またやってしまいました。

今回も39.4度の高熱です。

3日目の今日は37度台になったので、普段よりは少し身体が怠い感じだけです。

 

シカゴでエンジニアをやっていた時期は37度も熱が出ればかなりしんどかったのですが、農業を始めて4年目になると身体が鍛えられたのでしょうね、37度台では屋内にいる限りは全く支障はありません。

ただ高熱が続いたせいか、食べ物の味が少し変なのが嫌ですね。

 

シカゴのドクターも滋賀の病院の先生からも言われていたことに注意をはらわなかったせいで今回も同じ腎盂腎炎になってしまいました。

私は両方の腎臓に5個の結石があるのです。

尿検査で毎回黴菌で引っかかるのですが、それは結石がそれだけあるので仕方がないと言われています。

 

腎臓結石の周りには黴菌がこびりついているらしいのです。

普通の状態だと身体の免疫力でその黴菌の毒を抑えられているそうなのですが、体力が消耗した時は身体の免疫力よりもその黴菌が勝って暴れ出すのです。

だから日本のドクターは今まで肉体労働をやったことのない者が無理すると腎臓結石よりも深刻な他の病気になってしまうリスクがあると注意されていました。

 

2022年の年末に内視鏡手術で大きな腎臓結石を2個も取ってもらったので、もう大丈夫だと思っていました。

残りの3個は米粒ほどのものですからね。

しかし私の腎臓には5個の結石があるのです。

つまりあれから2個新たに生まれていたのです。

 

なんでやねん❕

 

腎臓結石を作る材料のフリン体が含まれるビールはほとんど飲んでいませんし、ドクターからもらった禁止食材はほとんど食べていないのですが...

でも、考えてみればスシローに行った時は特に禁止食材である海老やカニを沢山食べてましたね。笑

お酒にしても、私は禁酒した積りでいましたが、嫁さんが飲んでいると最後の方をちょっとくれと言って飲んでましたね。

自分から缶を開けることはしないのですが...笑

 

私は39度以上の高熱であっても病院へ行くことはしません。

私はその熱の原因は腎盂腎炎だとハッキリ判っているからです。

病院へ行くと色々と検査されて、最終的には腎盂腎炎であることが判明し、抗生物質の入った点滴を受けることになります。

熱が高い時は入院させられそうになりましたよ。笑

 

去年に息子達が我が家に遊びに来てくれた時に腎盂腎炎に効く薬を沢山持って来てくれたので、その薬を飲んで3日間何の回復の兆候がみられなかった時は病院で診てもらうことにしています。

そして今回もその薬で3日目には39度台が37度台の熱に下がりました。

 

そして今朝、悪友T君が電動ノコギリと発電機を持って我が家に来るのです。

私は熱が出た日に今日の木の伐採作業は中止だと伝えておいたのですが...

彼は一人でやると言うのです。

 

実は栗の実が今でも用水路に落ちて、それが用水路のバイプの中に詰まっていたので、下方の農家の方が用水路のバイプの中に竹竿を突っ込んで詰まりを取るのに苦労していたのです。

用水路の水はU字溝の中を流れるのが90%以上ですが、途中で地中に埋めてあるパイプを流れる箇所もあるのです。

 

その栗の木は嫁さんが幼い頃から既にあったものであり、去年までは何も言われなかったのですが、用水路の管理者が4月の1日から師匠のYさんから私に変わった途端に文句を言ってくるのは私が新参者なのでなめられているからでしょう。

私が新参者なのでなめられているのは間違いがないと思いますが、冷静に考えてみたら、今まで文句を言って来なかった方が不思議だと思うのです。

用水路の上まで伸びている栗の木の枝を2,3本切るだけで下流の農家の方が余計な作業をしなくていいのですからね。

 

師匠のYさんは我が村では一番の顔役であり、他の農家の方達が困ったことがあれば、彼の重機で助けてあげているので、そんな小さなことで誰も文句は言えなかったと思います。

 

御存知の様に現在は田植えの時期なので、田んぼに水を入れている最中です。

栗の実で詰まった排水パイプは既に掃除されていますので、周りの農家の方は実が落ちる今年の秋までに数本の枝を切ってほしいと言っているのであって、今直ぐと言う訳ではないのです。

 

しかしT君はその栗の木を見て、去年に落ちていない実がまだ付いているので、今の内に枝を切っておいた方がいいと言うのです。

落ちても5個、多くても10個ぐらいですが、それでも下流の農家の方が折角掃除したパイプをまた詰まらせてしまう可能性はゼロではありません。

 

秋の時期に何百個も落ちるわけではないのです。

その時期は出来るだけ栗の実を拾い、友人や知り合いに配っています。

栗を出荷するにはは中の実だけを取り出さなければならず、そこまでやったら肝心のレモン栽培が疎かになります。

 

そんなことよりも悪友T君が私が期待していた以上に私のマイヤーレモン栽培で成功させる夢にハマってしまったのです。

肉体労働に全く縁のなかったT君が身体中泥だらけになって作業することに快感を覚えたのです。

そして去年にM君と3人で植えた苗木が新葉を出して成長しているのを見たら彼は凄く感動しているのです。

 

私も同じでしたよ。

自分が植えたものが春になって成長するのを見ると嬉しいものです。

T君だけでなく、一緒に手伝いに来てくれているM君もT君ほどではないですが、同じ様に感動してました。

プロ農家の方達がそれを聞いたら笑われると思います。

苗木を植えて、それがちゃんと成長し、沢山の新葉が出てくるのは適切な植え方をすれば極当たり前のことですが、素人の我々はそれだけで感動するのです。笑

 

彼はこれからも定期的に農園に手伝いに来てくれると言うので、私はT君にほそみち農園の共同経営者になってくれないかとお願いをしました。

現在はまだ収穫があまりないですが、このままの調子で行けば二年や三年後にはそこそこの収益が見込まれます。
彼にはその収益の何割かは差し上げたいと思ったのです。
 
そしたら彼は私からお金を貰うことは絶対にしないと言うのです。
農業が面白いので定期的に手伝いにくるが、家業が忙しい時期は全く手伝いに来られないので共同経営者にはなれないと言われました。
まぁ、以前の日記に買いましたが、駅前の広い土地を所有する資産家のT君は駐車場やスーパーマーケットに貸している賃貸料から比べるとレモン栽培で貰える金額は屁みたいなものですが...
 
今日の彼は前回私が腎盂腎炎で寝込んだ時と同じ様にお見舞いとしてT君の近所にある高級菓子店でケーキを買って持ってきてくれたのですが、仕事しているM君からもお見舞いを預かってきているので、悪友2人が私のことを心配してくれていたことになります。
 
そして彼の車に積んである物を見て驚きましたよ。
 
彼は電動ノコギリと発電機を買っているのです。
私のバッテリータイプのチェーンソーよりもその電動ノコギリの方が良く切れると言うのです。
ほそみち農園には入り口までは電気が来ていますが、そこから1㎞ほど離れた場所では電気は使えないので彼は発電機を購入したのです。
 
その2つで10万円近くしたのではないでしょうか。
私はその代金を払うと言ったのですが、発電機は商店街の催しをする時にあったら便利なので、気にするなと一蹴されました。
 
彼一人でその栗の枝を切る積りでしたが、ハシゴを使わないと切れない高い位置にあることが判ったので、我が家にハシゴを借りにきたのです。
素人が一人で伐採作業をするのはとても危険ですので、今日は彼に帰ってもらいました。
去年の水口の友人の様に露骨を折ってもらっては困るのです。
ゴールデンウイークが終わった後にまたお願いしたいと言いました。
 
T君もM君もゴールデンウイーク中は都会で働いている息子や娘が孫を連れて実家に帰ってくるので、先ず家族サービスを優先するように言ったのですが、実はこの病気が回復したらハーレーを飛ばして行ったみたいところがあるのです。笑
 
悪友2人は最初は肉体労働をやったことのない私がいきなり広大な農地にレモン1000本を栽培すると宣言したものだから、馬鹿な友人を助けてやらないとダメだと思って手伝いに来てくれたと思います。
そして回数を重ねる内に自分が植えた苗木を成長するのを見て、農業が楽しみの一つに成ったのに間違いありません。
亡くなった嫁さんのお父さんが育てたマイヤーレモンを差し上げて、彼らはその美味しさに感動し、そのレモンを栽培する手伝いができることが楽しいと言います。
 
大手電機メーカーでエンジニアをしているM君は65歳まではそのまま会社に勤めるが、それ以降は頻繁に手伝いにくると言ってます。
 
私の夢だったものが皆の夢になったような感じです。
 
でも幾らお金持ちだらといってT君の様に農機具を勝手に自腹で買ってくるのはちょっと勘弁してほしいと思いますね。
私としては彼らに作業代を払う立場ですからね。
そのお金を受け取ってくれればまだいいのですが、それも受け取らないのは私にとっては気が重いですよ。笑
 
ほそみち農園はもはや嫁さんと私だけのものではありません。