レモン栽培を始めて4年目、今までになかった光景を目にして笑顔が止まりません。

朝起きると電動歯ブラシを口にツッコミながら自宅前の畑に行ってマイヤーレモンの苗木を眺めるのが楽しいのです。

マイヤーレモンの苗木に何百もの花が咲いており、その匂いが堪らなくいいのです。

 

マイヤーレモンの苗木、満開です❕

 

 

 

 

 

自宅前の畑に植えたマイヤーレモンの苗木は3年前に苗屋さんから購入したものです。

ある程度育った苗木であり、植えたその年か、翌年には実が付くことが保証されている苗木でした。

植えた年には2個か3個ほどの実が成りました。

その翌年は15個ほどだったと思います。

去年は50個ほどでした。

 

そして今年は今までに見たことがない沢山の数の花が咲いているのです。

この秋にはどのぐらいの実が付くかを想像すると笑顔が止まりません

苗屋さんはマイヤーレモンの苗木は成長が著しいので、3年~4年までは毎年成る実の数が倍近くになると話してくれましたが、我が家では倍以上でした。

これまでの実績から想像すると今年は100個以上の実がなるのではないかと思うと嬉しくなりますよ。笑

 

以下の写真の苗木は去年の夏に植えたので、まだ1年も経っていませんが、植えた去年に2個も実が成ったのです。

そして今年はこれだけの花が咲いてますので、去年の倍以上の5個ぐらいの実が付くかもしれません。

このままの調子で行けば恐らく3年以内には100個以上の実が付くでしょう。

 

 

以下の写真の苗は亡くなった嫁さんのお父さんが育てていたマイヤーレモンの実生の苗木です。

私が種を発芽させて2年になります。

2年目で花を付けさせました。

 

 

 

私が実生の苗を育てていたら、何人かの農家さんが実生の苗木に花が咲くのは6年や7年かかると上から目線で馬鹿にされましたが、お米作りだけをしている農家さんの中にはお米以外のものを全く勉強していない人がいるのです。

私みたいな素人は『現代農業』などの農業雑誌を購読して最新の農業技術を勉強しないと昔からの方法だけでは生き残れないと思っていますが、逆に長年農業をやっている方は今更と思って、勉強を怠っているのかもしれません。

 

最新の肥料や農業技術はこれまでの農業の常識を覆すものがあり、少なくとも農業のバイブルと言われている現代農業ぐらいは購読しないと素人の私に追い抜かされてしまいますよ。笑

知識だけだったら、既に追い越しているかも...

 

 

 

自宅前の畑のレモンの苗木は沢山の花が付いていますが、比叡山の麓にある本農園に植えた苗木にはそれほどでもないのです。

これは明らかに私の怠慢です。

自宅前の畑は肥料を容易に撒けますが、本農園の何百もの苗木に肥料を撒くのは容易なことではありません。

 

今日は久々にギター三昧しようと思っていたのですが、嫁さんが今日は本農園に撒く肥料を作れという指令が出ました。

本農園に植えた400本の苗木を元気付けるためです。

 

だから今日は軽トラでその肥料を作る材料を仕入れに行ったのですが、今まで植えた400本分となると軽トラの荷台が満杯になりました。
昨日の売り上げは3000円ぐらいなのに肥料の材料の一回の仕入れに10万円も使っていいのだろうかと少し不安になりましたよ。笑
幸いにもほそみち農園は広い農地ですので、培養土を作る場所が幾らでもあるので助かっています。
まともに全ての肥料を購入していたら、私はハーレーなんか買えなかったでしょう。笑

 

肥料には栄養素として、窒素、リン酸、カリウムの3つがあります。

それそれの栄養素には役目が違い、特にレモン栽培では開花結実を促進するリン酸を重要視しています。

勿論3つの栄養素の全てが重要なのですが、私はリン酸を重要視する肥料を作ります。

落ち葉などで作った培養土に栄養素を混ぜてほそみち農園スペシャルを作っています。

 

前回の日記に書きましたが、還暦を過ぎた私が炎天下で7時間も草刈り作業をやっているのに同じ日に息子は炎天下でたったの3時間座っているだけで眩暈がしたらしいのです。
息子の嫁のGちゃんがLINEでその様子を報告してくれました。
63歳の父親より体力の無い息子にガッカリしましたよ。
 
結婚してから何年も経つのに今だに息子のストーカーをしている嫁のGちゃんはずっと息子に付いて回り、写真やビデオを撮って我々にそれをLINEで送ってくるのです。
Gちゃんは以下の写真をLINEで送ってくれたのですが、私はセントルイスの何かの宗教団体のイベントだと思いましたよ。
そんな場所に息子が参加したのかと...
 
 
実はこれ、ワシントン大学の卒業式だったのです。
助教授の息子は卒業式のステージの上の椅子にじっと座って、自分の教え子の時に握手をするだけなのですが、サウナスーツみたいな衣装を着なければならないので地獄の暑さだったようです。
 
 
上記写真の建物は江戸時代、黒船が浦和に現れた1853年に建てられました。
井伊直弼が江戸城桜田門外で暗殺されていた頃にはこの大学で授業が行われていたのです。

 

 
Gちゃんはゆうちゃん先生、カッコいい❕と自分の夫を自慢するのですが、息子は先生というより、大学院生に間違えられてしまうのではないかと私は思うのです。
息子が教えているのは博士号コースの学生なので、実際に息子と歳があまり変わらないのです。
 
息子が握手をしたのは博士号コースの20人の学生達だけだったので、直ぐに済んだのですが、約1000人の学部生がステージに上がって、握手をするのをサウナスーツを着たまま壇上で3時間じっと座っているだけなので、身体中の水分が汗となって出てしまうのではないかと思ったと言います。
 
ワシントン大学の年間の授業料は寮費を含めて約8万ドルですので、ドルが150円の現在では日本円に換算すると約1200万円ですよ。
4年間で4万8千ドル、日本円で約7200万円。
大学院の授業料はそれより少し高いのです。
 
私も息子の大学の卒業式や大学院の卒業式には出席しましたよ。
そして息子が壇上にあがって握手した先生に教えてもらっていたことを知りました。
卒業式で息子が壇上で握手をしたあの女性が博士号取得まで息子を指導してくれた教授だと知りました。
その後に私はその女性教授の部屋まで行って、お話をさせて頂きました。
私よりも一歳年下で、温厚な女性教授でした。

 

 

そして息子は大学で教える側の人間になったので、私の様に教え子の親が息子の部屋に訪ねてくるかもしれません。
もし私が息子の教え子の親だったら、助教授の息子の顔を見た時に、こんな学生か先生か判らないような奴に年間1200万円の高い授業料を払って教えてもらっていたのかと思うと損した気分になるかもしれません。
 
今回の卒業式でサウナスーツを着た息子が脱水症状で壇上で倒れなくて幸いだったと思いました。
もし私が息子の教え子だったら、「大学時代に俺が教えてもらっていた先生が卒業式に壇上で倒れやがったんや。弱い奴や。笑ろたわ❕」と一生笑い種にされたでしょう。