七合目 | 炭水キャベツ

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日々是好日

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「満天の星空
 眼下には雲海」

やっと着いた須走り七合目
2年前には、ここで猛烈な風雨に見舞われ子供と共に断念した場所。
今回はこのまま登っていけそうだ
時刻は午前4時(相当ペースが遅い)
白み始めた眼下には雲海が見える。
とても山頂でのご来光は望めない
完全にバテてしまったイッチャンの休憩もかねて、ここでご来光を待つことにする。
4時半頃だったろうか?東の空が黄金色に光り太陽が昇り
それはすぐに雲の中に消えてしまった。
しかし何とも神々しい
辺りに沈黙の時間が流れた。
いくらか回復したイッチャンに檄を飛ばし、再び登り始める。

テツ、靴が合わないのか、踵に靴擦れが出来
それをかばい膝が痛くなってくる
(10年位前のスクリューに巻き込まれた事故の影響もあるのだろう)
元気だったツムラ君も遅れ始めイッチャンと一緒のスローペースに。
リョウ君は元気だが彼らのペースに合わせる。

クミオ君、ホクト君、僕は元気
次の目標本七合目まで先に登り後続組みを30分位待つ。
待ちくたびれた頃、へろへろになって後続が到着。
沢山休みたいのだろうが、僕等は充分に休憩を取っており、そろそろ登り始めたい。
しかもそんな僕らを横目に、他の登山者達がどんどんと抜かし登っていく。
「果たして何時に登頂できるのだろうか?」と焦りが出始めた
悪循環の始まりだ。。。
イッチャン、かなり具合悪いのに周りを気遣って「大丈夫。。。」って
気力で登るが、とうとう8合目を過ぎ少し登ったところで座り込んでしまう。
口では「大丈夫。。」と言っているが脚がもう動かない様子
気分もかなり悪そう、おそらく高山病だろう。
テツがそんなイッチャンに詰め寄り
「登る登らないは自分で決めろ、しかしこの先仕事でもこんな風じゃまずいぞ」って。。。
そんな言い方しなくても。。。だまって聞いていたが
内心、このままイッチャンを登らせるのは問題があると思っていた。
他の登山客も「今年の富士山は3人死者が出ている、無理をさせずにやめさせるべき」と。

イッチャンここで無念のリタイア
他の登山者の流れに逆らい一人コンビニの透明な合羽をたなびかせ
杖をコツッコツッと静かに突きながら山を降りる様は
まるで仙人。。。いや山の神だ!!山の神が降臨なさった!!