9/25、会派を代表して一般質問をしました。

4回に分け、概要について記載します。

 

タイトル:子供たちの世代へ責任ある政治を‼︎

1.令和5年度決算について

2.家庭系廃食油の回収

3.マンガ・アニメを活用した文化振興策

4.新たな学校改築方針

5.学校プールの管理のあり方

6.学校給食費の予算

 

【1.令和5年度決算について】

Q:令和5年度予算は高野前区長が編成した最後の予算であり、編成時には堅実な財政基盤を基とした区制100周年に向けた事業展開を前面に出していた。(高際区長が執行した)決算時には区民生活への支援を強調。

当初予算編成時の目的の達成状況、9次に渡る補正予算編成の意味合いを含め、令和5年度決算をどのように総括しているか。

A:当初予算で計画した事業の着実な実施に加えて、補正予算編成を通じて「区民生活支援」に積極的に取り組み、未来に向けて新たな第一歩を踏み出すことができた決算と評価。

 

【2.家庭系廃食油の回収】

航空業界の再生燃料SAF等の世界的な需要の高まりなどで廃食油を再利用する機運が高まっていますが、国内では事業系の廃食油の回収は進んでいるのの、家庭で不用となった廃食油に関しては道半ばです。

本区では従前より家庭系廃食油の区内公共施設での回収を進めており、石鹸の原材料などに再利用しています。

回収拠点は区民ひろばなど21ヶ所で、回収量は年間で約3t。全国油脂事業協働組合連合会の資料を基に計算すると、回収率は約0.8%相当です(札幌市の回収率は同計算で約9%相当)

8月末に行った札幌市での家庭系廃食油の視察内容なども踏まえ、家庭系廃食油の更なる回収と回収データ活用などの提案をしました。

⇒blog R6.8.28視察「札幌市視察 食用油(廃食油)の回収、地区まちづくり推進制度

 

Q:本区の回収拠点は現状で21ヶ所だが大塚駅南口、巣鴨駅、池袋駅西口、要町駅周辺などは手薄で区内に均等に設置されているわけではない。回収拠点は出来るだけまんべんなく設置されることが望ましいが、回収拠点に関する区の方針は。

A:回収のためのスペースを確保できる区有施設を最大限活用する、という方針だったが、今後は区民の利便性を考慮し、千川・要町などといった町域ごとに最低1拠点の設置ができるよう検討する。

 

Q:家庭系廃食油の回収は毎月第四月曜日の午前中のみ。受け入れが可能な日数や時間を延長してはいかがか。

A:拠点回収を始めた平成18年度当時に想定した回収量や回収作業時間を基に月1回の回収日としたが、近年の区民ニーズや生活スタイルの変化に対応し、資源循環をさらに進めるためにも、回収可能日・時間帯を拡充し、利便性を高める必要があると認識。

 

Q:札幌市では公共施設だけでなく民間の商業施設などにも回収拠点を設置し、回収量を増やす取り組みを行っていた。本区でも民間の商業施設などにも回収ボックスを設置するなど、区民の利便性をより高めるべきだが区の考えは。

A:回収拠点を拡充する上で民間施設での回収は有効と考えられるので、回収スペース確保等の課題はあるが、設置に向けて検討する。

 

Q:家庭系廃食油には、料理に使用した後の食用油だけでなく、未使用のまま賞味期限切れになった食用油も含まれる。家庭系廃食油の回収目的・リサイクル用途・拠点などの他、未使用の食用油の廃棄方法につき、改めて区民への周知を図るべき。

A:未使用油の回収も行なっているが、廃食油という言葉からは使用済みの油のみを回収するという印象を持たれている可能性も考えられ、周知は十分でないと認識。今後は一層の回収が進むよう、未使用油の再資源化も含めた区民周知の強化を進める

 

Q:本区では家庭系廃食油の回収目標などの設定はしていない。資源化率の上昇と質の高いリサイクルのため、家庭系廃食油の回収目標を設定し、再資源化の流れを加速してはいかがか。

A:目標となる指標を設定し区民と共有することは、ごみ減量を図り資源循環を進める上で必要。目標値は、全国油脂事業協同組合連合会など、産業界との連携などについて十分な検討が必要となるので、第5次一般廃棄物処理基本計画の審議をしているリサイクル清掃審議会において検討したい。

 

Q:SAFへの再利用をするための国際認証には廃油をいつどこでどのくらい回収したかについての情報の取得が必要。現時点で本区で回収する家庭系廃食油はSAFへの再利用をしている訳ではないが、今後の再利用方法の拡大を見据え、回収拠点ごとのデータを取得して施策の効果を図る取り組みを進めてはどうか。

A:回収拠点ごとに回収量を計測しているが、今後は廃食油回収に気運醸成を図る観点からも、回収時に得られたデータを区民へ公開するなど活用を進める

 

次の記事に続きます。