普通の人達はカラオケ店に行くのは歌うのが目的ですが、私は違うのです。

私は歌うよりもあるカラオケ店のたこ焼きを食べるのが目的です

 

4年前に帰国した時に悪友T君が最初に連れて行ってくれた店で食べたたこ焼きがあまりにも美味しくて歌うどころではなかっのです。笑

私が渡米する前に地元にあったカラオケ店では飲み物とスナックみたいな食べ物しかなかったのですが、現在ではそこで食事も出来るのカラオケ店もあるのです。

 

しかも”昔ながらの味”の食べ物が売り物になっている店があったのです。

昔ながらのカレーライス、昔ながらの焼きそばなど、まるで縁日の屋台で売っているような食べ物が売り物になっているカラオケ店です。

 

 

私、その店、大のお気に入りになりました。

 

悪友達はその店のどの料理も還暦を過ぎたええ歳のオッサンやオバサンが口にするものではないと言います。

普通は飲食店で食事を済ませてからカラオケ屋に行くものであり、そこで食事をするものではないと言います。

でもね、屋台で売っているような食べ物は普通の飲食店では食べられないですからね。笑

 

昨日は嫁さんの従妹のヒロちゃんが会社の健康診断で引っかかってしまい、大腸癌の疑いがあるということで精密検査を受けました。

もし何らかの問題が発見されれば更なる検査のために病院に一泊入院になります。

出血が続いていたのでヒロちゃんは少しビビッていたようです。

 

前回の食事会の時にヒロちゃんに今度はカラオケに連れて行ってあげると話していたので、嫁さんがヒロちゃんの検査が大丈夫だったら、そのお祝いにカラオケに連れて行ってあげてと言われました。

嫁さんは近所に住むKちゃんが遊びに来る約束があったので、一緒に行けないという無責任なことを言うのですが、ヒロちゃんと話したらいつも楽しいので快く了解しました。

私のことを馬鹿にしなく、優しいことを言ってくれる女性は私の周りではヒロちゃんだけです。笑

 

今回のカラオケは私は歌を歌う積りは全くなく、ひたすらその店のたこ焼きを食べるのが楽しみでした。

カラオケ店で私がたこ焼きを食べるのに集中すればヒロちゃんだけが続けて歌うことになりますので、悪友T君を誘いました。

 

嫁さんの従妹のヒロちゃんは嫁さんと私のことを”お姉ちゃん”と”お兄ちゃん”と呼ぶのですが、「お兄ちゃんがカラオケ行くなら連れてって」とヒロちゃんは言うのです。

以前の日記に詳しく書きましたが、離婚をしたヒロちゃんは息子に続いて娘も4月1日から学生寮で生活することになり、生まれて初めて一人暮らしを経験しているので、かなり精神的に凹んでいるのに大腸癌の疑いがあったのでダブルパンチでした。

 

午後4時に検査結果が判るので、結果が出たらLINEのグループトークで報告することになっていたので、その時にT君も私も我々がカラオケに行くがどうかが決まります。

そして4時過ぎの検査結果は大丈夫でした。

 

ヒロちゃん、出血してるのって俺と同じ痔じゃない❓とは言えませんでしたが。笑

私は痔の良い薬を知ってますので、紹介してあげるのですが...

 

まぁ、ヒロちゃんが元気になるまではオジサン達の遊びの同行にOKしてやろうと思います。

会社の同僚達と違って我々オッサン達は全く下心も無いし、お金も持ってるし、100%安全ですからね。笑

 

 

 

 

T君とヒロちゃんは子供達は独立し、今や子供達から相手にされなくなったので寂しい人生を暮らしていると言います。

だからこれからはちょこちょこと海外旅行でもして人生を楽しむ積りでいるのです。

シカゴのグローバル企業で22年間働いていた私は人気のある海外旅行先の中でイタリア以外は出張で訪れていて慣れていることや英語を話す私は彼らから海外旅行に連れて行くことを期待されています。

 

JAのアドバイザーさんと約束した600本のマイヤーレモンを植え終えた後は時間の余裕が出てきますので、お金と時間が許す限り、仲間を連れてあちこちの外国を旅行したいと思ってます。

セントルイス在住の息子達にも会いに行きたいですね。

 

セントルイスに行くにはシカゴのオヘヤ空港経由になりますので、シカゴの友人達がそのままセントルイス行きの飛行機に乗り換えないで、シカゴで降りて、何日かシカゴに滞在しろと言われています。

先日の日記でシカゴのバイカーの女性が我が家に遊びに来たことを書きましたが、シカゴを素通りしたら少なくともそのバイカー女性にぶっ飛ばされますよ。笑

 

でもね、T君とヒロちゃんを始め、私の友人達のほどんどが勘違いをしているのですよ。

確かにフィンガーライムという凝縮したライムの美味しさを楽しめる果物を知ったのはパリ支店の社員が連れて行ってくれたシャンゼリゼ通りのレストランでしたが、パリへ行こうとドイツに行こうと日本より美味しい物を食べられる国は世界の何処にもないということを理解していないのです。

 

外国で日本の物より美味しい物を見つけたのはたった2つだけ。

オランダのチーズと中国の四川料理の炒飯です。

フランスの白いイチジクやフィンガーライムなども凄く美味しいですが、その程度の美味しい物は他に幾らでも日本にあります。

 

私は一番多く海外出張している国はイギリスですが、イギリスはチャイナタウンのレストラン以外の料理は日本人が最後まで食べられる料理を出してくれるレストランは無いと私は思っています。

うちの会社のヨーロッパの研究開発拠点がケンブリッジにあるのですが、ケンブリッジにある中華料理店のどの店に行っても、イギリスでは中華料理も滅茶苦茶不味いことを言っておきます。

 

中国人の息子の嫁のGちゃんが通っていたウィスコンシン大学があるマディソン市内の中華料理店に連れて行ってくれたのですが、その店の炒飯はそれまでの炒飯の概念をひっくり返すほど美味しかったです。

 

Gちゃんがアメリカで唯一まともな炒飯を出してくれる店だと言ってました。

嫁さんと私はあまりにも炒飯が美味しかったので驚いていたら、Gちゃんは本場の四川や北京のレストランに行けばこの程度の美味しさではないと聞いて嫁さんと私は凄く期待をしているのです。

 

去年はGちゃんの御両親が遊びに来いと言ってくれたのにレモン栽培の仕事が忙しがしくてお断りさせてもらいましたが、600本植え終えた後にはGちゃんの実家に遊びに行きたいと思ってます。

SkypeやLINEのビデオ会話で相手の顔を見ながら話していると一度も会ったことがなくても親しい間柄みたいな感覚になってしまいます。

中国で最高に美味しい炒飯を食べに連れてあげると言ってもらってもマホの画面だけでは絶対に無理ですからね。笑

 

マディソンの中華料理店の炒飯があれだけ美味しかったのですから、本家本元の中国に行ったらどれだけ美味しい物が食べられるのだろうと我々は期待しています。

私の息子もマディソンの中華料理店の炒飯で驚いていたら、本場の北京に行ったら腰を抜かすと言ってました。笑

私は中国は返還前の香港に出張で行っただけなので、これから開拓していきたいですね。

 

歳をとってくると人生の楽しみは食べることになっていくのですが、アメリカやヨーロッパ諸国に連れて行ってもらえば日本では味わえない美味しい物が食べられると期待しているT君やヒロちゃんは大きな勘違いをしていますよ。

確かに日本では味わえない料理は食べられますが、そのどれもが滅茶苦茶不味いという私の話が本当であることを知ることになるでしょう。笑

テレビ番組でタレントが話している多くのものは番組のネタだということを知ってほしいですね。

 

去年の6月に息子とGちゃんが我が家に来て言いましたよ。

 

日本に住んでいるだけで勝ち組❕

 

去年の6月はまだワシントンDC郊外に住んでいたのですが、息子達が滋賀で美味しい物を食べた後にワシントンDCに帰って、不味い料理を食べることを考えたら悲しくなってくると言ってました。

カラオケ屋さんでT君とヒロちゃんは私が歌も歌わずにたこ焼きをがっついて食べていたのを見て、二人共不思議に思ってましたが、彼らと一緒に色んな国を旅行した後に私にの気持ちが理解できると思います。
 

人間って目の前に美味しい物が沢山あるとその有難さに気付かないことがあるのです。
そのカラオケ屋のたこ焼きもそうだと思います。
カラオケ屋が出すたこ焼なんか美味しいわけがないと思うのは勿体ない考えです。
 

それは目の前にいつもある幸せも同じかもしれませんよ。

いつも目の前にあると判らないのです。

そしてそれを失くした時にその存在に気付くのかもしれません。

私がそうでしたから。笑