今日(これを書いたのは昨夜です)も朝8時から農園で夕方まで土方作業をしていました。
ここのところ、連日の肉体労働なのですが、自分でもよくやれるなぁと褒めてやってます。
帰国した頃は1日肉体労働をしたら、その後1週間ほど自宅で養生していましたが...笑
まぁ、あの頃と比べ、体重は5㎏以上減っているのですが。
嫁さんは私が仕事に凄く真面目な男であることは感謝してくれているみたいですが、「アンタは真面目やけど、世界一退屈や男やわ」と30年ほど前に言われました。
それは今でも変わっていないらしいです。笑
今日も同じく、レモン畑の排水溝の整備とレモンの苗植えでした。
今日は排水溝の整備に時間がかかったので、たった3本しか苗木を植えられませんでした。
3本だけであっても実が成る数年後には毎年少なくとも3万円の収益になるのですから、今日は3万円儲けたぞ❕という充実感があります。
前回の日記と同じことを言いますが、今日撮った以下の写真も以前に投稿した写真と同じ様に思われるでしょうが、写っている苗木が3本増えているのですよ。笑
比叡山の麓にある本農園は段々畑です。
写真の私が立っている畑は第8レモン畑、その下の畑が第9レモン畑、その下が第10レモン畑です。
そして先日に悪友2人が排水溝の設置を手伝ってくれたくれたのが写真の一番右に少し見えている第11レモン畑です。
第15レモン畑まであるのですが、今年中に第15レモン畑まで苗木を植えたら過労で死んでしまうかもしれません。笑
私が立っている第8レモン畑にしても以下の写真に写っているのは半分以下の広さです。
私の後ろにはそれ以上の広さがあるのです。
どうするねん❓ 過労で死んでしまうぞ❕
以下の写真は上の写真に写っていない私の後ろの第8レモン畑です。
以下の写真の私の前にもまだ第8レモン畑は続いています。
そしてそこは今のところ、手付かず状態です。
以下の写真は第7レモン畑の一番奥に植えた実生の苗木です。
一月末にレモンの苗木達をチェックしに来た時に撮りました。
今年は暖冬なので、冬の間でも少しだけですが、苗木が成長しているのです。
支柱の高さを超えて、私の胸近くまで成長しました。
私がこれまで植えた苗木は苗屋さんから仕入れたものがほとんどですが、私が種から育てた実生の苗木が地植えできるまでに成長したので、去年から少しづつ植え始めています。
私が植えた苗木は少なくとも翌年から収穫できる苗木にプロが仕掛けをした苗木です。
これを話すと長くなるので省略しますが、カラタチの台木に接木したものです。
私が種から育てた実生の苗木は実を付けるまでに何年もかかりますが、ウィキペディアによると”種子から育てた木は4年で数千個の果実を結実する。”と記述しています。
以下のレモンの木の写真は去年の収穫が終わった秋に師匠のYさんのレモン畑で撮ったものです。
これはマイヤ-レモンではなく、レモンの木ですが、師匠が種を発芽させて実生の苗を7年間育てたものです。
ウィキペディアに書いてある4年で数千個は大袈裟過ぎると私は思いますが、師匠によると去年は500個ぐらいの実を出荷したそうです。
この写真に写っているレモンの木のサイズを基にほそみち農園のレモン畑の苗木を植える間隔を決めました。
師匠は農園の草刈りは手作業の刈払い機で行いますので、苗木の間隔は人が通れるだけの広さにしておられますが、草刈りなんかは苦にならないという化け物レベルの体力がある師匠だから成せる技だと思います。
80歳の師匠の奥さんも師匠と同様に化け物レベルの体力があり、去年の猛暑で私が1時間ぐらいでダウンしていたのに師匠の奥さんは3時間や4時間続けて手作業の刈払い機で草を刈っていました。
因みに私は師匠の奥さんが使用している重い大きなエンジンが付いているプロ農家用の同じ刈払い機を購入しました。
80歳の女性がやっていることを還暦を過ぎたばかりの男性の私が出来ないはずがないと考えたのが大きな間違いだったことはこのブログに何度も書いています。
師匠の奥さんと同じペースで草刈り作業をしたために私は農園で倒れて動けなくなり、スマホが鳴っていても電話に出るエネルギーも残っていませんでした。
その時は嫁さんが心配になって農園に来てくれて、私を車に乗せて連れて帰ってもらったことは去年に数回ありました。
去年の日記に詳しく書きましたが、家に連れて帰ってもらった後に二階の階段を登る途中で意識がなくなり、気が付けば階段の下まで頭から転げ落ちていました。
嫁さんが通りかかるまで私は両足を階段にのせたまま逆立ちしているような恰好で倒れていたそうです。
幸運にも頭は無事だったのですが、膝や肘を擦り剝いたり、打撲した跡は今でも残っています。笑
農業に従事して70年というプロ農家の方達と同じレベルの仕事は私には絶対に出来ないことを嫌というほど判りましたよ。
プロ農家の方達の体力に劣る分は機械を使って補うしかありませんでした。
ほそみち農園にレモン苗木の間隔は人が通れる広さではなく、軽トラサイズの乗用草刈り機が通れる以上の間隔にしました。
そうすることによって植える苗木の本数が半分ぐらいになりますので、収益は計画の半分ぐらいになりましたが、1日かかる草刈り作業が1時間もかからずに楽に出来ます。
乗用草刈り機に乗るだけなので、真夏に作業しても汗もかかなくなりました。笑
でもね、やはり乗用草刈り機で草を刈るのはかなり雑になるのです。
師匠や師匠の奥さんがやっているように時間はかかっても手作業の刈払い機でやるのが見た目も綺麗だし、細かなところまで雑草が排除できますから一番に作物が育ちますね。
私の場合、見た目とか、そんなことを言える立場じゃないです。笑
株元は枝葉が生い茂って日光を遮るようになるまでの2年ぐらいは刈払機での手作業になりますが、その後はクローバーなどの背の低い雑草しか生えてこないので、自宅前の畑に植えた3年目の苗木の様に草刈りする必要はほとんどなくなります。
プロ農家の人達は自分の農地で最大限の収益をあげることに努力は惜しみませんが、私にとったら、収益を上げるということよりも農園を続けられるかどうかの問題なので、お金儲けは二の次です。
レモン畑に苗木を植えるのを手伝いに来てくれた悪友達は畑の真ん中に軽トラが2台通れるぐらいの広さを空けているので勿体ない畑の使い方をしているのではないか❓と事情も知らずに言うのです。
悪友の一人のM君は2年前に公開された藤原竜也と松山ケンイ 主演の映画「Noise」を観て、イチジク栽培に興味を持ったそうですが、映画の中の農園ではイチジクの苗木は重なるぐらいの間隔だったし、収穫のための通路は人が辛うじて通れるぐらいだったと言うのです。
プロの農家は畑を大事に大事に利用しているぞ❕と言われてしまいました。
それを言うなよ...
このブログにしばしば登場する嫁さんの従弟のMちゃんの様に次女が大学一年生ならまだお金が沢山必要ですが、スシローや天下一品店に行って喜んでいる嫁さんと私の2人だけの暮らしではそんなお金は必要ありませんよ。笑
と言うより、農園で倒れないように働くことが最優先事項であることを師匠達を含めて私の周りの者達に理解してほしいですね。笑
先日師匠のYさんが私が頑張って苗木を植えているのを見て、声を掛けに来てくれました。
そして師匠は「アンタいくつになった❓」と訊くので、私は「63歳になりましたよ」と答えたら、師匠は「アンタが70歳になった時はレモン栽培でお金持ちになれるで❕」と言うのです。