最初にご報告します。
入院している看護師の妹の容態ですが、今日重症感染者リストから除外されました。
そして酸素マスクをしなくても大丈夫になりました。
私が最初から言ってた様に、病巣である骨盤の膿を出す手術を入院した翌日にでもしてもらっていれば妹は一ヵ月近くも耐え難い痛みをしなくてもよかったと思うのですが、これは結果論ですから、素人の私が口を出すものではないでしょう。
しかし妹はまだ手足が自由に動かせるわけでなく、食事をするのも水を飲むのも自分ではできませんので、家族3人と東京から駆けつけてきた2番目の妹が交代で行っています。
妹の命が助かった大きな理由の一つに毎日何時間も交代で足のマッサージをしていたことがあります。
骨盤の膿のせいで太ももから先が二倍ぐらいに腫れていたらしいのですが、足のマッサージをすることで足の血の巡りが促進され、足が普通のサイズに戻ったのです。
それを聞いて嫁さんも私も驚きましたよ。
彼らはよくそこまで毎日看病することができたことに感動しました。
もし私が同じ目に遭っても嫁さんは2日に10分ぐらいしかやってくれないでしょう。
1日に6時間も7時間も毎日マッサージしてもっらた人なんて聞いたことがありません。
マッサージしてもらうと痛みが和らぐらしいです。
看護師の妹はお金持ちでもない普通の家庭ですが、これだけ温かい家族には恵まれているので、間違いなく幸せな女性ですよ。
2番目の妹から明日から面会できるという連絡があったのですが、他人には感染しない腎盂腎炎の熱であっても37度以上あれば面会させてもらえないそうです。
まぁ、一安心できたので、時期を見て面会に行こうと思います。
私の方は腎盂腎炎で39度を超えた熱が出ていましたが、去年息子達が持って来てくれた腎盂腎炎の特効薬のお陰で現在は37度を少し超えた辺りになりました。
この時期は一本でも多くレモンの苗木を植えたいのですが、畑での肉体労働はその程度の熱であってもちょっとした気の緩みから農機具の操作を誤り、怪我することがあります。
草刈り機やチェーンソーでの怪我は半端なものではありませんからね。
今日は我が家の会議室の椅子に座り、嫁さんが自宅前の畑で花を植えているのをじっと見ていました。
我が家の会議室というのは以下の写真のものです。
パソコンのエクセルデータでは嫁さんは月に600本以上の切り花や苗を出荷しているのです。
120円から430円までの切り花や苗です。
それが全て売れるわけではありませんが。
お盆などのシーズンになると仏花は高値でも飛ぶように売れます。笑
嫁さんも4年目になると少しは賢くなり、苗の出荷を多くしました。
切り花はその日か翌日に売れなかったら、廃棄するしかありませんが、苗で出荷すると水を少しやるだけでずっと生きたままの状態であり、ペパーミントなんかは店の中でも成長しますからね。笑
私はこのブログで完売したとよく言いますが、常識的な限度はあっても基本的には枯れない限りは完売するまで置いておけるので、完売するのは当然なのです。笑
でもね、いつもそういうわけには行かないのですよ。
割り当てられた場所に置いた苗が売れると売れた苗の場所に他の農家の人が自分の苗を置いてしまうので、毎日売れた分を補充しにいかなければならないのです。
ほぼ毎日出荷している嫁さんは出荷するものがなくなると私が大事に育てている苗木を二束三文で出荷するのです。
そうすることで店の場所をずっとキープできるからです。
以下の写真は沈丁花という木花なのですが、切り花としても売れるし、苗木としても売れるのですが、これらの苗木は2年目なのでまだ小さく、数百円にしかなりません。
もう1年経てばその何倍の値段で売れるのですが、嫁さんは300円ぐらいで出荷してしまうのです。
場所を確保する目的であれば、買われない値段を付ければいいのですが、嫁さんはそれではJAさんが損をしてしまうと言うのです。
そういう姑息な手を使って小銭を多く稼いでも意味が無いというのは確かに嫁さんが正しいです。
以下の写真は蝋梅という木花なのですが、花というものに全く関心がなかった私がその花の匂いに惚れ込んだものです。
その花を一輪部屋の中に置いておくだけで幸せな気分になりますよ。
この苗木は売るためではなく、本農園に植えるために70個作って50個成功しました。
嫁さんはこの蝋梅もこのなサイズだと200円ほどの値段を付けて出荷するのです。
本農園に植えて、数年経てば毎年数千円の収益になるのですが...笑
以下の写真は大王松というお正月の飾り付けに使われる松です。
1年に1m成長すると言われている松です。
JAのアドバイザーさんはこれは大事に育てて大きくすれば一本の木から何万円の利益が見込めると話してくれました。
この大王松はお金に関係なく、嫁さんも私も凄く楽しみなのです。
しかしこれを育てても儲ける気持ちは全くありません。
取り付ける飾りによって値段は異なりますが、豪華な飾りを付けた物は5000円ぐらいでJAの店に売ってましたね。
成長した大王松の一本から200個分ぐらいは採れるそうです。
これは2年前に畑を貸してあげていた同級生のYちゃんが年末にそれで一儲けしたので、嫁さんと私は驚きましたよ。
Yちゃんの息子さんが任されていたお寺さんの境内にある大きな大王松を何本か剪定すると切った枝葉で軽トラの荷台の何杯分になるそうです。
その内の1/5ぐらいをYちゃんは貰って、職人さんに加工してもらい、直売店に出荷してました。
残りはハンディキャップを持った方達が暮らす施設に何年間も差し上げていました。
JAさんはそういう施設で作った正月飾りはそのコーナーの一番売れる場所に優先的に置きます。
そういう売り上げが施設運営の助けになるからです。
上記の様な正月飾りを作るのは細かな作業なので大変ですが、大学を出てないと出来ない仕事ではなく、やる気と真面目さがあれば誰でも出来る仕事です。
ところが今年からはYちゃんの息子さんは大王松の枝をその施設に差し上げることができなくなったのです。
他の業者さんが庭の手入れ作業を無料でやるから、大王松の枝を剪定した枝葉を持って帰りたいという申し出があったのです。
庭の手入れで貰う料金よりも大王松の枝を剪定した枝葉の方が多くお金になるからです。
Yちゃんの息子さんの会社とこのまま契約を続ければ手入れの料金を支払わなければならないので、お寺さんにとっては他の業者からのオファーは経費を節減できるものですが、そのお寺さんも剪定した枝葉が施設運営の助けになっていることを知りながらYちゃんの息子さんの会社との契約を解除したので、私は人の道を説く僧侶のやることではないと思います。
と言っても私はお寺さんの状況なんか全く知らないし、坊主丸儲けだと思っているからかもしれません。
少なくとも私の同級生のお寺さんはドイツの高級車に乗ったり、京都の祇園で一食数万円もする食事をし、それをわざわざFacebookにいちいち投稿しているのですからね。笑
ほんま、名前、いうたろか❕
去年その話を聞いた時に広大なほそみち農園には幾らでも大王松が植えられる場所があるので、10本でも20本でも植えて、何年か経ったら、正月飾りに使用する部分を切って、軽トラ何杯分かをその施設にお届けしようと思ったのです。
YちゃんとYちゃんの息子さんが話してくれたのですが、「施設で暮らしている人達はほそみちさんの様に海外で暮らしたという次元の人達ではなく、東京にも行ったことがない人達ですよ。」という言葉が今でも胸に刺さっています。
まだ先の話ですが、数年後に大王松が成長した時にそれが幾らの儲けになるのかはハッキリとは判りませんが、Yちゃんが大王松で作った正月飾りは年末だけで何万円も儲かったので、レモン栽培よりは遥かに儲かる商売であることはこの目でしっかり見させてもらいました。