1/31、マンホールトイレを敷地内に設置できるようにするための工事を完了した巣鴨小学校の現地視察をしてきました。

同事業の予算化の経緯はHPをご覧ください⇒参考:細川正博HP「マンホールトイレ整備事業の予算化

 

巣鴨小においては、従来は大塚三業通りの交差点内などにマンホールトイレを設置する計画になっていました。

しかしながら、道路上にトイレを設置するのは現実的な計画とは言えず、早期の対応が必要であることを指摘し改善されたものです。

 

校庭の一角に5基のマンホールトイレが設置可能となりました。

 

マンホールトイレには幕も設置されるので、プライバシーも担保されます。

 

下水管に直結しているため、断水時にも使用可能。

 

使用時にはマンホールトイレ設置部の下水管(枝管)を遮断し、水を溜めます。

水利は三業通り側の消火栓の計画。

排泄物が溜まってきたら、下水管の遮断を解いて下水管本管へ流します。

万一、下水管本管が破損した場合などは、枝管に排泄物を溜め、汲み取ることを想定しています。

 

従前は各救援センターに3基ずつ以上のマンホールトイレの配備としていましたが、今回の整備事業を契機に5基ずつ以上の配備となりました(設置場所を更に確保できている救援センターには、その設置場所分の機器を配備)。

5基の内訳は、女性用2基、男性用(大)1基、車いす用1基、男性用(小)1基(1基分の場所に分岐して2カ所の小便器を設置可能)。

 

マンホールトイレ整備事業は、今年度・6年度の2か年を計画し、合計8カ所の整備を行います(今年度は巣鴨小学校、西巣鴨中学校、など5カ所完了。6年度は豊成小など3カ所を整備。)。

その他、大規模改修時の整備として、5~7年度で5カ所の整備を行い、全救援センターの整備が完了します。

 

能登半島地震での教訓も活かしながら、今後も本区の防災対策が更に進むよう取り組んでいく所存です。