本日嫁さんの半年毎の全身CTと血液検査、そして骨密度、全ての検査に異常なしという結果をドクターから聞きました。

ドクターは手術から丸3年が経過したので、一段落したと安心しても良いと言ってくれました。

しかし半年後の8月にも同じ全身CT検査は受けなければなりませんが。

 

バンザイ❕ バンザイ❕ バンザイ❕ 

 

息子と嫁のGちゃんも今日の検査結果を待っているので、病院から駐車場に停めた車の中で早速LINEのグループトークに検査結果を報告しました。

 

そしたら息子から安心したとの短いメッセージが着ました。

 

日本との時差が15時間あるセントルイス在住の息子はいつも私が検査結果を連絡するまで寝ないで待っており、母親が血液検査の結果の用紙を写真で撮ってLINEで送ったものを見て、白血球が少し低いのでXXXを食べなさいとか、コレストロールの値が高いから、XXXは控えなさいとか、そういう面倒くさいことを言ってきます。

ところが今回は検査結果を聞いても安心しましたという一言だけだったので、何だか変だと感じました。

 

ひょっとしたら息子かGちゃんが何かの病気を患っているのではないかと思って、お前達の方は元気か❓ 病気をしてないか❓とLINEのメッセージで訊いてみました。

去年の12月に息子達から二週間ほど連絡ないと思っていたら二人共コロナに感染していたことをこのブログに書きました。笑

だからひょっとしたらと思ったのです。

 

そしたら息子から「今仕事中。後で連絡する」という二つ目のメッセージが着ました。

後に息子から連絡があったのですが、何と、あの時は実験室で学生達に実習をしていたのです。

今回の診察の予約は朝一番を取れたのですが、セントルイス時間は午後の6時でした。

数名だけの院生の実習なので私のLINEにその場で返答できたのでしょうが、普通は学生を教える実習中にLINEなんかは絶対に見ませんよね。

息子は仕事中でも母親の検査結果を知りたかったのですよ。

 

どれだけマザコンやねん❕と思いましたよ。笑

 

今回はドクターは手術から丸3年が経過したので、一段落したと安心しても良いと言って貰えたので、お決まりの昼飯コースのスシローではなく、ちょっと贅沢して、私が大好きな牡蠣フライを食べらえる日本食レストランに行ったのですが、開店時間が11時半だったので1時間以上も待つ必要があり、嫁さんに即変更されました。

私の仕事関係の書類をJAの事務局に提出しなければならないので、それを先に済ませれば30分の待ちになるのですが、嫁さんは30分も店の前で待つ人ではありません。

 

結局は嫁さんの思惑通り、スシローの期間メニューの大大大大感謝のかに祭に行きました。

でも、こっちの方が美味しかったと思います。

スシローさんは村で一番の貧乏農家の我々にも腹一杯のカニ寿司を食べさせてくれるのです❕

感謝します。

 

 

 

今回嫁さん以下の皿を中心に食べていました。

皿にカニ寿司が三貫があり、確か480円か580円でした。

貧乏農家の私でも流石にこの歳になるとスシローの一皿が何百円であるかは気になりません。

 

 

 

ジューシーな牡蠣フライが食べたかったのですが、今回は嫁さん推しの今年最後の

大大大大感謝のかに祭が大正解でした。

 

そして自宅に戻ってから息子達からLINEのビデオ会話が掛かってきました。

実は数日前の嫁さんのチクリによって息子が腹を立てており、長々と説教をされてしまうのです。

今回の検査結果が出るまでは息子達は私を叱るのを待っていたのです。

 

私が叱られる理由は私が小銭稼ぎをするのに目がくらんでしまい、農園で無茶な仕事をして、嫁さんに迷惑をかけていたことでした。

筋金入りのマザコンの息子は母親をイジメる奴は父親の私でも敵になります

 

実は、その通りだったのです。

小銭稼ぎに目がくらんだのは事実でした。

 

事の発端はマイヤーレモンの苗木に新葉や新枝が生えてきたのを発見したことでした。

普通なら2月はレモンの苗木は冬眠しているのですが、今年はかなりの暖冬であり、本農園の畑の中で日光がよく当たる畑に植えた苗木は成長をし始めたのです。

 

これは確実に小銭稼ぎになるのです❕

 

今年仕入れたマイヤーレモンの苗木はかなり成長したマイヤーレモンの太い枝をカラタチの台木に接木された早く収穫できる高額の苗木です。
3月か4月中旬までに植えれば今年の秋に実がなる優秀な苗木なのです。
 
苗木は夏でも秋でも新しい葉や枝が生えてきますが、春に生えてきた枝だけに実がなるのです。
私がJAのアドバイザーさんと今年に残りの240本を苗木を植えて、数年後には合計600本のマイヤーレモンの木に成る何万個の実を出荷することを約束しています。
今年の私のミッションは240本の苗木を植えることですが、夏や秋に植えた苗木には実がなりません。
 
一年間で240本の苗木を植えるのですが、実際に農園で作業できる期間は8ヵ月ぐらであり、一ヶ月に30本の苗木を植えればいいのです。
つまり1日1本植えれば取り敢えず約束は守れるのです。
 
以前の日記に書きましたが、3月初旬までは冬休み期間なので、大人しく家でギターを弾いて楽しんでいる予定でした。
ところがこの暖冬ですよ、先日なんか初夏の気温でしたね。
私は今年の暖冬を利用して一本でも多くこの時期に苗木を植えて、今年の収穫を少しでも多く得たいと企んだのです。
 
捕らぬ狸の皮算用かもしれませんが、悪友達も私の小遣い稼ぎを手伝いに来てやると言ってくれているので、私の計算では冬休み期間のギターを弾く時間を返上してレモンの苗木を植え始めたら、その収益で私がセカンドバイクとして欲しいクロスカブの新車ぐらいは買えのです。笑
 
【HONDAのクロスカブ】
 
嫁さんは大反対でした。
 
暖冬と言っても、昼間は温かくでも朝は寒いので、そういう温度差が激しい時期に無理をして働いたら身体を壊してしまうと言うのです。
それに肉体労働に全く縁のない友人達を巻き込んでしまえば、彼らは私以上に身体を壊してしまうと言ってました。
 
嫁さんの言う事を素直に聞く私ではありませんので、私は苗木を植え始めましたし、先日の日記に書いた様に悪友T君にも手伝いに来てもらって、排水工事をしました。
あの時は左胸の肋骨にヒビが入っていたので、大半の作業をT君にやって貰ったのが申し訳なかったです。
 
そして嫁さんが危惧した通り、私は身体を壊してしまいました。
 
私が排水溝をスコップで掘って、11本目の苗木を植えた時点でダウンしてしまいました。
 
 
 
高熱が出て、悪寒が止まらず、電気毛布をMAXして一晩寝れば熱は平熱に下がったのですが、お茶やジュース以外に何も口に入れることが出来ない日が3日続きました。

 

嫁さんと私はコロナワクチンを5回受けているのでコロナに感染したとは思ってなかったのですが、検査薬でチェックしたらやはりコロナではありませんでした。

今年流行しているインフルエンザは以前の日記に書いた様に一ヶ月ほど前にワクチンを接種しているので、それも可能性は薄いと思いました。

インフルエンザなら一晩で熱が平熱に下がることはないでしょう。

 

原因は軽い腎盂腎炎でした。

尿検査で判りました。

 

泌尿器科のドクターの話では私の左右の腎臓にはまだ小さな結石が数個ずつあるので、適度な運動を続けると膀胱に向かって移動するが、結石の周りには悪い細菌がべったり付着しているので、体力が落ちた時はその悪い細菌によって腎臓が炎症を引き起こしてしまうのです。
正常な時は結石の周りの悪い細菌を抑え込めていても、寒さや過労によって身体の免疫力が下がるとそのバランスが崩れてしまうのです。
 
ドクターは現在腎臓内に残っている結石は5㎜以下の小さいものなので、このまま農作業を続けていれば自然排出すると言ってくれました。
シカゴのドクターと滋賀総合病院のドクターの2人が内視鏡手術では摘出不可能だと言われた大きな結石も2年間の農作業の運動によって腎臓外に排出され、かかりつけのクリニックの先生が内視鏡手術で2個の結石を取ってもらったのは約1年前です。
 
今回は抗生物質を飲めば3日で完全に回復しましたが、マザコンの息子は父親の私のことよりも、母親の身体のことが心配なのです。
息子達は私の身体よりも母親が私の小遣い稼ぎに巻き込まれているのが我慢ならないのです
母親が抗がん剤治療の後遺症で今だに手足の先が痺れているのに私が農園で働かせているのが気に食わないのです
 
確かに寒い日に私が農園で行くと嫁さんも私を監視する役目を兼ねて一緒に農園に来てしまうことがあるのは事実です。
息子は母親を2月という冬の季節に農園に行かせたくないのですよ。
 
 
そして息子が言うのです。
 
「お父ちゃん、今度は何を買いたいの❓ お母さんや僕らに心配させてまでお金儲けする価値があるの❓」
 
私は息子達に上記に書いたマイヤーレモン栽培の事情を説明し、この時期に頑張っておけばクロスカブの新車を買えることも説明しました。
そしたら息子はそれじゃ、クロスカブを買ってやるから家族を心配させるようなことを絶対にせんといてくれ❕と説教されたのです。
 
息子達は肉体労働をやったことのない還暦を超えた老いぼれが無茶をしてお金儲けに色気を出したら何もかもが台無しになる❕と凄く失礼なことを私に言うのです。
 

更に息子達は言うのです。

 

息子とGちゃんは私がハーレーを乗リ回しり、ジャズをやって楽しむことが出来るだけで十分に幸せな人生を送っていることを自覚して欲しいと言うのです。
前述した様に息子とGちゃんはアラサーの青二才ですが、医療分野の研究をしている二人には本当に不幸な人達をずっと見てきているので、彼らの言葉には重みがありました

 

息子とGちゃんはNIH(National Institutes of Healthアメリカ国立衛生研究所)で研究員をしていました。

GちゃんはNIH内のNCI(National Cancer Institute、国立癌研究所)で癌の研究をしていました。

アメリカ政府の癌対策の本丸です。

 

嫁さんと私は一度だけGちゃんの研究室があるNIHの大きな病院を訪れたことがあります。

Gちゃんの研究室には大きな顕微鏡があったのが印象的でした。

Gちゃんは患者さんから採取した癌細胞をその顕微鏡で見ていました。

 

生まれてきてから全く何も悪いことをしていない幼い子供や将来の夢に向かって頑張っている若者が癌に侵され、辛い治療を続けています。

藁を掴む思いで新薬に期待し、辛い治療を続けても、その新薬が効かずに亡くなる方も少なくないらしいです。

亡くなられた患者さん達の死は決して無駄にはならず、今後の癌治療にちゃんと役立つと言います。

 

Gちゃんは病院内の研究室で何年間も患者さんの癌細胞を研究してきて、幸な人というのは仕事が終われば研究室の電気を消して、普通に家に帰れる身分の人であることを悟ったと言います。
そして幸せでない人は病院から外に出られない人だと言います。

 

33歳になった息子と30歳の息子の嫁のGちゃんの青二才2人が人生の大先輩である63歳の父親の私に生意気にも人生とは何か❓ 人の幸せとは何か❓を説くのです。

人の幸せとは不幸ではない時の全てだと力説します。

 

今回の様に無茶な仕事で腎盂腎炎を繰り返し、更に悪化させれば人工透析を受けなければならない状態になると言います。
本人の寿命が縮まるのは自業自得だとしても、家族まで大きな迷惑をかけてしまうのは人間失格とまで言われてしまいました。
 
今回の息子達の説教で小銭稼ぎに目が眩んでいたかもしれないと反省しました。
それは2日前に行った嫁さんとラーメン藤守山店のことを思い出したからです。
嫁さんの半年毎の全身CT検査を受けた後は必ずと言っていいほどラーメン藤守山店に来ます。
それは1週間後の検査結果を聞いた後なら、もしかしたら正常な精神でこのラーメンの美味しさを味わえなくなるかもしれないからです。
 

 

 

【私がいつも食べる醤油ラーメン】

 

【嫁さんがいつも食べる塩ラーメン】

 

やはりラーメン藤守山店のラーメンは世界一だと私は思います。

 

この店のラーメンを食べると生きる元気が貰えると言っていいほど美味しいラーメンです。

幸か不幸かは判りませんが、嫁さんと私はシカゴの高級レストランで一人$300ほどの料理を食べてもラーメン藤守山店のラーメンの美味しさには足元にも及ばないと思うのですから、我々は850円のラーメン二杯分の1700円を稼げばその日の幸せは買えるのです。

 

 

帰国した当初は1000円の醤油ラーメン大盛りを食べていましたが、3年経って更に体力が落ちたのでしょうか、大盛りは食べきれなくなったので、850円の普通の醤油ラーメンで十分になりました。

渡米する前の三十代の頃は大盛りラーメンにライスの小を付けて、関西特有のラーメンライスを味わっていました。

この店のラーメンのスープでライスを食べるのも美味しいのですが、もうそれは味わえません。笑

 

それで私は悟ったのです。

 

ラーメン藤守山店の850円の二杯分、1700円稼げばその日が幸せになるような食事が出来るのだったら、私が無理してお金を稼ぐ必要はないと...

悪友T君みたいに回らない寿司屋さんのあの店が美味しいとか色々と言ってくれるのですが、一貫が1000円ほどの寿司を食べないと美味しいと思えない人なら、凄く頑張って働かなければなりません。笑
 

嫁さんは「今のうちらの職場は農園やから、ええ服を着て行く場所も無いわ」と言って、買う服はユニクロばかりだし、元々バーキンのバックのようなブランド物には全く興味がないし、先日の日記の載せた嫁さんの従妹が乗っている高級外車にも乗りたいとは全く思わないと言います。

嫁さんがBMWやベンツの車を運転しで買い物に行きたいという女性だったら、私はもっともっと身体を酷使して働かなければならなかったでしょうね。

 

これまで私と嫁さんは高級レストランに行ったことは数少ないので、そういう店の料理を食べても美味しいとは思わないのですが、それが貧乏人が幸せになる秘訣なのかもしれないと思います。笑

一杯850円のラーメンを食べて幸せだと感じるのはお天道様から授かった才能かもしれません

 

私の様なラーメンマニアでないと理解してもらえないと思いますが、ラーメン藤守山店のラーメンは本当に美味しいのです。

幸せを感じるのです。

そう考えると私がレモン栽培で大成功して、ランボルギーニを運転する身分になっても、我々が世の中で最高に美味しいと思うラーメンを食べるためにしてラーメン藤守山店にランボルギーニを乗り付けて、850円の醤油ラーメンを食べるのです。

お天道様は上手に人間社会を作っておられますね、人間誰もが850円以上の幸せは買えないようになっているのかもしれません。