今日は滋賀県長浜市にあるつづらお崎展望台までバイクツーリングに向かいました。

ところがつづらお崎展望台まであと15分の場所まで来た時にとうとう雨粒が顔に当たるのに我慢できなくなったのです。

この時期に雨で濡れるのは平気なのですが、バイクを高速でぶっ飛ばしている最中に雨粒が顔に当たると私のお肌が荒れてしまします。笑

 

それは冗談ですが、私のヘルメットはHalf Cab(半帽ヘルメット)なので、大粒の雨で視界が遮られるし、雨粒が顔に当たると痛いし、コーナーを攻める私の走り方では路面が濡れるのは転倒のリスクが高るので、目的地を前にして引き返すことを決断したのです。

 

つづらお崎展望台の景色は絶景だと知り合いのバイク乗りから聞いていました。

私は若い頃に高校時代からのバイク仲間の森山とつづらお崎展望台に行ったはずなのですが、その絶景の景色は全く記憶にありません。

森山も私も美しい景色であるとか、どうでも良い事でしたね

バイクを気持ち良く飛ばせる道路があればそれだけで目的地は何処でもよかったのです。

 

私が一番気持ち良くバイクを飛ばせるコースは鯖街道なのですが、4日前に鯖街道の終点である小浜港に行ったばかりだし、信楽コースは一昨日に行ったなばかりなので今回は他の場所に行ってみようと思ったら目的地寸前で雨に遭遇したのです。

 

今朝5時半に大津市と長浜市の今日の天気予報をチェックし、両方とも降水確率はゼロであることを確認したのに...

まぁ、でも山の天気は変わり易いことを比叡山の麓にある本農園で働く私はよく知っています。

以下のスクショは念のために出発直前にバイクに跨ったままで撮ったものです。

 

以下の天気予報では明日から一週間は雨が続きますので、バイクに乗るには今日しかないじゃないですか❕ 笑

 

 

琵琶湖北部は雨が降っているなら晴れている鯖街道に行けばいいのだ❕と思い、鯖街道に向けて出発しました。

 

そして今日はなんと、たった約78㎞の走行距離で給油ランプが点灯したのです。

70km代で給油ランプが点灯したのは初めてですよ。

いつものガスステーションでいつも通りにキャップギリギリまでハイオクを給油したのに...

 

今日は早すぎるやん❕

 

1ℓの携行缶を常に2個積んでいますから、ガス欠でバイクを押すことはありませんが。

 

 

 

つづらお崎展望台までは普通なら高速道路を走って行くものですが、それでは面白くないので、私は山の麓の曲がりくねったコースを走りました。

信号がほとんど無い曲がりくねった道を右や左のコーナーを駆け抜けるのに本来なら4速ギアで走るところを3速ギアで引っ張る走りをしていたので、ガソリンを消費する走りをしていたのは判っていましたが...

 

私のForty-Eight、カッコ良くて機敏に走るのですが、タンク容量がたったの7.9ℓですので、100㎞前後で給油ランプが点灯します。

今日は約78㎞でした。

 

容量が大きいタンクに交換することも検討しましたが、以前の日記に書いたようにシカゴ時代の女性の同僚のMariaがそれは絶対にしない方がいいと言う理由に私は完全に納得したので交換していません。

アンチハーレーだった私がForty-Eightに惚れ込んだのはMariaが会社の広い駐車場で彼女のForty-Eightを運転させて貰ったからです。

 

私が今まで乗ったことのないバイクでした。

正に生きた馬に乗っている感じでしたね。

Forty-Eightのエンジンを掛けた時にエンジンがブルブルと揺れているのを見てビックリしましたよ。

ハンドルも小刻みにエンジンに同調して揺れているのです。

 

アクセルを回せばドッドッドドと鬼トルクで進んで行くForty-Eightに惚れ込んでしまいましたよ。

このForty-Eightはハーレーの中のスポーツバイクであり、Spot Starと呼ばれています。

400㏄クラスの小さい車体に1200㏄のデカいエンジンが搭載されています。

右や左のカーブをひらひらと気持ち良く走行できるのは小さなタンクにすることでバイクの重心が下方に置かれるからだとMariaは説明してくれました。

 

ガソリンは結構重い液体であり、一般のバイクのように300㎞ほど連続走行できる普通の大きさのタンクに換えたら、バイクの重心が上の方に移動するので、Forty-Eightの機敏な走りを台無しにしてしまうとアドバイスしてくれました。

Mariaはガス欠問題を2本の携行缶をエンジン近くのフレームに取り付けることにより解消していました。

 

その位置に取り付ければバイクの重心は変わらないのです。

私はエンジン近くに取り付けるとエンジンの熱の影響が恐いので、バイクの後部に2個取り付けました。

 

Forty-Eightは1948年に発売されたバイクに装備してあったピーナツタンクと呼ばれる小さいタンクがトレードマークです。

Mariaが言った様にそれを換えるのはこのバイクの人格を大きく変えてしまうので、絶対にやってはならないことでした。

 

要するに整形手術はするべきではないということですね。笑

 

バイクも人間も良く似てますね。

どんなに優秀な奴でも何か大きな欠点があるのです。

そしてその欠点があるからその人の良さが生まれてくるのです。

 
話が横道に逸れたので今日のバイクツーリングに戻します。
 

鯖街道にある朽木村の道の駅へ向かってから5分も経たない内に雨は止みました。

道の駅でコーヒーを飲みながら休憩していたら、濡れた服が乾きましたよ。

今日は日曜なのにバイカーの数が少なかったので、よかったです。

私、人の多い場所は苦手です。

 

 

 

流石に日曜日ですから、鯖街道は平日の貸し切り状態にはなりませんでしたが、今日もバイクツーリングを満喫することが出来ました。

 

今日もこれを言わせて下さい。

 

こんなに素晴らしい爽快感を味わえて、お天道様でも誰でもいいから感謝したいです。

今日も生きていて良かった❕と実感するのです。

 

私が自宅から鯖街道に入るまでの農道が私が一番にバイク走行を楽しめる道です。

この道は平日には滅多に車は通っていない貸し切り状態です。

もし前方に車やバイクが走っていたら私は路肩にバイクを停め、貸し切り状態になるまで待ちます。

 

そうすると私がコーナーをぶっ飛ばして転倒したとしても誰にも迷惑がかかりませんので、安心して自分の思い通りの走りが出来るのです。

比叡山の麓にある農道は2,3分待つだけで直ぐに貸し切り状態になるので、この田舎町に住んでいる俺の人生、得している❕と思ってしまうのです。

以下の写真は素晴らしい道のほんの一部です。

 

今日もこの道をハーレーでぶっ飛ばせて最高に幸せな日でした。

 

 

 

 

鯖街道に入ると以下の写真の様な山道が続きます。

 

 

 

 

 

 

今日も私はバイクに乗って贅沢な孤独を楽しませてもらいました。

 

私は我侭な人間なので、バイカー達とインカムで走行中にお喋りをしながら仲良く一緒に走ることは出来ません。

他のバイカーに合わせて自分の走りを抑えるようなお人よしの人間ではありませんので、私は友達が少ないのでしょうね。笑

 

今日は途中で引き返したので嫁さんのお土産を買ってないし、そんなに走っていなかったので、今日のガソリン代は約1500円でしたよ。

 

たったの1500円でこんなに幸せを感じられるのは私の人生、ついている❕と確信しています。

農業を始めて4年目、今だに貧乏農家のままですが、お金持ち農家になる必要があるのか❓と疑問になってきますよ。笑