今月に入った頃から何だか悪友達の何人かが青息吐息状態になっているみたいなのです。

その内の一番馬鹿な木村は投資信託で彼が買ったBMWの3シリーズと同じぐらいのお金が消えてしまって呆然としているという噂を聞きました。

 

還暦を過ぎた我々は定年退職時に退職金を貰っているので、銀行には沢山のお金があります。

銀行の利子なんてゼロに近いので、少しぐらいはそれで火遊びをしてみることが悪いという積りは私にはありません。

自分が買った株が上がったり下がってしまうのは素人の我々でも百の承知です。

銀行にお金を預けるのとは違うことはちゃんと判っているのです。

 

そういうものに全く関心が無い私は自分が買った株が一時的に下がっても、上がるまでじっと待っていればいいのじゃないかと思っていました。

 

私の退職金はアメリカの銀行にあります。

6月にアメリカの銀行から滋賀銀行に3万ドルを送金した時は480万円の振り込みがありました。

滋賀銀行で引かれる振り込み手数料は1000円です。

8月15日の今日のドルは149円ですから、同額の3万ドルを滋賀銀行に送金したら447万円です。

 

同じドルを送金しても前回より33万円も少なくなるのです。

ドルの価値が上下することは当たり前のことであり、私が持っているドルの金額は変わりませんので、そのままドルで持っていて、良いレートの時に日本円に換金すればいいと考えています。

 

だから自分が買った株が一時的に下がっても、上がるまでじっと待っていればいいのじゃないかと思っていました。

だから木村が買った株が下落しても私が持っているドルと同じで、その株がまた上がるまで待っていればいいのです。

現在は買った株がBMWが買えるぐらいの価値がなくなったとしても元に戻る可能性はあるはずだと思ってました。

 

株の信用取引というものはそういう単純なものではなかったのです。

 

一般の個人投資家が行っている信用取引というものは証券会社に保証金を預けて、預けたお金の約3倍の取引をするみたいですね。

私が聞いた話ではその保証金というものはお金だけじゃなく、自分の持っている株も保証金になるそうです。

 

但し、担保になっているその株の価値があるレベルを下がると追加の保証金を入れる必要があるのです。

そしてその保証金を入れることができなかったら、担保となっていた株が売られてしまい、損益が確定するようです。

 

この話は落ち込んでいる木村から聞いたわけではなく、悪友達の一人が木村から直接聞いたものを私に説明してくれました。

私はこの分野には疎いので、もしかしたら聞いた話を誤解しているところがあるかもしれません。

 

何れにせよ、私がアメリカの銀行に預けてあるドルの性質とは異なるものですね。

ドルが高くなろうが低くなろうが私は新たなお金をその銀行に振り込む必要は全くありませんが、信用取引というものは株価が大きく変動すれば証券会社に追加のお金を振り込む必要があるのは間違いないのです。

 

以前の日記に何度か書いたことですが、悪友達との飲み会でNISAを利用しない奴はそれを利用できない頭が悪い奴だと言ってましたね。

投資で儲けたお金は今までなら20%以上も税金でとられてましたが、NISAは非課税になるそうですね。

私が覚えている限りでは年間に360万円、生涯で1800万円までは非課税になったと思います。

銀行にお金を預けも利子はゼロに近いので、新聞をちゃんと読める者は投資するべきだと言ってましたね。

 

悪友達は私が帰国後に軽トラや耕運機や草刈り機や何百本の苗木や肥料の購入で最初の半年間だけで1000万円が飛んで行っているのを彼らは間近で見ているので、農業の経験がない私がそんな大金をつぎ込むのはギャンブラーだと散々言われてましたよ。

私自身も悪友達の中で私が一番のギャンブラーだと思ってました。

 

普通は一本の苗木は3000円ほどですが、既に実を付けている成長した苗木は1万円近くしました。

幼い苗木を育てるのは難しいですが、成長した苗木は体力があるので農業の経験がない私が少々間違った育て方をしても大丈夫なので、私は喜んで高価な苗木に飛びつきましたよ。笑

それでも農業の基本も知らない私は購入した苗木を全て枯らせてしまう可能性も多いにあったのです。

 

幸いにも私の周りには師匠のYさんや農業開発センターで指導員をしていた嫁さんの従弟がいたので、手とり足取り指導してもらったので苗木を枯らせたのは1割程度で済みました。

4年経った今では苗木を枯らせてしまうのは100本に一本ぐらいです。

それはカミキリムシ虫によるものであり、私のやり方が間違って枯らせることはもうありません。

 

そして成長した苗木を購入したので、僅か3年目で少量ですがマイヤーレモンを出荷できるようになり、去年JAさんと契約することも出来たのです。

苗木に投資したお金の大半は4年目の今年の冬には回収できる予定です。

 

農業をやり始めた頃は畑で肉体労働を1時間すれば次の1時間は休まないと身体が持ちませんでした。笑

そんな状況で働いていたのに私が更に高額な農機具を購入したり、新たな苗木を購入するのを友人達が見て私を心配してましたよ。

そして農園に手伝いにくるようになりました。

 

自分でも正しくギャンブラーだったと思います。

 

友人達が株に投資するリスクの何倍ものリスクを負った投資だったと思います。

まだまだ私がレモン栽培に投資したお金は回収できていませんが、確実に時間の問題です。

レモンの苗木は10年までは成る実の数が年々増えていきますからね。

 

帰国した頃は悪友T君も投資信託に預けたお金が2000万円以上の利益を生んだことを自慢気にスマホを私に見せてました。

悪友T君の影響で他の悪友達も多少なりとも投資信託にお金を入れていましたね。

 

T君のように汗をかかずにスマートにお金を儲けることが出来ることが少しは羨ましく思いましたが、私は馬鹿なのでそういう難しいことが出来ないことは判っていました。

スコップを持って畑で肉体労働をすることなら私でも出来るかもしれないと判断しました。

 

そして8月に入って、何が原因なのかは私には判りませんが、投資信託をやっている悪友達の多くが青息吐息になっているのですよ。

 

私の様に苗木周りの雑草を刈るのを怠ったせいで雑草に覆われてしまった1万円で購入した苗木が何本も枯れてしまいましたが、それは私が納得できるものです。

カミキリムシ虫が苗木の根元に穴を開けて卵を注入し、苗木の中で成長した幼虫が苗木を食い荒らして枯らせてしまいましたが、カミキリムシ虫が苗木の根元に穴を開けた時に必ずおがくずが根本に散乱しているので、それを見落した私の怠慢です。

直ぐにカミキリムシの幼虫キラーのスプレーのノズルを見つけた穴に差し込んで2度ほど噴射してやれば枯れることだけは免れるのです。

 

しかし素人の個人投資家の代りにプロの投資家集団である投資信託会社にお金を運用してもらっているのに何か判らない理由でいきなり大きなお金を失ってしまうのは納得できないだろうと私は思います。

 

悪友達は何も悪いことを一切していないのに...

 

繰り返しますが、悪友達との飲み会でNISAを利用しない奴はそれを利用できない頭が悪い奴だと散々言ってましたが、私にすれば投資信託にお金を預ける奴こそ頭が悪い奴だという理解です。笑

 

確かに銀行にお金を預けても利子はゼロに近いのですが、絶対にマイナスにはなりませんからね。笑

新聞をちゃんと読める者は投資するべきだと言ってましたが、私にすれば新聞を読むだけでお金が儲かるような世界に我々馬鹿な者は首を突っ込むべきではありませんよ。

 

私の友達なんて私と何十年も付き合っている奴等ですから、そもそも頭が悪い連中だと思うのです。笑

そういう奴等が今までやってきた自分の専門分野以外のものに手を出したら損するのは当たり前のような気がするのです。

 

今のところは一本の苗木からは何百円、何千円の儲けですが、成る実の数は10年までは年々増える一方なので、私が投資した株(本当の生きている株)はそこそこ儲かる優良株だと思いませんか❓

私は頭が良くないので、こんな風に汗を流して身体を使って肉体労働をしてお金を儲けているのですが、私にはこれが一番似合っていると思っています。笑

 

株価が暴落した時は同時に株で儲けられる時でもあると木村は言ってるみたいですが、新車のBMWを納車日に自損事故でおしゃかにしたと考えて、投資にはきっぱりと足を洗って欲しいですね。

そういうわけには行かないのでしょうね。

自分で稼いだ退職金ですから、自分が好きなように使えばいいのであって、私が口を出すものではありません。

 

お金儲けも勿論大切ですが、やっていて面白いか面白くないかが私には一番大きいです。

投資信託にお金を使うぐらいなら自分自身に投資しろと私は言いたいですね。

もし私に時間の余裕があるなら、大学の農学部に入って、土壌の勉強をしたいですよ。

現実は師匠のYさんから重機の免許を取りに行けと4年間言われているのに、まだ取ってないのですが...笑