと
おっしゃっているのだな。
言われた通りに実践していると
苦しみはどんどん増していくが、
反比例して心が成長している
実感も得られる。
仏教というのは、本当に不思議な教えだな。