11/7、環境・清掃対策調査特別委員会が行われました。

 

〈調査案件〉

1.2050年「ゼロカーボンシティ特別区」の実現に向けた特別区長会共同宣言等について

2.ごみ集積所における不法投棄の状況及び対策について

3.その他

 

【1.2050年「ゼロカーボンシティ特別区」の実現に向けた特別区長会共同宣言等について】

10/16、東京23区特別区長会において「ゼロカーボンシティ特別区」の実現に向けた特別区長会共同宣言が行われました。

⇒特別区長会HP「『ゼロカーボンシティ特別区』区長会共同宣言・金融機関との協定締結式を行いました。

 

・共同宣言の内容実現に向け、検討推進するための組織を設置。12月以降に検討組織が開かれる予定。

・以下4点の記載内容について検討

1.再生可能エネルギー電力の利用(区有施設への再エネ電力の共同購入の検討)

2.中小企業の脱炭素化への支援(金融機関などとの連携による支援の検討)

3.建物・住宅のZEB・ZEH普及(ZEB化の事例共有及び職員知識向上に向けた人材育成の検討)

4.CO2吸収量の確保・効果の把握(森林環境譲与税に関する情報共有及び活用法の検討)

・金融機関との連携協定(みずほ、三菱UFJ、三井住友銀行の3行)

 

・カーボンオフセットは豊島区や新宿区などが先行。先行した取り組みの縮小がないよう配慮される、とのこと。

・金融機関との連携では、地元信用金庫などとの連携も含まれる。中小企業のCO2削減計画策定、コンサル、評価、算定方法などの支援を金融機関が支援すること、などを想定。今後検討。

 

【2.ごみ集積所における不法投棄の状況及び対策について】

不法投棄の状況及び対策について報告がありました。

 

不法投棄に関する連絡先

・ごみ集積所…豊島清掃事務所

・国道…東京国道事務所万世橋出張所

・都道…東京都第四建設事務所

・区道…土木管理課

・公園…公園緑地課

・私有地…土地所有者・管理者

 

不法投棄の状況等

・調査、対応状況については、令和4年度の件数は7360件、3年度6488件、2年度7466件

・不法投棄された粗大ごみ回収状況は、4年度は4189個で前年比▲604個。

元年度までは減少傾向でしたが、2年度以降はコロナ禍の影響で数量増加。

収集車両を2年度までの3台から3年度で4台、4年度で5.5台へ増車し、それに伴い粗大ごみ待ち日数(2年度24日⇒3年度28日⇒4年度7日)、不法投棄数量は共に減少。

・不法投棄された粗大ごみの上位品目は大きな変動なし。4年度は布団、木材・板類、敷物、スーツケース、椅子、の順。

・4年度の粗大ごみの不法投棄の状況は、地域別の多い順番で、池袋、南大塚、西池袋、高松、池袋本町。高松は例年は順位が低く、4年度は特殊な事情か。

繁華街エリアや外国人数が多いエリアの方が相対的に不法投棄も多い傾向が続いている。

 

・外国人の場合、粗大ごみの捨て方が分からないために、結果的に不法投棄をしてしまっている可能性もあります。

不法投棄のごみには警告シールを貼っていますが、外国語対応できるようQRコードの表示など検討するとのことです。

また、担当部署が外国人支援の団体との意見交換も重ねています。どのような方法だったらごみの捨て方の理解が深まるか検討し、改善できるところは改善したい、とのこと。

 

【3.その他】

6年1/29に行う、現地視察の概要について説明がありました。

 

視察先:エム・エム・プラスチック株式会社 富津プラスチック資源化工場

提案理由:区が回収したプラスチック資源は中間処理後、再資源化事業者へ引き渡すが、一連のリサイクルの流れのうち、特に再資源化処理を行う工場を視察することにより、本区のリサイクル事業についての理解を深めるため。

 

今回の視察場所については、中間処理施設を視察することも検討しましたが、リサイクル工程の出口に当たる中間処理後の再資源化の現場を各議員が視察したほうが、より再資源化の必要性について理解が深まると考えて選定しました。

 

視察の内容については、視察後にblogに記載予定です。

 

次回の委員会は、12/12(火)に行われます。