みなさん、おはようございます。


我が家の南極にて、ついにお腹を壊したほそまゆげです。


『我が家の南極』については前回記事に。


エアコンの風が冷たかった。。


さて、ここ最近Twitterでこんなツイートを見かけました。


「スト6はシーズンごとにLPがリセットされる」


何だって?!


異なるフォロワーさんのお二人がそのようにツイートされていたため、どこかにソースがあるはずだとググってみました。


なるほど、2023年4月21日のCAPCOMショーケースにて、中山氏がランクマッチの説明パートで、


「一定期間ごとにランクを決めるアクト機能なども用意されています(コメントまま)」


と解説されていました。


カプコンショーケースにて言及。25:40〜


おかしいな?ボクもこのショーケース観たはずなんだけど全く記憶になかった。大体いつもそうなんだよね。人の話をちゃんと聞けない種類の人間です。ゴメンなさい。


さて、話の流れから、これは「新しく始めたプレイヤーにストレスなくプレイしてもらう」という考えの延長にあると思われます。


で。


前にも書いたんだけど、個人的にはリーグアップシステムは、前作スト5の方が好き。


リーグアップシステムの感想を書いた記事はこちら。


スト5では序盤のリーグ帯であろうと、ランクマッチで負けたら問答無用にLPは減少。リーグアップを目標とするならば、いかにしてLPを増やしていくかが重要な訳で、従ってそのような目的でランクマッチに臨むとすれば、絶対に負けられないと気が気ではなかった。


何時間、何日間もかけて貯めたLPも、負ければあっという間に失ってしまう。


そんなスリルに満ちたリーグアップシステムだからこそ、負ければメンタルを病み、目標に到達した時には飛び上がるほど喜んだものだ。


更に、スト5ではランクに細かく名前が付けられていて、ランクのアップダウンにより喜びが感じられたとボクは思う。


シルバーリーグからスーパーシルバーリーグにランクアップ、みたいにね。そのランクアップの時にはあまりにも嬉しくてリアルに泣いたくらいだ。


もちろん、そのようなランクのアップダウンを数多く経験してきたことで、ボク自身に耐性がついたということも影響しているとは思う。

しかし、どうにもスト6の☆数によるランクアップ評価は薄味に感じられてならない。


とは言え、それこそがCAPCOMのスト6チームが意図して用意したシステムなのだろう。


競われるべきは腕前、真の強さであって、LPという数値の大小ではない。


数値の変動を気にする余り、対戦そのものが億劫になり、従って十分なe格闘技経験を重ねる機会が奪われ、よってなかなか勝てない状況が続く。対戦の面白さを知る前に対戦そのものが嫌になってしまい、スト6を通して得られたであろう感動体験を損なってしまう。ライトユーザーであればこそ、そういうことはありがちな現象なのだろう。


で。


一定期間ごとにランクを見直すアクト機能とやらはどんなものなのだろう?


それまで積み上げてきたLP、ランクアップがやがてリセットされるとしたら?


人生において、過去の栄光と呼べる実績があるとすれば、それは現在と未来において何と心強い慰めになろうことか。


「あの頃は良かった」


そう思える過去があることは幸せなことだとボクは思う。


間違ってはならないのは、そんな美しい思い出にすがり続けることで、現在と未来を損なってしまうこと、それだけだ、とボクは思う。


人は誰でも幸せになる権利を持つ。

今日が幸せであるならば、明日はもっと幸せになろう。ゴードン・ゲッコー曰く「Greed is good.」であり、我々はより豊かな人生を歩き続けたいと強欲であって良い。


ゴードン・ゲッコーかっけぇ…。


で。


恐らく、明日はもっと幸せになりたいと思う方がマジョリティであるのに、そのように行動できないことが多いように思う。


ボクは間違いなくそうだ。


より豊かな人生を送るために。

苦しいこと、うまくいかないことが目の前に立ちはだかった時、誰かがその困難を打破してくれないかと願う。心の底から救世主の出現を臨む。しかし、自らがそれになろうとはしない。現状に甘んじ、自らの可能性を信じず、どうせ無理だと諦めてしまう。


なぜか。


恐らく自分自身が歩んできた過去と現在から、未来はきっとこうなるだろうと導き出しているからだ。昨日まで出来なかったことが今日出来るようになる?そんな都合の良いことが、これまでに一体どれだけ起こったというのか、と。


で。


スト6の新しいランクアップシステムは、そのようなボクのような人種に対して、仕組みとして変化を提供してやろうという挑戦なのではないか?


すなわち、意図して過去と現在を取り上げることによって「君自身が君の望む救世主になる努力をしたまえ」と。



違うか。



ダラダラと書いたけど、まあそんな感じで歓迎しますよ、スト6の新しいランクアップシステム。


すがることの出来るLPやランクといった実績は永久不滅ではなくなるが、スト6プレイヤーの皆さんと築いていく思い出は永遠だ。そして、それこそがボクたちを本当に支えてくれる心強さに他ならないのだ。



ワールドツアーモードで何度も問いかけられる。


「強さとは何だ?」


そんな問いかけからも、CAPCOMスト6チームのメッセージが伝わってきそうだ。



つづく