63年の人生の中で初めて映画みたいな事が起こりました。
今朝も午前6時から比叡山の麓にある本農園で肉体労働でした。
今日も肉体労働をするには陽射しの強い気温が高い日だったのですが、比叡山からの吹き降ろしの風が気持ちよくて、叫びたくなりました。笑
里山で仕事をする醍醐味です。
肉体労働で火照った身体を比叡山からの吹き降ろしの風が心地よく冷やしてくれるのです。
今日はレモン畑の隅に梅の苗木を植えました。
ほそみち農園のちょっとしたアクセントです。笑
この梅の苗木は亡くなった嫁さんのお父さんが自宅前の畑に育てた木の枝を挿し木で作ったものです。
野菜博士のSさんは毎年我が家の梅をもらって、梅ジューズを作ります。
Sさんの梅ジューズ作りには我が家の梅の実でないとダメらしいのです。
我が家の梅の木、普通の梅の木ではなく、山に自生している野梅系の梅というものらしいのです。
Sさんは長年我が家の梅を取りにきています。
8年前に施設暮らしになった嫁さんのお母さんはSさんに自由に採ってくださいと話しています。
Sさんの梅ジューズはハッキリ言って不味いのです。
何だか雑草の匂いがするのです。
でもその梅ジューズを飲むと不思議なことに身体がほかほかしてくるのです。
私のお袋や妹が我が家に遊びに来た時に嫁さんがSさんのレシピで作った梅ジュースを飲ませてあげたのですが、帰る頃に身体がほかほかしてきたので驚いていました。
たった一本しかないので、私はそれを増やそうと挿し木を50本ほど作ったのですが、一本を除いて全て枯れました。
梅の挿し木はほとんど成功しないとSさんが教えてくれました。
たった一本だけですが、挿し木に成功したのでSさんは褒めてくれました。
Sさんから褒められたのはそれが最初で最後でした。笑
梅の苗木を植え終わった直後にかなり強い突風が吹いてきて、私の麦わら帽子が映画「人間の証明」の麦わら帽子の様に空に舞い上がったのです。
驚きましたよ、あの映画の様に麦わら帽子が空に舞い上がることが実際にあるのです❕
空に舞い上がった麦わら帽子を追いかけて走って行ったら、第13レモン畑に落ちました。
第13レモン畑は去年師匠のYさんがお米作りを終えたままの手付かず状態です。
この田んぼをレモン畑に改造するのは何時になるのか全く見当がつきません。笑
風で麦わら帽子が飛んでいくなんて、珍しいことでも何でもないのですが、実際に映画「人間の証明」の麦わら帽子の様に見事に空に舞い上がって、回転しなら飛んでいくのを見たら感動してしまいましたよ。
何だかおかしくて落ちた麦わら帽子をしばらくじっと見ていました。
頭の中では映画「人間の証明」のテーマ曲が流れていました。
この曲は大好きで、シカゴ時代にハーモニカの相棒Ka2さんと二人でこの曲をよく演奏しました。
Ka2さんの透き通るようなハーモニカの音色が懐かしいです。
興味があれば9年前の我々の演奏を聴いて下さい。
そんなことを考えながらレモンの苗木を植えていたら無性に人間の証明のテーマ曲をギターで弾きたくなり、我慢できなくなりました。
そして作業途中だった苗木だけを植え終えて、自宅に帰ってギターを弾きましたよ。
今日の作業は梅の苗木とレモンの苗木を1本植えただけでした。
こんな日もあってもいいんじゃないか❕と思いました。
現在はシカゴの相棒Ka2さんはいないので、メロディも伴奏もギター一本でやらなくてはいけないので、演奏は随分変わりましたが、結構イイ感じになったと思います。
苗木を植える作業が一段落した時に2024年版の人間の証明のテーマ曲を演奏してYoutubeに投稿したいと思います。
Ka2さんも喜んでくれるかもしれません。