12/5、第4回定例会の最終日でした。

本会議に先立ち行われた議員協議会にて報告事項がありましたので記載します。

 

〈報告事項〉

1.区民による事業提案制度における選定結果について

2.「未来としまミーティング」の実施について

3.令和 4 年度東京都後期高齢者医療広域連合決算の概要について

4.令和 6・7 年度 後期高齢者医療保険料率(算定案)について

 

【1.区民による事業提案制度における選定結果について】

区の新たな試みとして区民による事業提案を受け付け、10/20〜11/10の期間で区民による投票が行われました。

投票結果を受け「区民による事業提案制度審査委員会」において、投票数の多い順に6件が選定されました。

 

〈選定された事業〉

・公園に日避けを作ってほしい/公園の日陰化

・空き店舗活性プロジェクト

・道路予定地の有効活用

・としまベンチプロジェクト

・スポーツのチカラで子どもたちの健康な未来を築こう!

・区民が運営する、多文化共生センター事業

 

〈今後のスケジュール〉

12/5 選定事業公表(報道発表、ホームページ等)

12月下旬 各事業の事業内容を決定

R6.2月上旬 6年度予算案において事業内容を公表

3月 6年度第1回定例会での審議

 

【2.「未来としまミーティング」の実施について】

区民と区長が対話をする「未来としまミーティング」を実施するという報告がありました。

 

〈実施方法〉

・実施形式は区が主催。区政に関するテーマにつき、区長と参加者が意見交換。原則公開、内容は記録、概要について公表。

・テーマは、区政全般あるいは特定の区施策に関すること

・対象者は、区内在住・在勤・在学の個人及び区内の地域団体。テーマを限定する場合は対象者を特定する場合あり。1回あたり30人程度まで。

・実施時期は必要に応じ開催、1回あたり概ね90分程度を想定。

・実施会場は原則として区施設での開催、状況に応じて民間施設の実施も可とする。

 

〈今後の予定〉

◆第1回未来としまミーティング

テーマ:豊島区の教育施策について

日時:12/20(水)18時〜19時30分(17時30分受付開始)

会場:としまセンタースクエア

対象者:区立小・中学校に通う児童・生徒の保護者

※2回目以降は調整中

 

令和6年度は、子供・環境・福祉・安全安心等の区政全般をテーマとする開催、及び大学等対象を特定した開催を想定

 

【3.令和 4 年度東京都後期高齢者医療広域連合決算の概要について】

【4.令和 6・7 年度 後期高齢者医療保険料率(算定案)について】

後期高齢者医療は「東京都後期高齢者医療広域連合」が保険者です(料率は同広域連合が設定)。
同連合の決算の概要及び現時点での令和6・7年度保険料率の検討案についての報告がありました。

決算概要
・被保険者数は制度開始の平成20年度と比較し、令和4年度で約53%増加(被保険者数は約165万人)
医療給付費は同77%増(8148億円→1兆4395億円)。令和 2 年度実績は新型コロナによる受診控えの影響か医療給付費が制度発足後初めて前年度比マイナスでしたが、令和 3、4 年度実績は再び前年度対比で増加となり受診控えからの回復傾向が続いています。また、4年10月からは現役並み所得以外の被保険者であって一定所得以上である者の窓口での 2 割負担が開始され、2 割負担者に対しては自己負担の軽減措置(配慮措置)が行われました。


令和6・7年度保険料率(算定案)
・後期高齢者医療の財源構成は、一般の場合は患者負担(1割・又は2割)を除き、高齢世代が約1割(H20の制度開始時は10%⇒R4・5で11.72%、R6・7で12.7%の見込み)・現役世代が約4割・公費が約5割。現役並み所得者では患者負担(3割)を除き、高齢世代が約1割・現役世代が約9割で公費負担なし。
・出産育児一時金へ後期高齢者からも新たに財源を拠出、後期高齢者の保険料負担の財源割合を引上げ、保険料賦課限度額引上げ(R5:66万⇒R6:73万⇒R7:80万)などの医療保険制度改革に伴う改定要素あり。これらについては均等割のみの被保険者(年金収入153万円以下)には影響が及ばないよう所得割のみで反映。年金収入153万円超~211万円以下の層は保険料増額を1年間猶予。

・現時点では、政令通り算定(一般財源投入なし)で1人当たり平均保険料額は13.7%増加見通し、特別対策と所得割独自軽減を実施した場合で1人当たり平均保険料額は8.5%増加となります。

この試算には、厚労省通知に基づく後期高齢者負担率及び出産育児一時金の正確な財政規模等の確定、所得係数等の変更、均等割額の軽減判定所得、などの増減要因があり、最終案で反映されます。

報告事項は以上です。