6/27に行った一般質問に関する記事の続きです。

 

タイトル「高野区政の継承と発展 区制100周年の未来に向けた土台作り」
1.区長の区政への基本的な考え
2.子育て支援策
3.デジタル・AIの活用
4.池袋周辺のまちづくり
5.職員の働き方改革
6.施策の効果を高めるための地域組織再編
7.伝統工芸への支援
8.ハト等への給餌での被害防止

 

7.伝統工芸への支援

伝統工芸の保存の意義や課題に触れつつ、区へ支援策の要望や提案を行いました。

 

Q:伝統工芸展の会場は今年度から「としまセンタースクエア」に戻る。

会場を戻すにあたって、改めて伝統工芸展の開催意義と目指す成果を確認する。

また、販路拡大につなげるなど具体的な成果を感じられるイベントとなるよう、保存会と事前によく協議をして頂きたいがいかがか

A:来場者に伝統技術があることを理解いただくこと、実演や体験教室を通じて技術の継承や販売促進につながることを目指している。今年度は保存会発足30周年を迎える、記念となるようなイベントとしたい。内容はこれから検討だが、展示方法や作品の情報提供、体験教室、工芸品の販売促進など、保存会の皆さまのアイディアを聞きながら準備する。

 

Q:伝統工芸保存会が地域や学校などからの依頼で体験教室などを行っているが、講師料が十分な水準ではない。対応を図るべきではないか。

A:調査を実施したところ他区と比べて安い状況にあることが判明。講師料の単価引き上げについては、工芸士に直接依頼している件数や講師料の実態を把握し、保存会の意見を聞きながら改善に向けて検討する。

 

Q:昨年度実施した「東京としまの宝物」は他業種との協働につながるイベントであり、伝統工芸品の販路拡大の方策の突破口にもなりうる。昨年度の同イベントの成果は。今年度実施の課題は。

A:開催を通じて様々な業種の方々が活発に意見交換を行う中で、参加者同士の交流や連携が生まれたことはなどは非常に成果があった。課題はより多くの事業者の参加、地域グランプリを開催する費用の工面、更なる事業者への支援。

 

Q:「東京としまの宝物」で良好な成績を収めた商品やサービスには、ふるさと納税の返礼品に加えることや区のイベントでの出店機会を確保するなど副賞を設けてはいかがか

A:提案の通り、ふるさと納税の返礼品に加えることにより、区を代表する名産品になる可能性も高いと考える。出店機会は、昨年度は全国大会に出場した4事業者に「としまMONOづくりメッセ」への出店を頂き、ファーマーズマーケットへの出店の日程調整も行っている。今年度は副賞化も念頭に、多くの事業者の参加と販売促進につながるよう官民一体となって取り組む

 

8.ハト等への給餌での被害防止

大塚駅南口でのハトへの餌やりにより、ハトのフン害や餌の残差でネズミが出没するなどの被害が出ており、地域の方々からご相談を受けています。

都内の自治体では、少なくとも5区でハト等への給餌による悪影響を抑制するための条例を制定し、具体的な対策を講じています。

 

Q:ハト等への給餌による悪影響についての現状をどのように捉えているか、見解は。

本区でも条例によりハト等への給餌による悪影響を減じるべきだが見解は。

A:毎年60件以上の相談を受け、殆どが公園や道路における給餌行為やフン被害等に関するもの。区は給餌に対する苦情や相談に対して都度丁寧に対応していて条例を設けていないが、今後は他自治体の実施状況や条例による抑制効果なども研究し検討する。

 

Q:大塚駅南口のハト等のフン害は既に地域では大きな課題。電線や駐輪場の上にハト等が止まれないよう防鳥剣山を設置するなど当面の対応を早急に施すべき。大塚駅南口のハト等のフン害については早急な対応が必要だが区の考えは。

A:平成29年の広場整備直後からハト等のフン害は発生。日常の清掃や餌やり禁止の看板設置などをしてきたが、フン害はなくなっていない。今後さらに一歩踏み込んだ対策が必要だと考えており、提案の方法に加えて他地区の成功事例等を参考に、早急にフン害への対応を行う

 

一般質問については以上です。

 

※一般質問の全ての質疑と答弁はインターネット中継でご覧いただけます。

(文字に起こした会議録は数か月後に掲載されます)

豊島区議会HPインターネット中継 令和5年第2回定例会-第2日6月27日-細川正博議員