合掌 いつもお読みくださりありがとうございます。

 

6月12日~13日にかけての団参の続きになります。キラキラ

翌朝、5時半からの久遠寺様の朝勤へ。総門を包む朝日が眩しかったです。ラブラブ

 

▲総門「開会関」にはお祝いらしく国旗と宗門の「井桁に橘」の旗

 

▲大太鼓の音と共に、法喜堂より式衆がやってきました。立派なお姿に自然と合掌してしまいます

 

大勢の方が朝勤へ来られておりました。当たり前ですが・・ニコニコ

たくさんの方々とお唱えするお経、お題目は清々しかったです。

 

▲この組紐は何だろう?と思いましたが、本堂内のお祖師様の御手と繋がっており、紐を通じて心を通じ合わせることが出来るのだとか。粋!

 

▲身延山九十世日勇法主猊下のお言葉

 

「善人は人から重んぜられ

正義は人から尊ばれる筈である。

然し善人なればこそ悪人にきらわれ

正義なればこそ不正の輩に却けられる。

善人必ずしも重んぜられず

正義必ずしも尊ばれない。

だか悪人にして栄えたためしなく

不正にして誉れを得たものはない。

重んぜられずともよい

私は善人でありたい。

尊ばれなくともよい

私は正義であることを欲する。」

 

久しぶりに拝読し、グッと胸に入ってくるお言葉でした。

嫌われても憎まれてもいいんです。善人だからこそ悪人からは嫌われ憎まれるのだと思えば、むしろそっちの方が良いんじゃないの。自分を貫こう、とね。キラキラ

 

▲宿に帰って朝食を頂き、宿を後にして再度久遠寺へ上がる途中に見た雲

 

バスの中、「あ、龍が身延山の方へ向かって行ってる」と誰かの声に窓の外を見れば、本当に龍が祖山へ向かっているところでした。当日13日のこの天気、この雲。まさに龍が寿ぎに現れたかのようでした。アップ

13日は日蓮大聖人ご入滅の聖日です。

※弘安5年(1282年)10月13日ご入滅

 

▲晴れ晴れとした境内、本堂前

 

▲宗門キャラクターこぞうくんも「みんなの心が晴れわたりますように♪」とのこと♪

 

13日~18日の間、毎日行われる法要六座。そのトップバッターとして、13日は女性教師と音楽家による現代音楽大法要があります。こちらに妙勇が出仕するため、10時から法要のリハーサルがあるということで、妙勇は単身控え室へ。

檀信徒ご一行はロープウェイで身延山思親閣様へと、しばしのお別れ。

 

▲受付入口を通り、控え室へと向かいます
 

▲早速リハです。今日は女性教師だけの法要なので、ほぼ全員女性教師です

 

リハといっても、私たちは所作など細かい部分を少しだけ。音楽家の皆様の方が、きっと大変だったと思います。それから、構成と打ち合わせを何度も熟議され練り上げて来られた皆様方、お上人方には、本当にありがとうございました。

 

故黛敏郎氏が作曲された、日本初の仏教者の一代記を表現した「オラトリオ日蓮聖人」。
「オラトリオ」とは宗教的・道徳的内容の物語を独唱・合唱・管弦楽のために作曲された曲のことです。

 

▲その頃、ロープウェイ山上駅からの絶景、思親閣では御開帳もして頂いておられた当山檀信徒方。ご縁ある方と嬉しい出会いもあり・・キラキラ

 

そしていよいよ12時55分、式衆は大本堂へ。

今日はこのオラトリオと女性ならではの柔らかな美声の読経を合わせた音楽法要になります。日蓮聖人のご降誕から未来へのお題目の流布へと、物語が進みます。

未だかつてない、初の試み。

何百人というご参拝の皆様。近衛家の方も、この世界初の法要にご臨席でありました。

 

女性教師が祖山大本堂の内陣で法要を行うということが、本当に貴重であり得ないことで。

それも750年という記念すべき法要、50年に一度の慶讃法要です。一生に一度の法要になりました。

 

有り難すぎて涙が溢れるのをこらえるのに必死でした。

もちろんお式はしっかりやり遂げましたよ~。ニコニコキラキラあせる

歓喜身に余り、法悦に入り。まるで夢の舞台のような法要でございました。

 

▲法要後、道場同期の法友4名と懐かしの再会。岡山・大阪・堺・北海道からの参加。角帽子は記念にと頂けました。元政七条に良く合うお色味で嬉しい

 

▲コロナ前はよくお食事会をご一緒させて頂きご指導頂いておりました先輩との再会もあって嬉しかった~♪

 

さてさて、大阪に帰ろう! 急いで着替えて皆様と合流・・と思いましたが、何かと色々慌ただしく、全然無理でした。あせる

バスの一行は門前町へお買い物に行ってしまわれたので、私も境内で少しゆっくりしつつ・・音譜

以前ブログを通じてお友達になった方とお会いすることも出来て嬉しかったです。

 

▲出会った頃は一般人だった方が沙弥になり、教師となるべくご修行を重ねている・・昔の自分が重なり嬉しくなります。優しく温かい尼僧さんになってくださいね。必ずなれますとも

 

で、バスがいないのでまたもや菩提梯を歩いていくことに・・あせる

もちろん足はガクガクなので男坂を。最後だけ石段を降りました。

二日続けて菩提梯を上り下り・・なかなか出来ない体験でした。(笑

有り難くご修行させて頂きました!アップ

 

▲荷物を持ってくれたお上人と。二人とも、ヘトヘトなのです

 

▲久遠寺様より賜りました、焼き印が「750」のみのぶまんじゅうと「750」ミネラルウォーター

 

高速道路が混みすぎてて晩ご飯を食べるのが遅くなってしまったりもしましたが、全員無事帰宅。キラキラ

本当にありがたい一泊二日の団参でした。

またこうして皆さんで上がれる日が来ますように。

 

▲記念品。身延山大学特任教授 柳本伊左雄様作、日蓮大聖人身延入山之図。晴れ晴れとしたお姿、良いです。師父に差し上げるとします

 

関わって下さった全ての皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

南無妙法蓮華経

 

三拝(裡)