テレビニュースでは街頭インタビューで日傘をさして街を歩いいる人が「外を歩いているだけで倒れそうです。地球はどうなってしまったんでしょう」なんて話していました。

こんな灼熱の日に畑で肉体労働するなんて、正真正銘の馬鹿でないとやれないものです。

 

 

 

そうなんです、嫁さんと私は本当の馬鹿なのでしょうね、こんな日にレモン畑の草刈り作業をやったのです。

 

二軒隣にある嫁さんの親戚のSさんが連日猛暑の中で我々が毎朝軽トラで農園に出掛けているのを見て、嫁さんに「大丈夫❓ アメリカに借金を残してきたの❓」と心配して訊いてくれたらしいです。

 

そりゃそうかもしれません。

街中では散歩している人が熱中症で倒れて、救急車で病院に運ばれているのに、我々はレモン畑で肉体労働をしているのですからね。笑

我々に深刻なお金の問題を抱えていると考えても決して不自然ではありませんからね。

 

ここ最近の猛暑の中で嫁さんと私が草刈りをしているのは嫁さんがマイヤーレモンの苗木が泣いている❕と言うからです。

このブログに何回も書いていますが、草刈りの80%は乗用草刈り機と自走草刈り機で短時間に楽に出来ますが、段々畑の法面や苗木の株元の盛り土に生えた雑草はバリカン君で手作業でやらなければなりません。

 

嫁さん用に軽いバリカン君をもう一台買いました。

刃が10㎝短くなるだけでかなり軽くなるのです。

嫁さんが熱中症になったら我が家はガタガタになりますからね。笑

嫁さんは余計なことをせんといて❕と言ってましたが、軽いバリカン君を結構気に入ってます。

 

 

乗用草刈り機と自走草刈り機だけだと以下の写真の様に盛り土に生えた雑草が残ってしまいます。

盛り土にはたっぷりと肥料をやっていますので、植えた苗木だけでなく、雑草も生い茂り、レモンの苗木を覆ってしまいます。

雑草がレモンの苗木を覆ってしまうと光合成が出来なくなりますので、成長が遅くなりますし、最悪の場合は枯れてしまいます。

 

 
嫁さんの言う通り、私は馬鹿でした。
JAさんと約束した苗木を600本植えることだけに集中してしまい、植えた苗木周りの草刈りを怠っていたので、他の苗木よりも成長が小さくなっていました。
雑草を刈って、太陽を一杯に当ててやらなかったので泣いている苗木が200本ほどあったのです。
嫁さんの言う通り、正しくマイヤーレモンの苗木が泣いていたのです。
 
私は作業効率を考え、草刈り作業を梅雨明けまで待っていました。
乗用草刈り機と自走草刈り機は地面がカラカラに乾いていないとタイヤが地面にめり込んでしまい、救助するのに大変な作業になってしまいますからね。
 
本来なら植えた苗木は同時期に他の場所に植えた苗木と同様に、もっと枝や葉が沢山付いている筈なのですが、雑草にやられていました。
だから嫁さんは早く泣いている苗木達を一刻も早く助けてやりたいのです。
 
本来嫁さんは私以外のものには優しい女性です。
 
以下の写真は6時間後の草刈りを終えた時に撮りました。
こんな灼熱の日に草刈り作業を6時間もやったのですから、私は缶ジュースを開けるエネルギーも残っていませんでしたよ。笑
 
嫁さんは私に今日はよく頑張った❕と褒めてくれましたが、嫁さんも私と同様に頑張っているので、嫁さんにもお前も今日はよく頑張った❕と褒めてやりました。
何度も書いていることですが、嫁さんは365日、口を開けば私を小馬鹿にすることしか言いませんが、年に何度かはお互いを尊敬する時がありますので38年間も一緒に暮らせてきたと思います。

 

 

 

あと2日間で全ての草刈り作業は終わる予定です。

取り敢えず嫁さんは今日で草刈り作業をしに農園に来るのは卒業してもらおうと思います。

嫁さんは私よりも1時間以上早く起きて、毎朝切り花を直売店に出荷しているので、ここ連日私よりも仕事時間が多いのです。

しかも夕食や洗濯も嫁さんがしています。

 

嫁さんは私は馬鹿だから、こんな暑い日に一人で農園で作業したら去年の様に畑で倒れて、電話にも出ないから、私が心配して農園に探しに来るのが面倒だと言うのです。

だから嫁さんも農園に手伝いに来ると言うのですが、嫁さんが倒れてしまったら、マザコンの息子に私がどれだけ叱られるかを考えると、倒れるのは私の方がいいです。笑