今朝も朝8時過ぎから夕方4時まで比叡山の麓にある本農園で肉体労働でした。

肉体労働をしていると水分しか口に入らないので、自宅に帰って風呂へ入る前に体重を測るといつも2㎏近く減っています。

減った2㎏の半分以上は汗だと思います。

真夏だと3㎏以上になることもあります。

 

今日はマイヤ-レモンの苗木を6本も植えました。

晴れた日で気持ち良かったです。

 

 

シカゴから帰国した当時の私から比べれば、スコップで穴を掘ったり、土を運んだりする重労働を8時間も続けて行えるなんて夢みたいな話ですよ。

休憩時間は今では2時間に10分ぐらいで体力が回復するようになっているのです。

帰国した当初の3年前には30分働いたら30分休憩していたものですが。笑

 

帰国して農業を継いで3年が経ちましたが、一番変わったのは私のお尻です。笑

凄く小さくなって、キュッと上に上がっている感じになりました。

そのお陰でシカゴ時代に買ったスボンがゴソゴソになって、バンドをしないと履けないスボンも現れてきました。

バンドをするのは私は嫌なので、新しいのを買っている次第です。

 

バイク乗りにとって一番に嬉しかったのは視力が回復し、免許の条件に”眼鏡等”が無くなったことですね。

帰国して農業を継いだ時からの仕事場は比叡山の麓にある本農園ですから、常に目に入るのは緑一色です。

比叡山から吹き下ろされるオゾンをたっぷり含んだ空気をずっと吸っている内に視力までも回復するとは夢にも思いませんでしたね。

 

シカゴ時代の22年間と帰国してからの約2年間は車やバイクに乗る時は眼鏡をかけていましたが、現在ではその必要もなく、自分の目でダイレクトにバイクの上から景色を見て走れるのが爽快ですね❕

若い頃はお金で買えない幸せは無い❕ あってもつまらないものばかりだ❕と思っていたこともありますが、お金を幾ら積んでも運転免許から”眼鏡等”の条件を外してもらえることは出来ませんからね。笑

 

以下の写真はシカゴから帰国直後の運転免許と2年後の運転免許ですが、現在の私の方が若く見えると思います。

顔の余計な脂肪分が削ぎ落されたと思います。

お袋や妹から私の顔が小さくなったと言われましたよ。笑

 

 

レモン農園で肉体労働をして自宅に帰ってきた時は全身が疲労感で満ちています。

直ぐにお風呂に入って、汗を流してサッパリするのですが、全身の疲労感で眠ってしまいそうになりますよ。笑

 

いつの間にか、その疲労感が心地よくなっているのです。

疲労感が充実感を醸し出しているのかもしれません。

 

貧乏農夫の細やかな楽しみですが、私は風呂に入る時に入浴剤を使います。

今日は”草津の湯”を入れました。

 

正直言って、登別であろうと別府であろうと、少し色が違うだけが判るだけで、私にはその他の違いはあまり判りません。

何を入れてもお風呂場全体が良い匂いがするので、気分が良くなります。笑

 

 

日本に帰国したら嫁さんと全国の温泉巡りをしようと考えていましたが、嫁さんとはまだ一回も温泉には行ってませんので、今年は行こうと思っています。

私は夏目漱石の坊ちゃんに登場する愛媛県の道後温泉の道後温泉本館(坊ちゃん湯)で泳ぐことができましたが、それは友人との旅ですからね。

バイクツーリングの帰り道の途中で「くつき温泉 てんくう」に寄って温泉に入って帰ってくるのが定番になりつつありますが、それは私一人かバイク仲間の男性になりますからね。

 

でもね、私にとって自宅の風呂に入浴剤を入れて、温泉の気分になって、ゆっくりお湯に浸かるのか一番に癒されてるように思います。

風呂の後にソファに寝ころべば2時間ほど死んだように眠りにつけますし目覚めた後に身体が少し軽くなっているのが気持ちいいのです。

 

変な話ですが、身体全体が疲労感で満たされている時の眠気は麻薬の様に気持ちいいのですよ。

ソファに横になると頭が次第に重くなって、ソファの中にめり込んでいくような感覚になり、気持ち良く意識がなくなるのが気持ちいいのです。

こんな快感は農業を始めてから初めて知りましたよ。

そして起きた頃には食欲が出て来ていますので、御飯が美味しいのです。

 

そして何よりも、風呂上がりにサンガリアのみっくちゅじゅーちゅを一気に飲み干すのが幸せを感じるのです。

 

 

風呂上がりにミックスジュースを一気に飲み干す幸せを感じるのは関西人だけかもしれませんが、貧乏農家には貧乏農家なりの幸せがちゃんとあるのです

このブログに何度も書いていることですが、お天道様の下でちゃんと一生懸命に身体を使って働いた日でないとミックスジュースを飲んだ時の本当の幸せな気分になりません。

 
還暦を超えて帰国し、エンジニアから農業に転職した頃からお天道様の存在に気付き始めたのですが、お天道様は一握りの人達に幸せを独占させるような世の中を作ったわけではないと今では確信しています。笑