疲れないスキー...4時間弱でゴンドラ10本=エベレストの標高と同じくらい滑った話 | 情熱山脈(passion mountains)のブログ

情熱山脈(passion mountains)のブログ

ともかく山が好き...春~秋はトレッキングを...冬~春はバックカントリースキーを通して雪山の魅力を...

年越しに結構山に雪が降って、漸くスキー場も全面営業に近いところまでこぎつけました。

さて、1月8日 前日の予報では...なんとかお山に登れるかなと思いつつ、起きると、小雪が舞って、上はガスが掛かって...とやる気が起きない天気。😥😭

今年からは、毎日曜日早朝のファーストトラックもやめて、自然な目覚めの後、マイペースで朝食、そして、出発をしています。

1月8日も9時過ぎにゲレンデに立って...パウダーゾーンも踏み荒らされて・・・こういう日はゴンドラ回しに限る!ということで、1ゴン(苗場スキー場 第1ゴンドラ)山麓駅へ...💨

なぜ、ゴンドラかというと、お日様にも縁遠く、実際よりも寒く感じる日は、乗ってる間暖かいゴンドラがいいんですよ。😉

苗場の1ゴン 標高差760mあります。 低山どころか、中くらいのレベルの山と同じです。💦

1本目、ゴンドラに乗って考えたこと...そうだ、ノンストップでお昼まで回そう...と💨

 

 

というわけで、ゴンドラ山頂駅...☃

いやあ~真っ白で視界がチョー悪!!

5mくらいしかない...

というわけで、スピードを落としていきます。いきなり視界に、コケて横に広がってるボーダーが現れたりして危ないです。
出来るだけコース縁を滑るようにして...

1ゴンだと、最初の区間が山道なので、狭いんです。

なんとか、最初の狭い通路を抜けると、広~い筍平です...が人が多い...😩

視界は相変わらず悪い。左縁のポールを目印に慎重に下りていくと、大斜面。

大斜面も人洗い状態。斜度が急だけに色々な事象が起きていて...☠

大斜面を過ぎると、コースがいくつか枝分かれします。ここからはしかも良くてストレスなしで滑れる。

ワクワクコースと言われる、くねくねした狭い通路の初心者用コース。

一番急なストレートパウダーバーンの男子リーゼン、変化が面白い女子リーゼン、長くて急な落ち込みが続く男子リーゼンと...一番端のチャレンジコースとダウンヒルコースは、1ゴンに戻れなくなるのでパス。

自分的には女子リーゼンが結構滑りやすくて面白かったです。


というわけで、ノンストップ、ゴンドラに乗った9時20分から10本目滑り降りた13時ジャストまで、滑るかゴンドラ乗るかしかしていない...

 

証拠!!
証拠その2!!


標高差は8580m...消費カロリーは9,180Kcalとオリンピック選手の2日分...

という偉業を成し遂げた(笑)わけなんですが...

 

滑った後の担々麺...美味しかった(苗場プリンスホテル4号館3F 友心)


じゃ、どんな滑り方をしたのか...

という事なんですが...当然シニアの足...

 ここでスキーというスポーツを考えてみましょう

スキーとブーツという道具を介して雪とコンタクトを取るスポーツですよね。

そこで、自分が進みたい方向、スピードで板を操りたいのですが、ポイントは3点だけ。

つま先、踵、脛...この3点にかかる力のバランスを変えるだけなんです。
だから、膝より上はどうでも良いと言っては語弊がありますが、つま先に加重したいときは前の方に身体が倒れた方が加重しやすいし、同様、後ろに身体が倒れるとつま先に加重します。
 脛はというと、スキー板のハンドルと思えばわかりやすいです。

おおかじイッパイという時は、自分が行きたい方向に脛を向けて脛をブーツのフロントインナーに押し付ければ良いのです。ブーツのフロントインナーを押しているときが、押す力が大きい時が板が一番撓むように出来ています。

 もうお判りでしょうが、なにも、腿を倒して腰を低くして構えなくてもスキーは曲がるということ。
上の3点を少しずつ変えることで腿が起きて高い姿勢でも、くるくる回る。

 私は、素早くターンしたいときは、ターンが終わってエッジを切り替えて次のターンが始って、板が下を向きだしたところで、脛をゴン!と前に倒す...と板が撓んで面白いくらいに来るっと回ってきます。

 ターンの後半で板が横に向き始めたら、板を前に走らせる、つまりはちょっと踵よりに体重を乗せてやる。
と同時に、上体は次のターン方向、斜面の下方向を向く。

 体の重心(おへそのあたり)は重力で下方向へ力が掛かっていますので、横に押し出したスキーよりも斜面下側へ移動していく。

と、次のターンのエッジが自然に立ってるので、また、ゴンと一押し。

 基本、ターンの後半は重力に逆らわず、ずれるのならずれに自然に乗っていく...という滑り...

ここで、思いっきり加重すると、スキーの板は撓んで重力とは違う方向へ向かっていくので、足にストレスが多くかかります。

 という、高い姿勢で、ともかく、上記3点のみ意識...といっても、途中の大斜面では、人が多くて、衝突回避のために無理やり板を回したりしなくてはならないので...大斜面を下りたとこらへんが一番しんどい...

まあ、今の時代、格好いい滑りとはレーサーのような滑りなんでしょうけど...

 滑りの無駄を排して、重力に出来るだけ逆らわず、下りていくという滑りでないと、この本数ノンストップは無理です。

 エベレストに匹敵する標高差を3時間半ノンストップで滑る方法でした。

 

当夜のゲレンデ花火


というわけで、皆さんも沢山滑ってくださいね💖💖💖
(動画は別の日にパウダー三昧したものです...最後、パウダーシャワーを浴びて雪風呂に浸かるシーンもあります)

 

 

 

フォローしてねフォローしてね!フォローしてね…